泳ぐ写真家龍之介 -34ページ目

「東大博物館」

東大博物館というムックが企画されて
そこに保管されている、あらゆる分野の珍品、お宝を撮影したことがあります。
あまり、そのような撮影は受けないのですが、
編集者の、「驚きの連続だよ(ノ゚ο゚)ノ」という誘惑に勝てずに
受けてしまいました。
その中で一番印象に残っているのは、
骸骨研究室。
広大な研究室の陳列棚は、頭蓋骨のオンパレード。
引き出しも頭蓋骨だらけ。おそらく数百単位のコレクションだと思います。
最初は、不気味でしたが、これだけそろっていると見事で、
「人生いろいろだけど、みな死んだらこうなるんだ!」
なんて、妙に感動してしまいました。

カメラマンの観察眼からして、微妙に他と違う頭蓋骨があったので、
それを指摘したら、
それまで、無口だった東大の骸骨博士から、
「よく分かりましたね、実に素晴らしい指摘だ!」
と褒められ、
延々とその説明を聞くはめになりました。
その頭蓋骨とは、オーストラリア原住民のアボリジニのそれでした。
研究によると、現代人の頭蓋骨と形が微妙に違うそうです。

日本人の頭蓋骨コレクションは、
ほとんどが江戸時代のものでした。
それらは、大部分が港区の白金台近辺から出土されたものとか。
説明によると、
白金、白金台、高輪付近は、江戸時代に広大な墓地だったそうです。
道理であの近辺には、泉岳寺をはじめ
古刹、名刹が多いわけです。

おしゃれな白金も、元はと言えば墓地だったのか。
と分かってしまうと、
ちょっとイメージも変わってしまいました。

墓地がおしゃれな街になったり、
華やかな人生を送っている人も
最後は骸骨になる。

「諸行無常よのう!」

と変に達観した撮影仕事になりました。

「もろみ酢」

知人が琉球もろみ酢組合の組合長をしているので、以前から

もろみ酢には興味がありましたが、

先日、ついに初めて購入しました。

無糖だったので、そのまま飲むのはしんどく、

強い甘みのある玄米黒酢とブレンドして呑んだら、

結構イケました。

ちょうど、先日は、水泳の朝練→仕事→水泳の夜練

というハードなスケジュールだったので、

その合間に、呑んでみたのですが、

意外や意外、その効果は、本日の朝来ました。

疲れ、特に筋肉の痛みが、明らかに少なくなって、

疲労もほとんどありません。


まだ、続けてみないと分かりませんが、

明らかに効果はあるようです。

しばらく人体実験をしてみようと思っています。


このブランドのもろみ酢、アルコール分は含まれて居ません。

と書いてありますが、

明らかに、呑んだあと、体がほてります。

確実にアルコールが含まれているようです。

注意しないといけないですね。


それから、

「もろみす」の変換、マックでもウィンドウズでも

「もろみ酢」と変換されずに、

「もろミス」となります。

「もろにミスをした」の意味でしょうか。

一時代昔のスラングのようで、

まさに「もろミス」です。


人工知能なんて言っていますが、

かな漢字変換で、この有様です。

笑ってしまいます。

「インテリア」とファッション







私の友人で、職業別で最も、インテリア・小物に凝っているのは、
建築家さんたちです。
さすがに、多くの物件を手がけ、
たくさんの良いものを見聞きしているだけあって、
一流のセンスのあるものを揃えていて隙がありません。
しかし、隙がないと、
疲れるのです。
疲れるのは、私だけだと思っていたのですが、
知人のベテランコピーライター嬢も同じことを言っていました。
その点、スタイリストさんや、グラフィックデザイナーは
センスで勝負の世界にいるだけあって、
お金をかけない、うまいアレンジと遊び心で、
部屋や事務所は、楽しさでいっぱいです。


IKEAが上陸して2年ほど経ちました。
私も店が近いせいもあって、結構いろんなものを購入しました。
結構チープな感じがして、悪く言えば、安物っぽいのですが、
それを逆手にとるようなセンスの良さがあって、
私は好きです。
また、自分なりにアレンジすると、結構自分の生活に溶け込み、
「皆と同じ物を使っている」という感覚がありません。

先日、IKEAからカタログ会員誌が届きました。
この号は、
「さまざまな家族のかたち」というタイトル。
「父子家庭」や、「夫婦と旦那の弟の3人暮らし」
なんて、日本では、ネガティブにとられがちな家族構成の
インテリアや小物のアレンジを明るく楽しく紹介しています。
世間的には、一般的でない家族構成を
生き方や、ファッションとして捉えているところが、
凄いし、おしゃれだと思います。
インテリア小物の世界を
家族構成という側面から、ファッションにしてしまったIKEA。

提案も意図もはっきりしていて、
とても好感がもてます。

こんな生活を楽しむ人と、
それを提案するような粋なメーカーが出てくると
日本も、もっと楽しくなるのでは、
と思いました。