「第8回 佐久全国臨書展」の結果です! | りゅうちゃん2(ryuchan2)『独学書道』のブログ ~Japanese Calligraphy~

りゅうちゃん2(ryuchan2)『独学書道』のブログ ~Japanese Calligraphy~

2013年から数十年ぶりに書道を再開し、主に書道展出品を通して、モチベーションを上げながら、独学で書道の勉強をしています。本ブログは、自身の成長の記録や振り返り、また多くの皆さまの参考になればと思い、発信しています。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

毎年出品させていただいている佐久全国臨書展の開催地の長野県は、この度、甚大な水害に見舞われてしまいました。毎日、報道を見ていて、本当に目を疑う光景ばかりでした。
 
心からお見舞い申し上げ、1日も早い復興ができますよう心からお祈りしております。
 
 

先日〔10月16日(月)〕、比田井天来・小琴顕彰「第8回 佐久全国臨書展」審査結果通知が届きました。今回展で、6回目の出品になります。

 
本臨書展の漢字部は、「毎日系」の書風の出品作品が多く、渇筆を生かした迫力のある作品で、ハイレベルな書道展です。毎年、とても勉強になっています(過去特別賞受賞作品は、コチラ  

そして、1年間で唯一、全紙作品を出品する書道展です。
 
 
また、本臨書展の審査員は、現代の書壇を代表する先生方が多く、審査していただけるのも大変光栄です。
 
 
本臨書展の詳細は、コチラ  です。

また、出品総数は、各部門合わせて、例年約3,500点弱で、そのうち、今回展の一般部 漢字部門は、467点です。

 
次に、褒賞です(漢字部のみ)
 

特別賞約3) ※受賞割合(%)は、今回展の一般部のもので、多少毎年変わります。

◎比田井天来賞(「漢字」のみ)

◎比田井小琴賞(「かな」のみ)
※賞状、副賞、表彰式出席対象、佐久市立近代美術館軸表装常設展示、図録に作品写真(特大)掲載 


◎佐久市長賞
◎佐久市教育長賞

◎佐久市書道連盟賞

◎佐久市立近代美術館賞
◎審査員賞

・石飛博光賞、加藤春暉賞、高橋蒼石賞、中原志軒賞、比田井和子賞、船本芳雲賞、山中翠谷賞


※審査員が個々に選ぶ個人賞で、他の賞と重複受賞→全賞から各賞1名の計7名が受賞

 

<入賞>
⦿特選(約4%

※賞状、表彰式出席対象、佐久市立近代美術館軸表装常設展示、図録に作品写真(大)掲載  

○秀作(約23%

○佳作約37%

※賞状、佐久市立近代美術館軸表装展示(前期・後期に分けて展示)、図録に作品写真(中)掲載

<入選>約31%  

※賞状、図録に作品写真(小)掲載

 

・ 選外

 
 
そして、過去の審査結果受賞作品です。ほとんどが、空海「灌頂記」です。当たり前のことですが、全紙で作品づくりをするのは、半切と勝手が違い、本当に難しです。
 
第3回展…佳作〔空海「灌頂記」〕
 
第4回展…特選〔空海「灌頂記」〕
 
第5回展…秀作〔空海「灌頂記」〕
 
○第6回展…佳作〔顔真卿「裴将軍誌」〕
 
第7回展…秀作〔空海「灌頂記」〕
 
 毎年、全紙作品は、この時期に数枚しか書かないこともありますので、慣れないことも多く、作品としては、まだまだ幼稚な感じです。

また、余談ですが、「第4回展」の出品作品は、家族と喧嘩をしながら書いたものです。結構、気が立った状態で書いたのを覚えています。こんな時に書いた作品でも、上位賞に入賞することがあるので、喧嘩様々ですね!
 
毎回、入賞以上を目標に頑張っていますが、毎年、練習枚数5、6枚ほどで、お盆休みを利用して、暑くなる前の早朝1、2枚書く程度です。
 
部屋が手狭なのと、全紙は値段が高く、一番は、「無理なく」モットーですので、こんな感じで、のんびり出品が続けられればいいかなぁと思っています。
 
そして、今回展も、また空海「灌頂記」を出品させていただきました。ただ今回は、全紙に「胎蔵」2文字を臨書しました。大字を書くと、気持ちがスカッとしますね!
 
 
今回、使用したは、インターネットオークションで、2,000円で落札した少し硬めの羊毛筆「蒼風箋」という手漉きのしっとりとした薄手の紙を使っています。この紙は、渇筆が出て墨の食い込み発色が良い紙です。そして、は、奈良・墨運堂の「玄宗(濃墨液)」を使いました。ここ最近は、玄宗ばかりを使って作品を書いています。
 
 
それでは、今回展審査結果(速報)は、コチラ です。正式な審査結果は、後日郵送されてきます。
 
 
今回展は、「特選」(上位約3~8%)を受賞させていただきました。特選は、今回展で2回目の受賞になります。
 
本臨書展は、審査員級書道家の方々も出品されていますので、今回の受賞は、とても自信になります。ありがとうございます。
 
今回展は、表彰式出席対象にもなっていて、表彰式当日は、審査員の先生方の席上揮毫も行われます。また、特別賞受賞作品作品解説ギャラリートークも行われますので、時間が取れましたら、勉強を兼ねてお伺いできたら…と思います。
 
 
そして、今回展の展覧会表彰式などは、以下の通りです。お近くにお立ち寄りの方は、ぜひご覧ください。
 
【展覧会】
 ○会期  2019年12月11日(水)~12月21日(土)

 ○開館時間 午前9時~午後5時(月曜休館、最終日は午後3時まで)

 ○展示会場 佐久市立天来記念館

 ○入場料 無料

 
【授賞式】

 ○開会式 12月11日(木)開会式会場 佐久市立天来記念館

 ○授賞式 12月14日(土)特別賞受賞者が出席

 ○授賞式会場 JA佐久浅間望月支所3階大ホール

 

【特別企画】

 ○企画展(同時開催) 審査員臨書作品
 ○ギャラリートーク 中原志軒(臨書展審査員)

 ○12月11日(水)14時から

 ○テーマは「臨書と前衛書」

 

※現在、「佐久市立近代美術館」が改修工事のため、上記にて、すべての行事が行われる予定です。

 
 
それでは、この度も大変お世話になりました審査員の先生方をはじめ、天来記念館佐久市教育委員会の皆さまに、心から感謝申し上げます。また、次回展へも勉強のため、ぜひ出品させていただきたいと思います。