比田井天来・小琴顕彰「第7回 佐久全国臨書展」の結果です! | りゅうちゃん2(ryuchan2)『独学書道』のブログ ~Japanese Calligraphy~

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2013年から数十年ぶりに書道を再開し、主に書道展出品を通して、モチベーションを上げながら、独学で書道の勉強をしています。本ブログは、自身の成長の記録や振り返り、また多くの皆さまの参考になればと思い、発信しています。
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いよいよ11月ですね。朝晩、寒さが体に染みる時期になってきました。あと、2ヶ月で今年も終わりです。また、「平成」も、あと半年となりました。

 

先日〔10月29日(月)〕、比田井天来・小琴顕彰「第7回 佐久全国臨書展」の結果通知が届きました。今回展で、5回目の出品になります。今回展から、出品書類がデータ化されて、出品手続きがとても楽になり、大変ありがたく思います。

 
本臨書展は大変レベルが高く、特に上位入賞作品は、豪快の中にも繊細さがあり、とても見応えがあります。

出品者の方の中には、「日展」「毎日展」「読売展」「独立展」等、国内で最大級の書道展で入賞・入選されている方々も多くいます。
 
ただ原本に忠実にきれいに臨書するのではなく、オリジナリティーをふんだんに入れ、自己表現を最大にする中で、古典本来の本質を生かし、さらに、現代書道の感覚なども取り入れた作品が、特別賞や上位賞を受賞されているようです。(もちろん、細字の大変繊細で素晴らしい作品も上位入賞しています。)
 
ですので、毎回、とても勉強になる臨書展です。
 
そして、本臨書展の詳細は、コチラ です。
 
次に、褒賞です。
 

特別賞約3) ※受賞割合(%)は、今回展一般部のもので、毎年変わります。

◎比田井天来賞(「漢字」のみ)

◎比田井小琴賞(「かな」のみ)
※賞状、副賞、表彰式出席対象、佐久市立近代美術館軸表装常設展示、図録に作品写真(特大)掲載 


◎佐久市長賞
◎佐久市教育長賞

◎佐久市書道連盟賞

◎佐久市立近代美術館賞
◎審査員賞(審査員が個々に選ぶ個人賞で重複受賞の場合あり→全賞の中
から数名選ばれる)(約1%

※賞状、副賞、表彰式出席対象、佐久市立近代美術館軸表装常設展示、図録に作品写真(大)掲載
 

<入賞>
⦿特選(約4%

※賞状、表彰式出席対象、佐久市立近代美術館軸表装常設展示、図録に作品写真(大)掲載  

○秀作(約22%

○佳作約51%

※賞状、佐久市立近代美術館軸表装展示(前期・後期に分けて展示)、図録に作品写真(中)掲載

<入選> 

※賞状、図録に作品写真(小)掲載

 

・ 選外

 

※「第4回展」以降、「佳作」の入賞数が増え、今回展では過去最大の受賞者数

 
そして、本臨書展に初出品の「第3回展」「半切作品」での出品でしたが、以後、今回展までは、すべて「全紙作品」で出品させていただいています。

入賞者の方が増えるということは、実行が伯仲しているということでしょうね!
 
次に、本臨書展の入賞結果です。
 
○「第3回展」…「佳作
○「第4回展」…「特選
○「第5回展」…「秀作
○「第6回展」…「佳作」
 
そして、今回展に出品させていただいた作品は、前回展に引き続き、空海「灌頂記」です。同じ臨書をしていましても、常に新しい発見があり、いつも勉強になります(^^)
 
 
しかし、毎年、お盆休みの4日間ほどに、1日2枚ずつ、合計に7,8枚は書くのですが、今回は、3枚しか書くことができませんでした(T_T)
 
毎年、少しの時間に、少ない枚数で集中して書いていますが、今年は、それにしても少な過ぎました。普段から、短時間集中で取り組んでいて、そこで書いた「半切作品」の応用として「全紙作品」を書いています。
 
しかし、同じような題材と言いましても、「半切」と「全紙」とは、作品づくり全般(文字の大きさ、配字、余白、潤渇、全体のバランス等々)が全く違いますので、もう少し時間をかけて書かないといけないですね。
 
それでは、今回展の結果です。
 
 
そういう訳で、今回展は「入賞」するかどうか分からないと思っていましたが、「秀作」(上位約7~29%)を受賞させていただきました。とても嬉しく、ホッとしました(*^^*)  
 
今回展も、「佐久市立近代美術館」に軸表装展示していただけます。美術館での展示は、特に嬉しく、励みになります!

本臨書展は、多くの素晴らしい作品が展示されていますので、お近くにお越しの際は、ぜひご覧になってください。
 
〇会 期  平成30年11月17日(土)~12月9日(日) 〔11月19日,26日,12月3日(いずれも月曜日)休館〕 開館時間 午前9時30分~午後5時
〇展示会場  佐久市立近代美術館 長野県佐久市猿久保35-5(駒場公園内) 入場料 無料
〇特別企画
  ・ 企画展(同時開催) 比田井天来臨書作品「学書筌蹄」等、古典拓本、審査員臨書作品
 ・ 近代美術館所蔵の書家作品展
  ・ ギャラリートーク 11月27日(火) 市澤静山(臨書展審査員)
 ・ ワークショップ 12月 1 日(土) 慶徳紀子(臨書展審査員)
〇授賞式  11月17日(土)特別賞・特選受賞者(佐久地区は佳作以上の受賞者)が出席

それでは、今回展も大変お世話になりました審査員の先生方をはじめ、佐久市立近代美術館の職員の皆さま、関係者の皆さまに、心から感謝申し上げます。
 
また、次回展へも勉強のため、出品させていただきたいと思います。この度も、ありがとうございましたm(_ _)m
 
<追伸①>
今回展の出品作品郵送封筒と、近々出品させていただく書道展の手紙です。手紙の方は、自己流で書いていて、特に「かな」は一度も習ったことがありませんので、超~自己流で書いています。ただ、ほとんど時間をかけて書いていませんので…。
 
 
 
手紙は、もちろん「審査等をよろしくお願いします」の意味を込めてと、硬筆の練習を兼ねて、いつも同封させていただいています。
 
<追伸②>
近所にいた「猫ちゃん」カワイイ舌だしショットです(^^)