「第54回 日本武道館 書初め大展覧会」の特別賞受賞作品です! | りゅうちゃん2(ryuchan2)『独学書道』のブログ ~Japanese Calligraphy~

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2013年から数十年ぶりに書道を再開し、主に書道展出品を通して、モチベーションを上げながら、独学で書道の勉強をしています。本ブログは、自身の成長の記録や振り返り、また多くの皆さまの参考になればと思い、発信しています。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

昨日は、大きなニュースが飛び込んできました。オリンピックの男子フィギュアスケートで、金・銀のメダル獲得、そして、将棋界でも中学生棋士が前人未到の快挙を成し遂げましたね!

 

私も、彼らの大活躍を知り、とても大きなエネルギーをいただきました。特に、若い世代の活躍は、本当に大きな励みとして嬉しく思います(^^)

 

書道界や他の分野でも、多くの若者たちが活躍できますようお祈りしています!

 

さて、先日、日本武道館書道展事務局に電話でお伺いしたところ、今回「第54回 書初め大展覧会」特別賞「朝日新聞社賞 受賞作品は、以下の作品と分かりました(左)。

 

また、この題材は、3年前の「第51回展」で、特別賞 「産経新聞社賞 を受賞させていただいたものと全く同じ題材です(右)。同じ書道展で、年(回)も近いのに・・・と思いました。



 
本書初め大展覧会で、今までにいただいた4回全ての特別賞受賞作品は、この「灌頂記」です。しかも、一番有名な臨書の題材(部分)です。

今回の受賞作品をお伺いしたところ、一瞬、また同じ作品なんだと思いましたが、しばらくして、この題材から、またいろいろ学ばせてもらおうという気持ちになってきました。
 

さらに、2014年7月結果発表の「第29回 ふれあい書道展」で、特別賞「広島県議会議長賞」(全国第2位(左)、そして、2016年7月結果発表の「第33回展」でも、特別賞「熊野町長賞(右)を受賞させていただきました。



 
書道を再開してから、この5年間、本当にお世話になった法帖が、この「灌頂記」です。たまに、原本の写真を見ては学び、息詰まったときもまた見返して、半紙や条幅で練習をしていました。ですので、法帖には墨がたくさん付いて、折れ曲がりもあり、かなりボロボロになってしまいました。
 
さらに、私以外の素晴らしい「灌頂記」の臨書作品を展覧会で鑑賞させていただくのは、本当に勉強になりました。今は、独学で書道をしていますので、この5年というきりのよい期間を振り返り、さらに、進化させていきたいと思います。

そして、ごく一部ですが、以下、今までに特別賞を受賞させていただいたいくつかの「灌頂記」臨書作品を掲載させていただきます。同じ題材を臨書させていただいているのですが、年数やその時の気持ちで、作品のイメージが違います。

左から、全日本書芸文化院 「第63回 全国書道コンクール・優秀賞第一席」(全国第2位(2013年9月)日本書道美術院 「第58回 全国競書大会・毎日新聞社賞(2013年11月)「第50回 日本武道館 書初め大展覧会・審査委員長奨励賞(2014年2月)です。



同じく左から、「第3回 葛飾柴又帝釈天書道コンクール・葛飾区長賞全国第2位)」(2015年2月)、「第50回 記念 高野山競書大会・高野山書道協会賞(2015年7月)創玄書道会 「第53回全国競書大会・創玄書道会賞(半紙の部 全国第1位)」(2016年11月)です。



そして、この5年間に、空海「灌頂記」の臨書作品で、特別賞特別賞相当賞を受賞させていただいたのは、半紙作品14賞条幅作品(半切、全紙)26賞合計40賞になります。

各書道展では、その書道展独特の書風等があり、それをもとに審査を行っていると思います。さらに、私のような外部の個人出品では、上位賞入賞はなかなか厳しいものがあるかと思います。

そのような中、全国の多くの書道展で、この臨書作品を上位賞に入賞させていただき、何か不思議さとご縁を感じます。これからもこの題材を大切にしていきたいと思います。

2013年に、独学で書道を再開した時に、大変お恥ずかしいのですが、初めて「臨書」というものをさせていただきました。この時、インターネットオークションで格安にて空海「灌頂記」の法帖を購入しました。
 
それと同時に、インターネット上で出会った作品が、いつも親しくさせていただいている「俊峰さん」の大変素晴しい「灌頂記」(以下)でした! すぐに印刷させていただき、法帖とともに、お手本として使わせていただきました。

本当に、何度見ても、引き込まれる魅力的な臨書作品です!



これからも、この「灌頂記」から、益々多くことを学ばせていただき、作品づくりに生かしていきたいと思います。空海さん、これからもぜひ見守っていてください!

それでは、いろいろ語ってしまいましたが、今後とも、また皆さまの素晴らしい作品からも幅広く学ばせていただきたいと思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

<追伸>
いつもよくかいている創作「富士山」を書いてみました。いつも、まだまだと思いつつ書いていますが、これからも少しずつ勉強しながら書かせていただきたいと思います(*^^)v