県立の道後動物園は松山市道後、現在の道後公園の地に1953年に開園しました。
翌年の1954年7月、県内の生徒や教師たちの寄付100万をもとに県教組のあっせんで、タイ王室から血統書つきのインドゾウを譲り受けたそうです。
その後、「愛子」という名前で呼ばれるようになり、多くの県民から愛され続けましたが、20年後、100日余りの闘病の末に亡くなりました。
胃に穴があき、癌もわずらっていて、最後は肺炎で亡くなったと、保存していた新聞の切り抜きに書いていました。
年齢は25歳、長寿で知られる象の世界では、まだまだ娘盛りだったようです。
1974年
松山の道後公園に道後動物園があったころの写真です。
道後動物園初代のインド象、 「愛子」が亡くなったときのお葬式風景。
幼稚園児や小学生はじめ参列者多数、盛大に執り行われました。
動物の死でこれほど盛大に行われた葬儀は今まで見たことありません。
僧侶5名と僧侶の衣装をまとった子供の姿もみえます。
黒い僧の衣装をまとった子供は僧侶の子供だと思います。
後日、道後動物園を訪れたときの一コマです。
墓標の前に小さな子供が一人、両手を合わせた後、焼香をしていました。
休日の道後動物園内の様子です。
道後動物園内にて