石鎚山の二ノ鎖小屋 | ア-ルの写真記

ア-ルの写真記

四国の山間(主に石鎚山系)で「人と自然」をテーマに
写真を撮ってます。
写真は記録!
旅は人生の肥やし!

(日本写真家協会 会員)

西日本最高峰 霊峰 石鎚山 の標高は1982m

西日本最高峰ということで、西日本ではある程度名は知られているが、以前、東京で石鎚の名が入ったタイトルの写真展を開催したとき、来場者から「石鎚山?それってどこにあるの」というような質問を何度かされた。東日本には石鎚より高い2~3000㍍級の山がたくさんあるためだろうが、石鎚山の知名度は東京の方では意外と低かった。

けれど、愛媛東部地方の多くの小学校、中学校、高校の校歌の歌詞の中に石鎚の名が入っている。

誰がなんといおうとも石鎚山はこの地方のシンボル的な存在だから。

 

 

 

石鎚山の二ノ鎖がある登り口に山小屋があった。石鎚村黒川の人が営んでいたときは小屋の名は岩床屋だった。

後に経営者は代わり二の鎖小屋と呼ばれるようになり、2011年頃まで建っていた。

下の写真は二の鎖小屋より少し上から二の鎖小屋を手前に入れ、日の出前の瓶ヶ森を遠望した写真。

 

このあたりの建物の様子も今はずいぶんと変わったし、登山する人達の服装も時代とともに変わった。

こに小屋は旧石鎚村黒川の竹村仁市氏が、大正年代にアメ湯売場として建てたものだそうで、その後、宿泊も出来るようになったようだ。

そして、後に経営者が変わった。

私が10代の頃だったように思うが、お山開き期間中、下の写真の左側の建物の窓口でお札を売っていたのを覚えている。

右側の建物ではあめ湯や菓子などを売っていた。

登山愛好家の宿泊所として一年中長い間使われ、冬場は何度もお世話になった懐かしい山小屋だ。

 

 

 

 

二ノ鎖小屋の管理人さん。

『とくさん』という愛称で呼ばれ、山の愛好者から慕われていた人だった。