私は理佐の家に泊りに来ていた
家政婦の佐藤さんが作ってくれた
今日の夕食はパスタだった。
いつ食べても佐藤さんの料理はおいしい。
食後、理佐が先にお風呂にはいり、
次いで私がはいったんだ。
そして、部屋にいき寝る支度をはじめた。
「え?二人でベッドに寝るの?」
「駄目かな?友梨奈とお話し、
しながら眠りたいの」
いやあ、目の前に理佐の顔がきて、
私は我慢できるのかな?
いや、我慢せねば!頑張れ私!
なんて、自分に言い聞かせたりなんかして
いよいよ、ベッドイン。
私は心像の音がバクバクするのがわかった。
でも、近くで理佐の顔をみると、
神聖な気持ちになっていく自分がいた。
そして、私が発した言葉がこうだった。
「理佐、死なないでね、
私を残して死なないでね」
彼女の弱いところを
受け止めなければならない、
私が弱音をはいてしまった。
「大丈夫だよ。
友梨奈がいてくれるから、
私は何も怖くないよ!
例え、死んでも、
友梨奈のところに幽霊として、
現れるから大丈夫だよ」
理佐は私を抱きよせてくれて、
優しく囁いてくれた。
「ごめん・・・私が弱音なんか履いて」
「ううん、全然!
お互い弱いところはどんどん、さらけだそうよ
明日になったら、また私が死にたくないって
泣くかもしれないしね。」
そう言いながら、
理佐は思いもよらない行動に出た。
私の唇に自分の唇を重ねてきたんだ
「え??なんで??」
「友梨奈・・・返事まだしてなかったよね、
私のことを愛しているって言ってくれたこと」
私は目をパチクリした。
「私も友梨奈のこと愛してるよ!
これからも、一緒にいてね」
私の頬には自然と涙が流れてきた。
「ずーっと好きだったんだからね。
私、世界で一番理佐のこと
愛しているんだからね。」
「ありがとう。友梨奈。」
私達は唇を重ね、愛を確かめ合った。
それから、私は毎週土曜日には、
理佐の家に外泊することになった。
そう、今思えばこの期間が
私達にとって、
一番幸せな時間だったのかもしれない・・・・