二人で海を見に行ってからというもの、
理佐からのラインが
頻繁にはいるようになった。
友梨奈にはやく会いたいよとか、
今日はカレーだからねとか、
今度は映画行きたいねとか、
私には嬉しすぎる出来事なんだよね~。
ほんと、海に行って語り合えてよかったよ。
こんな私だけど、何時でも甘えて頼ってほしい。
そんなある日、私はいつもどおりに、
理佐の家で夕食を食べて後、
部屋でくつろいでいた時のこと、
理佐が私に話しかける
「ねえ、よかったら、
今度の土曜日、私の家に泊まりに来ない?」
「え?」
私は突然の申し出に驚愕した。
だって、今まで一度も理佐の家に
泊まったことがなかったからである。
「いいの?お泊まりしても?」
「うん!もっと、友梨奈と色々語り合いたいの」
「じゃあ、土曜日は泊まらしてもらうね。」
私は期待と不安を胸に帰宅した。
私の不安は、
理佐を恋愛対象として愛していること。
そんな、私が同じ部屋で寝て、
この恋愛感情を抑えることができるのだろうか?
既に1回は告白している。
あっさり、流されたが、
それでもこの気持ちは日に日に高まってきている。
また、告白して、
二人の関係が壊れてしまったらどうしよう~
私は不安を抱えたまま、
宿泊する日がやってきたのだ。