Pure Love 4 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(渡邉理佐side)

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私は友梨奈の強引さに驚いた。

 

彼女は突然私の前に現れ、

私の日常を一変させた。

 

それはまるで台風のようなものだった。

 

しかし、その強風に吹き飛ばされるのは

嫌な感じではなかった。

 

なぜなら、彼女は私が持っていない何かを

持っているように感じたからだ。

 

彼女の自由奔放さ、彼女の明るさ、

彼女の生き生きとしたエネルギー。

 

それらは私が欠けていたものだ。

 

彼女は私を駅前のカフェに連れて行き、

私のためにパフェを注文した。

 

そのカフェは彼女のお気に入りの場所で、

彼女はそこでよく時間を過ごしていた。

 

彼女はパフェを前にして、

自分の失敗談を大袈裟に話し始めた。

 

彼女の話は面白く、私は自然と笑顔になった。

 

気がつけば、私たちは2時間も話し込んでいた。

 

こんなに人と話したのは、本当に久しぶりだった。

 

私の家は駅から近かったので、

友梨奈は歩いて私を家まで送ってくれた

 

家の門についたとき、私は感謝の言葉を述べた。

 

「平手さん、今日はありがとう。楽しかったです」

 

彼女は笑って言った。

 

「平手さんって、堅苦しいよ!

友梨奈って呼び捨てにしてよ。

もう、友達でしょ?私達。」

 

私は少し照れながら発言する。

 

「え??じゃあ、友梨奈、

次回は私の家に招待するね。またね。」

 

 

彼女は目を輝かせて言葉を返す。

 

「ほんと!!約束だよ!」

 

私は、自然と笑みがこぼれた。

そして、私たちはラインを交換し合った。

 

しかし、この後、私が背負っている苛酷な運命に、

友梨奈を巻き込むことになるとは、

その時の私には想像もつかなかった。