Pure Love 2 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

 

(平手友梨奈side)

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私の名前は平手友梨奈、

都内の某大学に通う3回生で、まだ21歳の若さだ。

 

今は夏休みで、

私が所属するバスケットボール部の練習に

大学の広々とした体育館で汗を流している。

 

体育館の中は、仲間たちの声と

ボールが床に反射する音で満ちている。

 

ある日、ランニング中に見かけた

一人の女性が私の心を奪った。

 

彼女の姿は、夏の日差しの中で輝いていて、

その美しさに私は目を奪われた。

 

その後、私は何度も

その河原をランニングして、

彼女の姿を探した。

 

しかし、どれだけ探しても

彼女の姿は見つからなかった。

 

もう、二度と会うことはないのかなと

半分あきらめかけていたとき、奇跡が起こった。

 

それは、ある放課後、

バスケ部の練習で紅白試合を行っていた時だった。

 

私のポジションはポイントガード、

チームのゲームメイクを任される重要なポジションだ。

 

私が同じチームの小林由衣に

パスをした瞬間、監督でこの学校の卒業生

松井玲奈さんが見守る中、

彼女に挨拶している女性が目に飛び込んできた。

 

なんと、あの河原で見かけた女性ではないか!

 

私は再び、彼女に目を奪われた。

 

その瞬間、チームメイトの叫び声が聞こえてきた。

 

「友梨奈!危ない!」と。

 

私へのリターンパスが返ってきたのだが、

私は茫然と立ち尽くしていた。

 

そのボールが私の側頭部に直撃し、

私は目の前が真っ暗になった。

 

黄色い星がたくさん目の前で

回っている感覚に陥り、その場に倒れこんでしまった。