ガラスを割れ -Quiet Time-5 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

 

中西アルノの死をニュースで知った友梨奈は

彼女が殺された場所に来ていた。

 

「アルノ・・・

自分で恨みを晴らしに行ったのか・・・」

 

友梨奈は複雑な表情をした

そこに北村匠から電話が入った

 

「友梨奈・・・内藤さんから召集がかかったよ。

 今夜19時に店に来てくれ。」

 

「了解・・・」

 

友梨奈はなんとなく

アルノからの依頼だと直感したのだ。

 

喫茶ブラックレインの店内は、

夜の静寂と共に落ち着いた雰囲気を纏っていました。

 

店の奥のテーブルには、

元締めの内藤が座っていた。

 

彼の目は厳しく、しかし冷静で、

彼の前に座る三人、

平手友梨奈、白石麻衣、北村匠を見つめている

 

内藤はゆっくりと口を開く。

 

「依頼人は中西アルノ。報酬は一人30万

的は建設会社社長の谷沢と

反社組織の倉田と溝口だ。」

 

彼の声は低く、しかし力強く、店内に響き渡った。

 

友梨奈は無言で頷き、

白石麻衣と北村匠も同様に了承の意を示した

 

「依頼人もすでに殺されている、

なんとしてでも依頼は全うしてくれ」

 

内藤の言葉に友梨奈達の目は決意に満ちており、

彼女らの心は一つになっていた。

 

内藤は彼らに微笑みを浮かべ、

ゆっくりと立ち上がった。

 

「頼んだぞ。」

彼はそう言うと、店の奥に引っ込んだ。

 

店内には再び静寂が戻り、

友梨奈、白石麻衣、北村匠の

三人だけが残された。

 

友梨奈の目には冷たい決意が宿り、

アルノの復讐を果たすと誓ったのだ。