花占い 26 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

(渡邉理佐side

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翌朝、私が目を覚ますと友梨奈は

ベッドの上で上半身を起こして

私を見つめていた。

 

「おはよう、もう起きていたの?」

 

私は仰向けになりながら言った。

 

「うん、なんだか寝るのがもったいなくって・・・

夢じゃないんだね。昨日の出来事は・・・」

 

友梨奈は私と結ばれたことに感慨深くなっていた

 

「夢じゃないよ。これから、沢山

時間を共有しようね」

 

「うん!」

 

友梨奈は私に覆いかぶさりキスをしてきた。

 

私は友梨奈を強く抱きしめる。

 

友梨奈と結ばれたんだ・・・

 

本当によくできた子だよ。

 

私の精神状態を考慮して

ここまで待ってくれたんだから

 

貴方のおかげで

明るい未来が見られそうだよ。

 

何時までも一緒に居ようね。

 

私はこの瞬間が

永遠に続けばと思ったんだ・・・

 

翌日

 

大学でもある変化があたのだ。

 

ゼミでの出来事であった。

 

ゼミ室にゼミ生が全員集められ

 

反町先生が話し出した。

 

 「突然だが、俺は4月から、

アメリカに研究で赴任することになったんだ。」 

 

え・・・・

 

隆史さんがアメリカへ・・・

 

そんな話、私とつき合っていた時、

一度もでなかったわ。

 

まさか、私のせい?

 

私の戸惑いの表情に

友梨奈はなにかを感じている様子だった。

 

私はすぐに冷静になり

何食わぬ顔で話を聞いた。

 

隆史さんは4月から約2年、

アメリカへわたる予定だ。

 

後任の先生が4月にやってきて

そのままこのゼミは

受け継がれることになったのだ

 

隆史さんがアメリカ・・・

 

でも、もう私には関係のないこと。

 

私は友梨奈とつき合っているんだから・・・