それから1か月が経過して2月になった。
だが、私と理佐さんは
キス以上の関係には進展しなかった。
いや、あえて私が発展させなかったのだ。
まだ、反町先生に想いが残る以上
深い関係になっては、理佐さんを
悩ます結果になるかもしれない
そう思い、私達はまだ一度も結ばれていない。
そんなある土曜日の夜、
私は理佐さんの部屋に泊まるために来ていた。
いつものように二人でベッドに入り、軽くキスをして
私の腕枕で理佐さんは眠りに入る・・・はずだった。
だが、この日の理佐さんは
いきなり私の上に覆いかぶさり
激しくキスを求めてきた。
そんなキスをされたら理性がもたないよ。
どうしたんだ?いったい・・・
「ありがとう、私のために
ずーと我慢してくれていたんでしょ?」
理佐さんは私の目を見つめた。
「そんなことないよ。」
「もう、大丈夫だよ。
友梨奈の優しさが
私の心を支配したよ。
100%友梨奈が大好きだよ。」
「ほんと?」
「うん、今日は思い出の日にしようね。」
理佐さんは上に乗りながら
両手をつないで再びキスをしてくる。
ついにこの日が来たんだ…
私と理佐さんが一つになる日が…
私は時に身を任せ、
理佐さんと深く結ばれていった・・・