花占い 10 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(平手友梨奈side)

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ある日の夜、私はお風呂に入りながら

理佐さんをいかに

好きにさせるか考えていた。

 

理佐さんとはまだ、1度も

外では会った事無いよね。

 

一回食事でも誘おうか?

 

絶対に不倫で悩んでいるはずだし。

 

とにかく焦るのは禁物!

 

ゆっくりと私を好きになってもらうしかない。

 

早速、ラインを理佐さんに送ることにした。

 

「大学の駅前においしいパスタの店が

あるんだけど、暇な時にいかない??」

 

すると5分後に返事が・・・

 

「金曜日の夜なら、今週いけるよ。」

 

よし、OKの返事がもらえたぞ!

 

とにかく私をもっと知って貰うしかない。

 

こうして、週末理佐さんと

夕食の約束を取り付けたんだ。

 

そして、当日ゼミが17時に終わり

私は一人で先にお店に向った。

 

理佐さんと食事にいくことを知られて、

だれかが気兼ねなしに

ついてこられても困るので、

皆には内緒ってことに

してもらっていた

 

待ち合わせは18時なので

暫くブラブラして時間を潰すことに。

 

でも、報われることが分っている時の

 待ち時間程楽しいものはない。

 

なんせ、初めての二人きりの食事なんだから・・・

 

だが、油断は禁物だ!

 

ひょっとして、偶然に今日の事を知った

同じゼミ仲間がついて来るかも知れない。

 

その時はがっかりした表情をしないように

気をつけないと。

 

時間を確認すると,17時45分

 

もうそろそろ店に向かおうか!

 

もうすぐ理佐さんと食事が出来るんだ。

 

期待を胸に店に着くと理佐さんは既に来ていた。

 

よし、一人だ!だれも邪魔者はいない。

 

私を見つけると理佐さんは右手を振ってくれた。

 

「ごめん!遅くなって。」

私はそう言って、理佐さんの前に座った。

 

「私も今来たところだよ!

さあ、なに食べようか!」

 

理佐さんは私にメニューを差し出した。

 

そして、料理を注文して私達は会話を始めたんだ。