花占い 11 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

私と理佐さんは店内で会話を始める

 

「友梨奈とこうして、外で食事するのって

初めてだよね。」

 

「そうだね。」

 

「なんか新鮮だね!」

 

理佐さんは軽く微笑みかけてくれる。

 

無茶苦茶可愛いじゃ無いか!

 

もう、どうにかなりそうだよ。

 

だが、心を静めないと。

 

そう簡単には

私のことを好きになんかなるわけがない!

 

とにかく私といると楽しいと思わせるしかない。

 

たわいも無い世間話をしていると料理が運ばれ

私達はパスタを食べながら会話を楽しんだ。

 

「友梨奈といると本当に楽しいわ。」

 

「私も理佐さんといると楽しいよ。」

 

「ところで友梨奈は恋人いるの??」

 

「え??いないよ…」

 

「こんなに可愛いくて、話し上手なのに?

だれか好きなひとがいるの?」

 

「まあね…」

 

まだこのタイミングでは

告白しても結果はみえている。

 

「その人と上手くいくといいね。」

 

私が好きな人は貴方だけどね。

 

「理佐さんは恋人いるの??」

 

少しぐらい触れてもいいだろう…

 

「まあ…それらしい人はいるけどね…」

 

まあ、不倫なんだから堂々と

恋人とは言えないもんね

 

普通ならここで、

どんな人と突っ込むんだろうけど

事情をしているので訊くのもなぁ…

 

「理佐さんもその人と上手くいくといいね。」

 

「ありがとう…でも、もう諦めてるから…」

 

「え???」

 

「うーうん、なんでもないよ。」

 

私はあえて深追いしなかった。

 

その後話題を変えて私はその場を和ました。