玲奈は時間までずーと
友梨奈の顔を眺めていたのであった。
やがて、時間がきた。
「友梨奈・・・起きて時間だよ!」
「え・・・あ・・・寝ちゃった・・・
ごめん!玲奈さん、私,寝てしまった・・・」
「いいよ、私だって寝ていたんだから、
友梨奈が横に居てくれたから
心地よく眠れたよ。ありがとう。」
玲奈は微笑んだ。
「でも、私になにもしてないし・・・
なんか申しわけないよ。」
「そんなことないよ。じゃあ、キスしよう。」
玲奈は友梨奈の唇を奪いにいった。
友梨奈は目をつぶりそれに応える。
約20秒のキスだった・・・
「素敵なキスだよ。」
玲奈は笑みを浮かべる。
「じゃあ、時間だから行くね。」
友梨奈は玄関に向かった。
「今日はありがとう。
また、指名するからね。」
「うん、待ってるね・・・
あ・・・玲奈さん。」
一度はドアのほうを向いたが
再び振り返り玲奈を見た。
「ん??どうしたの?」
「玲奈さん・・・私・・・
いやなんでもない!
またね!!」
友梨奈はそう言って、部屋をでた。
(だんだん、玲奈さんを好きになってきたよ。
この仕事を始めて2年たつけど
こんな気持ちになるなんて・・・)
友梨奈はほのかに
玲奈に恋心を抱いていたのであった。