風に吹かれても ~切ないね~4 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

そして6月の半ばに差しかかった頃

 

私は最近あまり会えないので

 買い物がてら“ねる”の職場に

足を運んだのだ。

 

丁度店に到着する少し手前で

もう、仕事を終えたんだろうか

着替えて“ねる”がもう一人の店員と

出てきたのだ。

 

私は疑心暗鬼になってしまった。

 

なんせ、昨夜連絡した時は

今日は仕事が忙しいので

逢えないと言っていたからである。

 

私はとりあえず声をかけようとしたが

 

その瞬間、“ねる”はその女性と

手を繋いだのだ。

 

私はすかさず身を隠してしまった

 

そうよ…友達同士でも

女性は手をつなぐじゃない

 

そうよ、勘違いよ。

 

だが、確信が持てない

私は二人をつけてしまった。

 

やがて“ねる”はその女性の肩に

頭を寄り添えた。

 

まちがいない・・・

 

二人は好き同士だ

 

そんな・・・

 

“ねる”はまだ就職して

2か月とちょとだよ。

 

そんな短期間で好きな人ができたの。

 

私はこれ以上みていることができず、

 

その場をさったのだ。