風に吹かれても ~切ないね~3 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

(渡邉理佐side

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私は大学へ進学して2回生になっていた。

 

一方、私の恋人である長濱ねるは

大学へは進学せず、

雑貨店の販売員として就職していた。

 

「こうして、理佐さんと会うの2週間ぶりだね」

 

「そうだね。仕事どう?忙しい?」

 

今日は講義がないので

“ねる”の昼休みに合わせて

職場の近くにあるレストランで

オムライスを食べていた。

 

「もう、毎日先輩に怒られて大変だよ。」

 

「でも、なんだか楽しそうだね。

その仕事“ねる”に向いているんだよ。」

 

「私もそう思う。忙しいけど楽しいの。」

 

“ねる”は弾けるような笑顔を投げかける。

 

けど、私達は会う時間がへったのだ。

 

けれど、それは仕方がない。

 

“ねる”が社会人なんだから

私が我慢すればいい話なんだけど。

 

“ねる”とは2年以上つき合っている

 

先に彼女に社会に出られて

なにかリズムが

狂いだしているような気がしたのだ。