風に吹かれても ~切ないね~2 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

私は立ち上がり、眠い目をこすっていた。

 

「友梨奈、適当にご飯を食べてね。

私はバイトがあるからもう出るね」

 

麻衣は身支度をしていた。

 

「もう行くの??」

 

私は麻衣を後ろから抱きしめる

 

麻衣は嬉しそうな顔をする。

 

「夕食は美味しいシチュウ作るから

今日も泊まっていってね。」

 

「うん、お言葉に甘えるよ。」

 

私たちは軽くキスを交わす。

 

「じゃあ、行ってきます。」

 

「いってらっしゃい。」

 

私は麻衣を玄関まで見送った。

 

そして、冷蔵庫からミルクを出し

 

近くにあったパンをかじりミルクを飲む。

 

そして、ため息をついたんだ。

 

昔程ではないにしろ

 

まだ、私の心の中には理佐がいるんだ。

                                        

理佐に告白して振られてから

 

その空いた穴を埋めるために

何人かの女性と付き合ってみた。

 

だが、だれも長続きしなかったんだ。

 

私はもう、理佐意外のひとは

愛せないんだろうか?

 

忘れる努力はしたのだが、

一か月に1回は必ず彼女の夢を見てしまう。

 

こんなに引きずるとは

夢にもおもっていなかった。