風に吹かれても ~切ないね~1 | じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

 風に吹かれても ~切ないね~

「友梨奈~~」

 

「友梨奈~~」

 

私を起こす声が微かに聞こえてきたんだ。

 

「友梨奈~~

もうお昼だよ。早く起きてよ。」

 

夢心地の中,私は静かに目をあける。

 

するとそこには理佐の顔が・・・

 

私は心地よい気分になる。

 

だが、数秒でその魔法が解け

 

私の目には別の女性の姿が・・・

 

「もう、そんな時間なの?

でも、あと30分寝かしてよ。」

 

私は再び目を閉じる。

 

「2時から講義があるんでしょ?

早く起きて!」

 

「わかったよ」

 

私はベッドから起きだした。

 

私を起こしてくれたのが、

 

大学の一こ上の白石麻衣。

 

私は今、大学2回生になっていた。

 

理佐に振られてから2年と半年が過ぎた。

 

この麻衣とは、

先月の4月から付き合い始めて

まだ1か月余り。

 

だが私は未だに理佐を引きずっていた・・・