愛のかたまり 23 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

12月23日(金)

 

今日は今年最後の理佐を指名する日だ。

 

私はいつもより

入念に部屋の掃除をしたんだ

 

暦でのクリスマスイブは明日だが

私にとっては今日がイブみたいなもの。

 

今日はしかも90分も予約している。

 

過去最大の奮発である。

それだけ今日は特別なんだ。

 

19時30分、呼びベルがなる。

 

「今日もご指名ありがとうございます。」

 

「いらっしゃい。」

 

あれ・・・・?

 

なにか変だぞ?

 

明らかに元気がない。

なにかあったのかな?

 

いつものようにベッドに行き

 

そこで店にINコールをいれて

 

私達はベッドに座りながら会話を交わす。

 

「今日は90分も予約してくれてありがとう。

 でも、大丈夫?無理してない?」

 

「大丈夫!バイト頑張ったから、

あ・・勉強もちゃんとしてるからね、

ご心配なく。」

 

「ならいいけど、

でも毎回指名してくれて嬉しいよ」

 

理佐はハグしてくれる。

 

でも、やはり何か違うな・・・

 

端からみたら、

いつもと変わりがないように見える。

 

それでもなにか悩んでいるのがわかるよ。

 

それだけ私は理佐が好きだから

些細な変化がわかるんだ。