<友梨奈side>
「もうじきクリスマスイブだね。」
「そうだね。私達にとっては寂しい日だね。」
私と友香は予備校帰りファストフード店にいた。
「ところで例の美容師とはどうなの?」
友香には理佐の職業は美容師と嘘をついている。
「この間少し話せる機会があって、
少しだけど距離が縮められたきがするよ。」
「それはよかったね。
で、なにかプレゼントは渡すの?
もうじきクリスマスイブでしょ?」
「重く思われてもこまるから、
それは考えていないんだけど。」
「高価なもんじゃなくてもいいじゃない
気の利いたものだったら喜んでもらえるよ。」
「じゃあ、具体的には何を贈ればいいの?」
「それがわかれば苦労しないわ。」
「なんだよ、それ~~~」
私は爆笑しながら食べ物を口に入れた。
深く考えず、
なにか贈るのはいいかもしれない。
そう思った私は予備校帰りに
あるものを購入したんだ。