玲奈と珠理奈(特別編)~そして誰もいなくなった~4 | じゅりれなよ永遠に

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2日目 午前6時

 

一番さきに目が覚めたのは

島崎遥香だった・・・

 

島崎は朝の散歩へ出かけようと

一階の玄関のドアを開けたのだ。

 

「潮風が冷たいなあ・・」

 

伸びをして体を左右に曲げた時だった

 

ふと、左横に人が倒れているのを

発見したのだ。

 

(え??だれ??)

 

島崎は恐る恐るちかずくと

血を流してる前田が目にはいったのだ・・

 

「きゃああああ!だれか!きて~~~~」

 

島崎はその場で腰を抜かして

へたれこみながら叫んだのだ。

 

その叫び声を聞いた他の者が

かけつけたのだ。

 

「え・・・?あっちゃん!あっちゃん!」

 

一番先に駆けつけた優子が

前田の死体を揺さぶった。

 

「前田さん・・・なんで・・だれが??」

 

珠理奈は茫然と立ち尽くしていた

 

玲奈が傍にちかづき珠理奈の肩を抱く。

 

やがて全員が集まってきた。

 

「はやく、警察をよばなきゃ・・」

 

指原がスマホを取り出した

 

「ここは、無人島だから

スマホは使えないよ。」

 

渡辺麻友が発言した。

 

「とにかく、カメラマンさん呼ばなきゃ!」

 

柏木が近くのあるカメラマン4人がいるテントに向かった。

 

「きゃあ~~~~」

 

テントを開けた柏木が腰を抜かしていた。

 

「どうしたの??」

 

大島が駆け寄ると、なんと中で

 

4人のカメラマンが口から

血を吐いて死んでいるではないか。

 

残ったメンバーも次々と

テントに近寄っては悲鳴をあげていた。

 

「まさか、私たち全員殺されるんじゃ・・・」

 

麻友の言葉にみんな青ざめた。

 

「とにかく、プレハブに戻ろう!」

 

優子が叫び、みんなが一斉に

 

プレハブの中に入った。