玲奈と珠理奈(特別編)~そして誰もいなくなった~5 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

「こわい・・・・」

 

建物の中に入るやいなや

珠理奈は玲奈にしがみついていた。

 

「早く、警察に連絡しようよ。」

 

指原が発言すると渡辺麻友が返す。

 

「だめだよ、唯一の通信手段であった

 カメラマンさん達のテントにあった

 無線機が壊れていたわ。」

 

「え~~じゃあ、助け呼べないの・・・」

 

指原は弱々しい声を出した。

 

「通信が途切れて、局の人たちが

 助けに来るのをまつしかないか・・・」

 

大島優子がつぶやいた。

 

「急いで、鍵の確認をしましょう!

前田さんもスタッフも外で殺されていたんだから

 ここに閉じこもれば危険は回避されるはず。」

 

玲奈が即座に指示を出した。

 

7人は一斉に鍵を確認した。

 

その結果。1階の出入り口は

すべて鍵がかかっていた。

 

「これで、取りあえず安心ね!」

 

優子が安堵の表情をした。

 

「でも・・・でもだよ。

もし、この中に犯人がいたら、

 私達超ヤバイじゃん!」

 

指原が何気に呟いた。

 

「私達の中に犯人がいるって言うの?」

 

柏木由紀が指原を見た。

 

「そう思いたくないけど、

 その可能性だってあるじゃない。」

 

珠理奈を除く6人は身構えたが

 

珠理奈は玲奈にしがみついたまま

発言する

 

「そんなことないよ、

私はみんなを信じてるよ」

 

この後、長い沈黙が続くのであった・・・