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幼少期から「りゅう坊」と呼ばれていました。
その「りゅう坊」も61歳。年金がもらえるまでの間、お小遣い稼ぎに挑戦、実績、奮闘中!の日記です。

 

 

 

トーシャ・シルバー著

「私を変えてください」より

 

 

ニューヨークへの旅の最後、トーシャは空港行きの電車に乗るためにベン駅に行った。

トーシャにとってあの場所は、まったくのカオスっぷりにはいつも圧倒されていた。

自分みたいな注意欠陥障害には優しいといいがたい場所なのだ。列車が何番ホームに入るか時間ギリギリまでアナウンスされない。すると人々は乗り遅れまいとして、血迷った旅ネズミのごとくダッシュする。

トーシャは心臓がパニックになるのを感じたので、助けを求めて神を呼び入れはじめた。

するとどこからともなく、係員がトーシャの首元をじっと見つめながら近寄ってきた。神々の彫られた小さなメダルが色々ついているのに気付いたのだ。

ラクシュやガネーシャ、イエス、グアダルーペ、マヤ、ハムサ。そう、ここに大集結。けれど、彼の目にとまったのは、華麗な装飾のついたのはロシア正教の十字架だけ。

「ちょっとお客さん、カトリック教徒?」

「いいえ、でもイエスを愛していますし、ほかの・・・」

彼は呆れて『おいおい、またイカレたヨガ好きだ』とでも思ったような顔をして言った。

「わかった。俺にはそれで充分だ!」

トーシャを連れて切符窓口の列を通り抜けて、まっすぐ電車まで案内してくれたのだった。

 

トーシャ曰く、

「助けてやれ」ってイエスが彼に言ったんだと思わない?

 

 

 

最愛の神よ、私を変えてください。

ひどく混沌とした状況でも、事の大小によらずあなたを求めることを覚えている者に。あなたの恩寵はどんな問題も解決すると知り、あなたの強さに頼ることができますように。

 

 

 

神もささいなことでも、頼ってほしいんだろうな。

遠慮なく 頼ってみようか。

 

 

 

 

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