『大雪海のカイナ』劇場版に向けての考察 | ボクとその周辺

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あと、日常のこととか、気が向いたら心理学関連も書くかもです。

前に言ってたので、今回は考察とかです。




回収されてない伏線らしきものとして、何が残っているでしょうか。



〈大軌道樹〉は劇場版のお話の中心ですね。

最終話からしても、そこに向かうのだと思いますが、劇場版のPVでは、かなり未来的なものが多く登場してます。



劇場版の副題にもなってる〈賢者〉という存在も気になります。


昔話では、杖をさしたところから水が湧き、杖は軌道樹となったといわれてます。

そして、人々の争いに悲しみ、森に姿を隠し、それより世界は雪海に没した、ということでしたね。


そして、看板じいの部屋に「雪海発生試験機」の看板が有り、雪海のもととなる雪は、天膜の辺りににある白くて丸いモノから出ています。


さらに言えば、リリハは〈賢者〉が姿を隠した森は天膜だと信じていました。

これが「勘違いでした」はないですよね。ストーリー的に。



リリハが首飾りにしてる、〈東亜重工〉のロゴが入った、USBみたいなものも気になりますね。


〈ヒカリ〉はそれによって喚び出されてる気がしますし、伝説の〈オオノボリ〉となって〈賢者〉の物語と同様に、雨を降らせました。


あと、首飾りをもったリリハがいなくても、リリハを助けに行く途中で、カイナの後ろにも〈ヒカリ〉が現れてたのも、何かの伏線でしょうか。



あの首飾りに限らず、〈賢者〉の時代の遺物には〈東亜重工〉のロゴマークが付いています。

〈賢者〉と〈東亜重工〉に関わりがあるとしか思えません。


コンセプトアートのリリハのマントに〈東亜重工〉のロゴマークがあるのも世界観に関係ある気がします。

つまり、アトランドは〈東亜重工〉と深い関係があるかも知れないということです。


親衛隊長が、死にかけた「馬」を楽にしてやるために、とどめを刺してやったシーン。

「パージ(?)、汝の魂解放のとき、安息の地トーアのもとへ!」

あのセリフは怪しいですよね。

〈トーア〉は〈東亜〉でしょうか。

基底現実からパージして〈東亜重工〉のサイバースペース的なところに行くと言ってるようにも思えます。



カイナの正体もこの世界観の大きなところに関わります。


『BLAME!』劇場版を見直しても、やはり確実に〈樹皮削り〉は〈重力子放射線射出装置〉です。


そのエネルギー源は、『BLAME!』劇場版と同じだとすると、使用者であり、カイナはロボットということになります。

そうでない場合、カイナ達がいる星(?)のどこかからエネルギーを得ていることになります。


どちらにしても、カイナが人間でないか、あの星が人工物あるいは人の手で大きく改造されたものか、ということですね。



劇場版『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』楽しみにしてます。




最後に、もうひとつ気になることがあります。



本作はポリゴンピクチュアズ40周年記念作品で、構想2年といわれています。

どう考えても弐瓶勉の前作『人形の国』が、いくつか伏線を回収せずに、2〜3巻分飛ばして終わったように思えるのは、本作のせいとしか思えません。


しかし、最低でも続けてツークールはあると思ってましたが、ワンクールでも短めの11話で終了しました。

ずっとストーリーが進まずに、ここから面白くなりそうだというところでした。


自分なりに、ストーリーをひととおり見て、弐瓶勉作品だと先入観を持たなければ、ファンタジーかと思ったらSFだったという、後半の展開など、面白かったと思えました。


ただ、それでも無理にシーンを削ってる感じは否めません。



その理由を考えたとき、フジテレビから変な圧力があったのではないかと、どうしても考えてしまいます。

SMAP解散のときの印象は簡単には無くなりません。


今回の製作委員会が「大雪海のカイナ製作委員会」であることも、その裏付けのように思えてしまいます。

『シドニアの騎士』も『BLAME!』も「東亜重工動画制作局」ですからね。


(c)東亜重工動画制作局


単なる邪推だったら、弐瓶勉作品やってくれたのにごめんなさいですが、本当に圧力があって、そこにボクがたどり着いたことに驚くなら、

「ボクは難解な弐瓶勉作品のファンだぞ」

と言ってやりたいです。



最後にいらないこと書きました。