関東の路麺ランチ編です。
都内を中心に店舗を展開している小諸そばで、春告魚(にしん)天そば¥560。
関東は、路麺=道路に面した立ち食いの麺類店がたくさんあって、小諸そばは路麺のチェーンの一つ。 富士そばとか箱根そばもチェーンとして有名ですし、ゆで太郎は金沢にも進出してますね。
こちらは更科そばを使っていることが特徴。 メニューは、キツネ、たぬき、かき揚げ、海老天といった一般的な品ぞろえで、ご飯モノもあります。
今回は季節限定メニューの春告魚(にしん)の天ぷらを載せたソバを選択。 ニシンって、甘露煮を載せたソバは一般的ですが、天ぷらって珍しいですね。
食券を購入してカウンターで店員さんに渡すと、1分も経たずにお蕎麦を提供されます。 割と大きめの器にもかかわらず、ニシン天はそこからはみ出してます。
アナゴ天のように見えますね。 ニシン天にはお寿司の煮切りのようなドロリとしたタレが掛けられ、卸しショウガが添えられています。
薬味はほうれん草と、香りづけの柚子皮。
それでは、春告魚天そばを頂きましょう!
まずはお蕎麦。 更科ソバのはずですが、思っていたよりも白くない。
細切りのソバは、軟らかめで香りもあまり無し。 路麺らしい味わい。
続いては、ニシン天。 お箸で持ち上げるとズッシリと重みが伝わってきます。
揚げ置きなので衣のサクサク感は無いです。 ニシンはアナゴ天のような味わいで、脂がのっているのか食べ応えはありますよ。
そのニシン天に掛けられたタレですが、イマイチかな~。 甘めの煮切りがソバツユに溶け込んで、関東のキレのあるソバつゆの良さが失われている気がしました。
ここで、カウンターに置かれていた「ゆず七味」を投入。
パラリと振りかけ、お蕎麦とニシン天を頂きます。
もともと柚子皮が入ってますが、その香りが一層強まり、爽快な後味。 そこに辛味が加わって、タレの甘みが中和されました。
ニシン天そば、美味しかったけど、タレが無ければもっと美味しかったと思います。
ご馳走様。