金沢駅前ランチ編です。
金沢駅東口(兼六園口)から徒歩7分。 金沢駅本町にある「コーヒー&スナック 番飛」(ばんび)で、カツカレー¥850。
金沢駅西口側は、東口ほどではないもの、ランチスポットが充実しているとは言えないエリア。 そんな中、東口エリアで働く方々には貴重なランチスポットがこちら、コーヒー&スナック 番飛。
外観は真新しいモダンな感じになっていますが、創業1960年の老舗です。 このお店がある通りには、こちらの店舗の他に、夜だけ営業されているラーメン屋さんの「中華そば処 万味(ばんび)」と、雀荘の番飛、おかゆのお店「本町ストラット」を手広く展開されております。
店頭には、ランチメニューの立て看板があり、日替わりの内容も紹介されていますよ。
お店の一階は、如何にも昭和から続く喫茶然とした佇まい。 モダンな外観から想像できません。 しかも結構客席数もあります。
古くからの喫茶店とあって、勿論喫煙可。 ですが、ちゃ~んと分煙されており、タバコを喫(の)まない南町リーマンは2階席に通されました。
いや、フツーに居間だし!(笑) なんと畳敷きのお部屋に通されました。 2階席も結構広くて、全体の客席数は相当ありますね。
ここであらためてメニューをチェック。 日替わりとお店一番人気のカレーの他に、どんぶりモノやうどん、ソバまであります。
更には、喫茶店ならではのサンドイッチにスパゲティも。
ただでさえお店の少ないエリアなので、人気があるのも当然ですね。 客席数が多いと書きましたが、リモートワークが浸透した昨今にあっても、大勢のお客さんで賑わってましたよ。
ちなみに、ドリンクメニューはこんな感じ。 喫茶店なのにコーヒーよりもフードが充実してる(笑)。
さて、日替わりはトンカツということでしたので、今回は人気のカツカレーにしてみました。
で、待つこと僅か5分ほどで、そのカツカレーが登場。
トンカツは予想外に大振りで、16~17cmほどあります。 その上には、カレーの具材のお肉がトッピングされていました。
お肉も喫茶店のカレーにしては厚め。 7~8mmありますかね。
付け合わせは、金沢カレーという訳ではないのですが、キャベツの千切り。 すこしニンジンも混ざってますね。 あとは赤い福神漬け。
お好みで、と置かれたスパイスと、お水に、スプーン。 紙ナプキンが巻かれているあたり、昭和テイストで素敵。
そのスプーンですが、なんと先割れでした。
さっそくカレーを頂きましょう。
ん? 見た目はフツーのカレーのようですが、意外に個性的な味わい。 美味しいですよ。
誤解を恐れずに言えば、口に含んだ瞬間に頭に浮かんだのは、紅ショウガの効いた、お好み焼き。
所謂お好み焼きソースのようなフルーティーな甘味と、後味に残るショウガの風味がそれを思わせたのかも。 辛味は控えめで、旨みとコクもしっかりあります。 金沢カレー系のこってり感はなく、それでいてインド系とも、家庭的なものとも、一線を画す味わい。 お店の人気メニューというのも頷ける美味しさです。
続いては、トンカツを。 しっかりとカレーを絡めて頬張ります。
美味しい、美味しい。
これ、昔ながらのトンカツっぽい。 歯ごたえも、脂身の存在感も、しっかりと感じられるタイプ。 個性的なカレーの味わいとのマッチングもよいです。
恐らく辛味が少ないので、用意してくださっているであろうスパイスを投入しています。
辛くならない(笑)。
スパイスの中身を確認してみると、黒コショウ、パプリカ、デキストリン、トウモロコシ粉、赤唐辛子、陳皮。 粉の見た目は赤いけれど、辛味はマイルド。 どちらかというと、コショウの香りを足す感じですかね。
カツカレー、食べ応えもあって美味しかったですよ。
次は日替わりか、ナポリタンを試してみようかな。
ご馳走様。