予約3ヶ月待ちの和食『而今』 | レシピのいらない料理術

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サイエンス クッキング プロデューサー 木村万紀子のブログ

母校 奈良女子大のすぐそばにある、大人気の和食屋さん。
「にこん」と読みます。

一月の末ということもあり、先付けは、お正月の名残で、堀川ごぼうを富士山に見立てたものや、数の子、あわび。器は二月のものや、春の走りの食材も。節分の飾りがあったり。和食の季節感って、やっぱりいいですよね。こういうのをわかって愉しめる、日本人の幸せ。




椀ものもこの季節らしい白味噌仕立て。そしてこの真薯がたまらなくおいしかった。

桜えびをつぶして、白身魚のすり身や山芋、だしと混ぜて、蒸して揚げたものだと(あくまでも推測)と思うのですが、

この濃厚なエビの風味が、油で揚げることで少し香ばしさを増して、おいしい!芹(せり)の風味がまたおいしい。




お造りの「やいとがつお」のタタキ。

やいとがつお?

と、思って調べてみたところ、高級料亭が買い付けていく、まだあまり知られていない、

マグロのトロとカツオの間のような味わいのお造りということで、珍しいものをいただけたことに大満足!




そして造りの後に、スペシャリテの鯖寿司。
これは、美味しい!

しかも、鯖に脂がのった季節に、予約できた強運に感謝。
とろける〜




この後、ふぐの唐揚げが出たり、
日本酒なしで、食べるなんてー。



と、お酒が好きなわたし達は、一品ずつ運ばれてくるごとに、
これには、あのお酒がいいとかいって、後ろ髪引かれ隊。(→知ってる?)
みんな子供の送迎を夕方するので、飲めないんですよ。とほほ。




いろいろ語りたいですが、長くなってきたので割愛して、

最後は大根の炊き込みご飯に、カラスミをかけて。
カラスミ大根。これも、お正月によい珍味ですよね。



随所に季節感を感じて、和みます。
あー、美味しいっていいねと、共感し合うからこそ、美味しさって膨らむよね。



数日前に土岐山さんのだしの講座で、日本人のアイデンティティを感じ、
今月のマスター講座は、和食を立て続けに3回。

和食万歳🙌

さて、3ヶ月待ちのこのお店。

10/1の10時から予約開始で、10:15に電話したら、「1/30でしたらお席ご用意できます」って

マジー!誕生日!ついてる!!

とりあえず3人で予約してから、グルメな仲良しのよーこちゃんとさきちゃんを誘う。
そして「この日って、まきちゃんの誕生日だよね?」とすぐにバレる(・・;)

自分の誕生日に和食屋を予約して、友達誘うんかーい!笑。

そんな姫な私ではありませんが、この日しかあいてなかったんだけど、友達の方はやっぱ気を遣うよねーと笑い話。


てなわけで、花束!


ご主人は辻調のご出身で、正統派のおいしさ。
やっぱり、正統派の味っていいよね、とみんなで盛り上がる。




また、行きたいなー。って、どんなに早くても
3ヶ月後ね。