白米にもち米を加えて炊いたことありますか? | レシピのいらない料理術

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サイエンス クッキング プロデューサー 木村万紀子のブログ

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豆ご飯の季節ですね。


 
みなさんは、どのようにして豆ご飯を炊きますか?

豆ご飯の中でも、私、豆おこわ が好きなんですよね。
米の甘み があってもちもち~とした粘りがあって。

うちの家族もおこわが好きで、みんなが絶対におかわりするから、白米を炊くときより、多く炊いておかないと、もうないの~と言われてしまいます。

さて、ふつうの炊き込みご飯と、おこわの違いは、ご存じですか?

おこわは、もち米で作ります。

みなさんの炊飯器には、おこわモードのボタンはありますか?
炊飯器でも、おこわは一応は炊けるのですが、「炊けないこともない」という感じ・・・。
べちゃ~っと、もちみたいに米粒同士がくっついて、仕上がりがやわらかくなるのですよね。

外食や総菜屋さんでおこわを食べると、米の一粒一粒がしっかりしていて、もちっとしているけれども、噛み応えがあると思いませんか。

あれは、炊飯器で炊いていません。
蒸し器で蒸しています。


しかも、うるち米(いつものご飯)は水とともに炊飯しますが、もち米でそれをすると、のりのような粘りが出てくるので、水を切ってから、蒸し器で蒸します。




うるち米のように、水に浸された状態で加熱しないと、かたくなって炊き上がらないような気がして心配になりますよね。

その通り。かたくなります。
だから、2つのことをします。

 

◆◆◆その1◆◆◆◆◆◆

もち米を水に3時間以上浸して、しっかりと吸水させておきます。


◆◆◆その2◆◆◆◆◆◆

蒸す途中で、何度か水をふりかけながら、蒸しあげていきます。
 
ただし、おうちでそれがすぐにできるか?
 
そこなんです。
蒸し器があれば、おいしいおこわはできますが、多くの方は持っておられません。

それだったら、白米に、もち米を足して炊くと、炊飯器であっても、おこわのいいとこどりができます。

ただ、問題があります・・・。

もち米を配合したときには、いつものうるち米の水加減ではべちゃべちゃになってしまいます。
もち米は、蒸して、水をふりかけるだけで柔らかくなるのですから、うるち米よりも、炊き上げに水を必要としないのです。

 
次回は、それを上手に炊く方法をお伝えしますね。
みんなで、一味違う、もちっとして美味しい「豆ご飯」を作りましょうね~。
 
 
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