今夜のお月さまよ。
お月さまと家々の屋根をみていると思い出す。
私が養護施設で暮らしていた頃。
夜が怖かった。
消灯は午後9時だった。
一人には絶対になれなかった。
集団生活だから、当然の事。
それが子どもだった私には、とても理不尽でたまらなかった。
コソコソと足音をたてずに、みんなの寝ている布団の隙間をつま先だけで歩き部屋を出た。
やたらに広い。
普通の家ではないから、ちょっとそこまでも、夜の暗がりは怖かった。
外にでることは出来ない。
しっかりと鍵がかかっていた。
出口のそばに、今で言う夜勤の職員さんがいた。
ハッキリと全体の位置は、覚えていない。
6年間も暮らしていた場所なのに、記憶には残っていない。
まだ私は小さな子供だった。
どこから見たのかの記憶もない。
ただ今夜のお月さまと屋根の風景だけが、心の中に残った。
あの時に、強く思っていたのはあの屋根の下には、お父ちゃん、お母ちゃんがいるんだ。
そんな事だった。
そこに私と妹、弟がいると思いたかった。
底しれない不安と寂しさだけに支配された。
見つかると、当然のように怒られた。
生易しい、怒られかたではない。
今の時代なら、新聞に載るぐらいだと思う。
いっぱいの愛情が欲しかった。
親の愛。
私は飢えていた。
誰に育てられたのか、分からない子ども時代だった。
私も親になれた。
絶対に負の連鎖はしないと、厳しく自分に言ってきかせた。
のびのびと育ってくれたのかな…
可愛い❤子ども。
大切よ。
今も何も変わらない。
お月さまは、優しい。
いつ見ても変わらない。
安心させてもらえる。
いつも、ありがとう
おやすみなさい
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