渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ -5ページ目

そんな努力意味ない。

どの現場、劇団に顔を出しても認められないひとって、ひねくれちゃうんだよね。

 

たぶんよそでも大事にされてないんだろうなあ、って感じが伝わってくる。

 

すぐ殻に閉じこもって、じぶんで自分の身を守る為に武装して、さらには敵を陥れることに注力する。

 

 

認められてるひとは、そんなことしない。

 

もし悪い状況に出くわしても、じぶんには評価してくれる人もいるし、とその場で耳を傾けられる。

 

 

だから両者にはどんどん差がつく。

 

 

生き物全般、自分にとって居心地の良い場所を作りたいもの。

 

つまり失敗続きのひとは、失敗する現場じゃないと居心地が悪いんだよ。

 

 

でももし上昇志向があるなら、そんな努力意味ない。

 

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ぼくが怒る場合

ぼくは俳優以外に、劇団を立ち上げ演技WSを開催している。劇団主宰や演技講師としては、ときに厳しいことを言うケースがある。

 

じぶんで言うのも何だが、ふだん優しく見えるので突然厳しくなると驚くひともいる。

 

もちろん多くの俳優やスタッフは、ひと様の予算と時間を頂く作品を作るためにそんな場合もあるのだろうと理解している。様々な現場を知っているからだ。

 

 

理解してもらえないとき、じぶんはまだまだ信頼関係を築けていなかったんだ、と気づく。もちろん簡単じゃないことは解っている。

 

ただしこちらが穏やかだからといって、だれもができることをただのんべんだらりしている訳じゃあない。それはふだんから念頭に置く必要がある。

 

 

もっとも悪い状況は、こうして言われなくて、次回以降仕事が無くなることだ。

 

 

多くの俳優がだんだん仕事を失い、それでもなおどうしてそんなハメになったのか頭を抱えるだけであることも多い。ただし傍で見れば判ることも少なくない。

 

そして、そういうひとは、たいていそれを聞きたがらない。

 

 

ぼくも他人に嫌われたくはない。ストレスだ。

 

 

それでもなお俳優を現場に送れるよう、お金を出してまで作品を観たいと思われるように最善を尽くす。

 

 

それで最近はこう言うことにしている。

 

もし僕が、僕自身のストレスのはけ口として厳しく言っているのなら聞く必要はない。

 

ただしそうでないと感じる場合は、ぜひその理由を考えてみてくれ。

 

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ポジティブコトバ

けっして悪い言葉を口にしてはいけない、と決めているひとがいる。

 

その心がけは尊敬に値する。

 

 

でもそれに対して全面的に賛同できない自分もいる。

 

どうしてだろう?

 

 

そのひとはなにか問題があったとき、それを「無かった」ことにしている。

 

この世にそんなものなど存在しなかった、かのように。

 

 

でも、それに向き合って考えないから、ちっとも事態は好転していかない。

 

大火事の横で微笑んでいる。

 

 

そう見えるのは、きっと事態を受け入れてないからだ。

 

 

ところで自分はというと。

 

 

問題があれば、まずそれらを洗い出す。つまりいちどネガティブな部分ばかりをまな板の上に載せることになる。

 

そのとき悪口ばかり言わないでよ! と言われることもある。

 

 

でも何かを改善していくとき、問題点が曖昧なままで進展は望めない。

 

何が問題なのか、明らかにしないと。

 

 

ほかにも、驚いたことがある。

 

 

僕がこの作業をしていると、わっと大勢が集まってくるのだ。

 

そうそう、おれもダメだと思ってたんだよ!

 

ほかにもっと何か考えられないのかね!

 

そうだよね、あいつ許せないよね!

 

 

さてさて、こうして大勢の意見を聞いて、さあいよいよ動こうか、と振り返るとみんないない。

 

 

わずかに残ったひとに、さあ一緒に行動しようか、と言うと

 

おれはちょっと、、

 

時間が、、

 

金が、、

 

 

これを聞いて腹が立った、訳ではない。

 

 

ただ、ぞっとした。

 

 

くちは達者だが行動しないひとがほとんどだ、とはよく言われること。

 

問題はそこじゃない。

 

 

つまり僕が問題を詳(つまび)らかにしているあいだ、ただ僕を「悪口を言うひと」と定義づけているひとたちにとって。

 

文句ばかり言って、こうしていざとなれば蜘蛛の子を散らすように立ち去ったひとたち、と同じように僕は見られてる、ってことだ。

 

 

・問題点を明らかにする → 行動し改善する

 

 

こんな簡単なフローも理解されない。

 

だったら自分もネガティブなことを言わないようにしようと思った

 

よほど自分の全体を知るひとにでなければ。

 

 

ただしこれからも自分自身を疑問に思うような、愛せなくなるような、そらぞらしいポジティブコトバは使わないつもりだ。