渡部遼介オフィシャルブログ「Ryosuke’ Note」powered by アメブロ -303ページ目

仲間を動かすなにか

だれかと一緒に何かを作ろうとしたとき、お互い励ましはしますが馴れ合うことはできません。仲間に優しくすることが結果、観客にとって厳しい結果になることは許されないからです。

だからたとえば、多くの言葉を費やす人がいたときには本当に、だれかを攻めたいからなのか? 優越感に浸りたいからなのか? たんにおしゃべり好きなのか? そう疑ってみることが大切です。
たぶん必要でない場合、だれしも労力を惜(お)しむのが普通なのです。

そして自分がその当事者になった場合、ひとつだけ気をつけていることがあります。
相手の意見を聞く、ということです。むしろぼくはいつでも、自分と違う意見、イメージを求めています。

こうしたことはつねにアイデンティティの根幹(こんかん)に触れる部分なので、大人の男性でもつい感情的になりがちですが、こちらが耳を傾けても、自分の意見を言えない人、ふてくされてしまう人、壁を作ってしまう人、切り捨ててしまう人、と続けていくのは困難です。

ただチームで物ごとを進める以上、言葉以外であれ“仲間を動かすなにか”は必要だと思っています。

シンプルな設定×ディティール

たとえば映画“バットマン”等のアメコミも、けっして子供向けではない。そもそも大人が耐(た)えうるバックグラウンドがあるからこそ、人々の心に居続けるのだろう。

しかしそれらを表現するには、意外と努力がいる。シンプルな設定には、ディティールが重要だ。

コスチュームだけに数千万円をかけることだってあるのかもしれない。キャスティングを含め大きな縛(しば)りがあるにせよ、こうしたウェイトを変えられるだけの実績(じっせき)は、必要と考えられた結果だと思う。

オール・アバウト・ラブ

次回公演の詳細が発表されました。

 てにどう第16回公演『オール・アバウト・ラブ』
 2009年5月13日(水)~17日(日)@中野ザ・ポケット
 作・演出:工藤剛士