新規クラス
新規に入った俳優陣の講師に行ってきました。
ふだんは本人たちも経験があって、ぼくもある程度見慣れているひとたちだから、すこしはバランスを考えながらコメントしていくんだけど。
新規とはいえ、この事務所に入ってきたのが新しいだけで。
すでにほかでいろんなキャリアを積んでいたり、ぼくより年上でさいしょからじゅうぶん雰囲気を持っているかたもいるわけです。
様子見でまとめて一緒の時間にはいっているのですが、これがとても難しい。
どうしてもよい俳優より初心者へのコメントが多くなってしまう。
初歩的なことを端的に指摘して、改善方法をアドバイスしつぎのひとに代わる。
時間の兼ね合いもあり、人数的にそれしかできないので、経験者には物足りないことでしょう。
ここ数ヶ月はイレギュラーで、マネージャーから有望な人選をして精鋭クラスを始めているので、そこまでは辛抱してもらうしかない。
高いレベルを追求すると、それはそれは時間がかかるのです。
初心者には判らないニュアンスがどうしても出てくる。
いわゆる西洋のメソッドを導入するなら、ここからでしょう。
プロとして必要であれば、出口をちゃんと理解していなければならない。
新規クラスでも、なるべくベテランでも参考になるよう総括としてシーンの肝を一挙に説明するのですが、渡していたシナリオを何十時間も熟読していないと、いきなり何十分と説明されてもさっぱり判らないようで。
納得してついてきてくれるひとと、ポカーンとしているひとにはっきりと分かれています。
もう開き直って、そこだけは解るひとだけ解っていてくれればいい、と割り切っています。
終わってから質問にきてくれるひともぼくを年下と見下さず、それもひとつの考えと広い器(うつわ)を準備してそれを満たす努力をしているし、本当にひとそれぞれです。
その後はマネージャーが拾いだし、売り込んでいくだけです。
ふだんは本人たちも経験があって、ぼくもある程度見慣れているひとたちだから、すこしはバランスを考えながらコメントしていくんだけど。
新規とはいえ、この事務所に入ってきたのが新しいだけで。
すでにほかでいろんなキャリアを積んでいたり、ぼくより年上でさいしょからじゅうぶん雰囲気を持っているかたもいるわけです。
様子見でまとめて一緒の時間にはいっているのですが、これがとても難しい。
どうしてもよい俳優より初心者へのコメントが多くなってしまう。
初歩的なことを端的に指摘して、改善方法をアドバイスしつぎのひとに代わる。
時間の兼ね合いもあり、人数的にそれしかできないので、経験者には物足りないことでしょう。
ここ数ヶ月はイレギュラーで、マネージャーから有望な人選をして精鋭クラスを始めているので、そこまでは辛抱してもらうしかない。
高いレベルを追求すると、それはそれは時間がかかるのです。
初心者には判らないニュアンスがどうしても出てくる。
いわゆる西洋のメソッドを導入するなら、ここからでしょう。
プロとして必要であれば、出口をちゃんと理解していなければならない。
新規クラスでも、なるべくベテランでも参考になるよう総括としてシーンの肝を一挙に説明するのですが、渡していたシナリオを何十時間も熟読していないと、いきなり何十分と説明されてもさっぱり判らないようで。
納得してついてきてくれるひとと、ポカーンとしているひとにはっきりと分かれています。
もう開き直って、そこだけは解るひとだけ解っていてくれればいい、と割り切っています。
終わってから質問にきてくれるひともぼくを年下と見下さず、それもひとつの考えと広い器(うつわ)を準備してそれを満たす努力をしているし、本当にひとそれぞれです。
その後はマネージャーが拾いだし、売り込んでいくだけです。
踏切の犬
踏切で待っていると、目の前に毛並みのきれいな大型犬が、自転車にまたがった飼い主の男性の横できちんとお座りしている。
それを後ろから眺めていたら、ピクン! と反応して、こっちを振り向いた。
高級な外見とはうらはらに、人なつっこそうなキラキラした目をしてぼくを見ている。
おっ! とときめいたその瞬間に、ゴンっと頭蓋骨まで響いた音。
かれの飼い主からの鉄槌(てっつい)。
驚いて飛び上がるも、お座り! お座り! と首輪をグイグイ閉め上げられる。
このバカが…。 と飼い主。
身綺麗な格好だが、いかつい。顔は見えない。
そうこうしていると踏切が上がり、かれらは行ってしまった。
その場限りではフォローできても、かれらにとっては毎日のことなのだから。
へたに介入すると、その後はもっとひどい目にあわされるのかも知れない。
飼い主のもとに帰るしかないのだから。
無力感。
キュッと胸が痛んだ。
それを後ろから眺めていたら、ピクン! と反応して、こっちを振り向いた。
高級な外見とはうらはらに、人なつっこそうなキラキラした目をしてぼくを見ている。
おっ! とときめいたその瞬間に、ゴンっと頭蓋骨まで響いた音。
かれの飼い主からの鉄槌(てっつい)。
驚いて飛び上がるも、お座り! お座り! と首輪をグイグイ閉め上げられる。
このバカが…。 と飼い主。
身綺麗な格好だが、いかつい。顔は見えない。
そうこうしていると踏切が上がり、かれらは行ってしまった。
その場限りではフォローできても、かれらにとっては毎日のことなのだから。
へたに介入すると、その後はもっとひどい目にあわされるのかも知れない。
飼い主のもとに帰るしかないのだから。
無力感。
キュッと胸が痛んだ。