風神 あ~る・ベルンハルトJrの「夜更けのラプソディ」 -58ページ目

自らを見失ったように吹く臆病風。
迷路に迷い込んだような、言い知れぬ閉塞感。

生きている意味を問いながら捨て鉢に呟く。
糞っタレと。

それでも僕はまた前を見る。
その先が、新しい明日であることを願って。


どれくらいの値打ちがあるだろう?
僕が今生きているこの世界に

すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れてんのかなぁ

手に入れたものと引き換えにして
切り捨てたいくつもの輝き
いちいち憂いていれるほど
平和な世の中じゃないし

一体どんな理想を描いたらいい?
どんな希望を抱(いだ)き進んだらいい?
答えようもないその問いかけは
日常に葬られてく

君がいたらなんていうかなぁ
「暗い」と茶化して笑うのかなぁ
その柔らかな笑顔に触れて
僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに

決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい

誰も皆 悲しみを抱いてる
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?

考えすぎで言葉に詰まる
自分の不器用さが嫌い
でも妙に器用に立ち振舞う自分は
それ以上に嫌い

笑っていても泣いて過ごしても
平等に時は流れる
未来が僕らを呼んでる
その声は今 君にも聞こえていますか?

さよならが迎えに来ることを
最初からわかっていたとしたって

もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
何度でも君に逢いたい

めぐり逢えたことでこんなに
世界が美しく見えるなんて
想像さえもしていない 単純だって笑うかい?
君に心からありがとうを言うよ

滞らないように 揺れて流れて
透き通ってく水のような 心であれたら

逢いたくなったときの分まで
寂しくなったときの分まで
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回

君を強く焼き付けたい
誰も皆 問題を抱えている
だけど素敵な明日を願っている

臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回



Mr.Children/HANABI


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それを聞いたのは、休憩中に外の喫煙所から帰る時だった。

「○○○いこ」
語尾が尻上がりの女性の声が唐突に頭の中で響いたのだ。
「いこう」ではなく「いこ」

僕は、その言葉を思い出そうとしていた。
仕事に没頭しているうちに、すっかり忘れてしまったから。

それはとても心地よくて、心をほぐしてくれた。
だから、忘れちゃいけない言葉のはずだから。

「笑っていこ」だったかな。

「笑っていこ……笑っていこ」何度も繰り返してみる。違うような気がする。

でも、この言葉以外はなさそうだ。けれど、どこか違和感がある。頭の中で響いたときの安堵感がない。やっぱり違うような気がする。

スーパーの袋をぶら下げた僕は、帰り道もそれを探した。
「笑っていこ……笑っていこ」違う。

「笑顔でいこ」
再び声がした。あーこれだ。それを聴いた僕の頬は明らかに微笑んでいた。

そうだよな。辛い時につらい顔をしていても、何のいいこともないよな。
夜空に月を探した。それは南の空にあった。

その月は、雨を知らせる暈(かさ)をかぶっていた。翌日雨はわかるけど、早すぎないか?
そう思ったけれど、ありがと、ホントにありがと、と僕は呟いた。


「笑顔でいこ」
君にも届きますように。

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疲れているのか、最近夢見が悪い。
生きることにも、少し投げやりになっている自分を感じたりもする。

見上げると、そろそろ満月になりそうなおぼろ月だった。
朧月って、確か春の季語だったかな。

これこそはと信じれるものが この世にあるだろうか
信じるものがあったとしても 信じないそぶり


イメージの詩/吉田拓郎


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side-A 読み終わった。


これは恋愛小説なんだろうか。
複雑に入り組んだ恋愛模様が展開される、ちょっと大人な小説といった感じかな。

薄い本なのに題材が豊富。そのすべてに決着をつけるのだろうか。うん、つけないと変か……。
女上司の小金井さん、もう出てこないのかな? 決着はついていない感じがするんだけど。

「それじゃ」と仕方なく僕は言った。「また連絡するよ」
会話を分けるこのパターンがすごく多い。

この場合、やはり「言った」と入れざるを得ないのだろうけど、これが多い。
でも、気にならないのは会話運びのうまさなのだろう。

僕もこれを少し使ってみよう。
たくさん使ったらマネになるからね。

side-B を少し読んだ。
え、話はそこに行く!?
もしもそれが本当だったら、主人公の「僕」にとって恐ろしく残酷な展開に……。

背表紙に「物語は、驚愕のエンディングが待つside-Bへ」と書いてある。

驚愕のエンディング!?
上手く収めてほしい。楽しみだ。


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心地いい風の吹く日だった。



なんだろう。書くことはたくさんあるはずなのに、書けずにいる。それはまるで、恋人の前で、肝心な話の口火が切れなくて佇むさまのようだ。それはなぜだろうと首を捻る。

意味のあることを書こうとしているからだろうか。
いや、違う。僕はほとんど意味のないブログもたくさん書いてきた。

だったら、なぜなのだろう。

ハッピーエンドの話を。
そのリクエストに応えて、一編の小説を書き始めた。

それが無事、エンディングを迎えるといいのだけれど。

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十代の受ける抑圧、それに対する怒りと反抗心。守るべきものも守れない恥辱と、やり場のない無力感。ひりひりとする痛み。

そんな風景が見える歌です。でもこれは、大人の社会でだって経験することです。

そんなこと、ありませんか?
こうしてあげたい、という誰かへの思いを、あっさりと叩き潰す存在に出会ったことは、ありませんか?……。

作詞:作曲/尾崎豊「I LOVE YOU」

I love you 今だけは悲しい歌 聞きたくないよ
I love you 逃れ逃れ 辿り着いたこの部屋

何もかも許された 恋じゃないから
二人はまるで 捨て猫みたい
この部屋は 落葉に埋もれた空き箱みたい
だからおまえは 小猫の様な泣き声で

きしむベッドの上で 優しさを持ちより
きつく躰 抱きしめあえば
それからまた二人は 目を閉じるよ
悲しい歌に 愛がしらけてしまわぬ様に

I love you 若すぎる二人の愛には 触れられぬ秘密がある
I love you 今の暮らしの中では 辿り着けない

ひとつに重なり 生きてゆく恋を
夢見て 傷つくだけの二人だよ
何度も 愛してるって聞くおまえは
この愛なしでは 生きてさえゆけないと

きしむベッドの上で 優しさを持ちより
きつく躰 抱きしめあえば
それからまた二人は 目を閉じるよ
悲しい歌に 愛がしらけてしまわぬ様に


三者三様、素晴らしい出来です。これに甲乙をつけるのは、どう考えても難しいかな。個人のお好みで。

力が何かを、無慈悲に潰す世の中が終わりますように。
せめて僕が、それに加担することがありませんように。
僕が僕らしく、そして、君が君らしくありますように。

I love you 今だけは悲しい歌 聞きたくないよ。


宇多田ヒカル/I LOVE YOU


玉置浩二/I LOVE YOU


尾崎豊/I LOVE YOU


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謂(いわ)れなき言葉に憤慨し、捨て鉢になる人がいた。
その色を失った顔に、慰めるべき上手い言葉など浮かばない。

ただ、気にするなと何度も声をかけるだけ。
見ている人は見ているから、と。

誹謗は野火のように広がり、中傷は人の心を小さく固くする。
ひとはなぜ、ひとを傷つけるのだろう。

─あなたの中の最良のものを─

人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。

あなたが作り上げたものが壊されるでしょう。
気にすることなく作り続けなさい。

助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく助け続けなさい。

あなたの中の最良のものを世に与えなさい。
けり返されるかもしれません。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。

最後に振り返ると、あなたにもわかるはず。
結局は、全てあなたと内なる神との間のことなのです。
あなたと他の人の間であったことは一度もなかったのです。



マザー・テレサの言葉としてよく知られています。詳細は忘れましたが、まだ若い青年の書いたものをマザー・テレサが引用したものとされています。
最後の3行は、マザー・テレサによるものかもしれません。

地上に愛を。

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僕たちは、なにがしかの期待を持って日々を生きている。
それは、良い知らせであったり、良い評価であったり、良い報酬であったりする。

長続きのする幸福を得たいを思ったら(短い幸福でも同じだが)、期待ほど障害になるものはない。
いますぐに期待を捨て、誰についても何に対しても二度と期待などしないこと。

ものごとがこう「あるべき」だという考え方は忘れる。「あるべき」だなんてことは、宇宙にはいっさいない。
「あるべきだ」というのは人間がでっちあげたもので、究極の現実とは何の関係もない。

自分が歩んでいると思っている道が曲がったり、後戻りしたりするように見えても、それは決して遠回りでも何でもなくて、目的地へのいちばんの近道なのだ──そうでなければ、わたしたちがその道をたどるはずはない。


─神よりしあわせ(P174)─
ニール・ドナルド・ウォルシュ著




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ごみを捨てようと外に出て、僕はぎくりと足を止めた。西の空低く、丸みを帯びた半月が出ていたからだ。

低くかかる月が大きく見えるのは明らかに錯視だけれど、これといってはっきりした原因はわかっていないようだ。

今夜は細い道を通ってきたせいで、西の空に気がつかなかったのだ。おまけに考え事をしていたから。

報われない努力、というものに関して。

わたしは、道具(ツール)を与えようとしている。この道具があれば、人生を変えられる。

過去に起こったこと、いま起こっていること、これから起こること、すべての出来事は、あなたの内なる思いや選択、思考、そして自分とは何者か、何者でありたいかという決断がかたちとして現れたものだ。

だから、自分でいやだと思う人生を嘆くのはやめなさい。
かわりにその人生を変え、そんな人生にしている条件を変えることを考えなさい。

闇を見つめなさい。だが、呪わないこと。
それよりも、闇に射す光になり、闇を変えなさい。

人びとの前で明るく光り、その光で闇の中にいるひとたちを照らしなさい。
そうすれば、みんなが本当の自分を悟るだろう。

光の担い手になりなさい。
あなたの光は、あなた自身の道を照らすだけではない。世界を照らす。

だから、輝きなさい。明るい智恵をもつ者よ! 輝きなさい!
いちばん暗い時が、いちばんすばらしい贈り物になるかもしれない。
自分が贈られたら、ひとにも贈りなさい。

このうえなくすばらしい宝物、つまりそのひと自身を贈ってやりなさい。
人びとにそのひと自身とり戻してやること、それをあなたの務めに、最大の喜びにしなさい。

いちばん深い闇にいるひとにも、その人自身をとり戻してやりなさい。いや、そういうひとにこそ、とり戻してやりなさい。

世界はあなたを待っている。世界を癒しなさい。
いま、あなたのいる場所で。

できることはたくさんある。
迷子になったわたしの羊を見つけなければならない。
だから、良い羊飼いになり、彼らをわたしのもとへ連れ戻しなさい。


「神との対話③」第3章

世には、報われない努力があることを学びながら、僕たちは大人になった。
これもまた、経験なのだろうか。



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作詞:作曲:歌/宇多田ヒカル
Movin' on without you

Nothing's gonna stop me
Only you can stop me

夜中の3時am 枕元のPHS
鳴るの待ってる バカみたいじゃない
時計の鐘が鳴る おとぎ話みたいに
ガラスのハイヒール 見つけてもダメ

構うのが面倒なら 早く教えて
私だって そんなに暇じゃないんだから
I'm movin' on without you

フザけたアリバイ 知らないフリはもう出来ない
こんな思い出ばかりの 二人じゃないのに
せつなくなるはずじゃなかったのに どうして
いいオンナ演じるのは まだ早すぎるかな

Nothing's gonna stop me
Only you can stop me

用意したセリフは 完璧なのに
また 電波届かない 午前4時
静かすぎる夜は 考えが暴れ出すの
分かってるのに 結局寝不足

あんな約束 もう忘れたよ
指輪も返すから 私のこころ返して
I have to go without you

くやしいから 私から別れてあげる
いいオンナ演じるのも 楽じゃないよね
せつなくなるはずじゃなかったのに どうして
いいオンナ演じるのは まだ早すぎるかな

Nothing's gonna stop me
Only you can stop me

とまどいながらでもいいから 愛してほしい
そんなこと言わなくても わかってほしいのに

せつなくなるはずじゃなかったのに どうして
いいオンナ演じるのは まだ早すぎるかな

Nothing's gonna stop me
Only you can stop me


絢香、歌唱という面では善戦してます。
しかし残念ながら、登場人物の女性の心理がうまく表せていない気がします。歌詞をよく読みこんでいないように思えるのです。

強気と弱気。
強がりと、思わず漏れる本音。
焦れて仕掛けざるを得ない捨て身の駆け引き。

僕が感じるのは、哀れなほどに切ない焦燥感です。

そこはさすが、本家の宇多田ヒカルがはるかに上回っています。表情からしてそうですね。
歌は歌にあらず。歌は物語。記憶や心を切り取った一葉の写真。

まずは絢香からどうぞ。

絢香/ Movin' on without you



その当時、僕はなんと、このDVDを買ったのです。
宇多田ヒカル/ Movin' on without you


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