ぽちっと芽吹いた固い蕾は、季節を読みながら次第に膨らみ、ほどなくふわりと花が咲く。
その花も、絢爛(けんらん)たる成熟を経て、遠からず、はらりはらりと散り落ちる。
咲いた花は、いつか散る。
その運命(さだめ)を知ってか知らずか、咲き誇る花たち。
そのさまは、死を知らぬかのように生きている人間に、どこか似ている。
けれど、咲かない花もある。咲いたつもりが咲いていない花の群れがある。
それは咲いていないよなんて、誰も指摘しない蕾。それに気づかない花未満。
恋には恐れと自惚れが混在する。君が恋をしているか、恋に恋しているか、まったく恋していないかはそれでわかる。
君が恋していたら、恐れが生まれ、君が恋に恋しているなら、うぬぼれと不足感が生まれる。
恋に恐れもうぬぼれもいらない。ましてや、駆け引きも。
〝愛というのは、どんどん自分を磨いていくことなんだよ〟
そう言ったのは尾崎豊だったけれど、早くに散った「十代の教祖」も生きていれば今年で50歳になる。

僕は思うんだ、君の花は、自分を磨くだけではおそらく咲かないって。
従属するのではなく尊重しよう。ときには同調しよう。一緒に笑おう。一緒に泣こう。
やがて恋する相手も磨かれてゆくに違いない。
そして、忘れる癖をつけよう。新しい明日のために。
君が何ものにも囚われない風になったとき、周りを驚かすような綺麗な花が、きっと咲く。
ハンク・モブレーの「リカード・ボサノバ」良いですな。
Hank Mobley - Recado Bossa Nova
同じく、リカード・ボサノバに歌詞のついた耳に馴染みのあるイーディ・ゴーメの「ギフト」も良いです。ここは歌詞付きで。
Eydie Gorme The Gift!(Recado Bossa Nova)
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