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当映画祭は、「激突!」「マッドマックス2」「ヒドゥン」「ターミネーター」などを誰よりも高く評価した俺たちのアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭の意志を勝手に継いで、誰から請われるわけでもなく昨年に続いて開催するもの。5日目は、監督やフェイバリット20以外の作品について。
◼️監督賞
ふたりに!
①フィル・ティペット「マッド・ゴッド」
今から30年前、地道に制作を開始したのに、1993年「ジュラシック・パーク」が大きく転換させてしまった映画制作の煽りを受け、制作の中断を余儀なくされてしまっていた本作。
だが人類は生きていた。
「スター・ウォーズ」「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」などの特殊効果を手掛け、映画界に計り知れない影響を与えてきた巨匠フィル・ティペット。彼のスタジオにいた、真っ直ぐに狂った若きクリエイターたちの熱望により、20年前に再始動。CGの進歩に対抗して、これがわたしの生きる道だと魂を貫いた巨匠の集大成、見事な見事なDIY地獄。
②ポール・ヴァーホーヴェン「ベネデッタ」
84歳なのに映画が若い!
◼️ショートフィルムグランプリ
「山田」
見えない敵と戦い、見えない血を流し、見えない命を落とす山田の迫真の演技、いや、絶命する山田。ほとんど「すごいよ‼︎マサルさん」な展開が面白すぎる。
◼️ベストリバイバル上映賞
※「午前十時の映画祭」での上映含む
子猫にお願い
ヘアー
ビデオドローム
ひまわり
バニシング・ポイント
タクシー・ドライバー
悪魔の追跡
カサンドラ・クロス
◼️グッドスリープ賞
ウーマン・トーキング
aftersun/アフターサン
レビュー書きようがないぐらい寝てしまった快眠映画がこの2本。単に睡眠不足か体調不良のせいなので、いずれリピート鑑賞しようと思ってます。
この経験によって、眠たい時は抗わず寝てしまおうと映画館のプラネタリウム化も悪くないと考え始めた。映画館での鑑賞は修行。眠気、食い気、乾き、尿意を我慢しなくてはならない辛い道だから。でも映画館が好き。