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 TODAY'S
 
#恋人に髪の毛をバリカンで坊主にしてもらうの巻

 

仕事を辞める決断をした私。

もう、今後は、闘病生活だけをやっていくんだ。がんばるぞ私!

 

主治医の先生にも、

治療は、どんなに辛くても1パーセントでも生存率があがるなら

なんでもトライします!と、宣言したトラトラトラ

 

 

倒す相手は癌のみ!

闘争心を燃やしまくった。

そう。私は、目標が定まると、それにむかって「いのしし」のごとく

突進してしまう性格なのだ。

 

泣きモードから、一気に戦闘モードに入った~ボクシング

 

今思えば、この性格のせいで、治療の後半

精神的に相当つらい事に陥るのだけどね・・・

 

だってさ、どんなに頑張っても、どんなに祈っても

叶わないことなんて山のようにあるのだ。

ましてや病気なんて。

頑張る。頑張らない。からどうなるってことでもない。

 

変えられることを変える勇気 より

変えられないものを受け入れる勇気

案外、難しいのだ。

 

そして、変えられないものを受け入れたとき、

見えなかった景色が見えるのかもしれないのだけどね。

 

だから、あの時の私に

もっとリラックスするように言ってあげたいよ~~~おばけくん

 

 

 

1回目の抗がん剤で、抜け始めた長い髪の毛は、毎日少しずつ抜けて

2回目の抗がん剤のころは、まだらに抜けて、落ち武者みたいになっていた。(泣)

全部抜け落ちるまでは1か月くらいかかりそうだ。

 

 

さぁ!

 

まずは、癌と戦うためにやること リスト①

 

この抜けまくっている長い髪の毛をまずは、バリカンで、坊主にして

すべて脱毛してしまうのに備えるのだ~

 

でも、この落ち武者状況で、美容室にいくわけにはいかない。

 

結局、私は、恋人に髪の毛を坊主にしてもらうことにした。

私の頼みごとに、最初は、かなり動揺していたが

結局やってくれることになった。

 

↑病気になる前のロングヘアだったころの私。※F1が大好きなんです

 

 

ここまで伸びるのにまた何年かかるのかな・・

彼は、無言のまま、腰まである髪の毛をまずは、はさみでバッサリ。

 

そのあと、ウィーンとバリカンで刈っていった。

微妙な空気だった。

 

15分ほどで「少しまだら坊主」になった私に恋人は

ありったけの励ましの言葉をくれた。

 

「モンチッチみたいで可愛いよ!」

「フランス女優さんみたいで知的!」

「目がぱっちり見えるよ!!」

 

「俺は、長いヘアより、そっちの方が好きだーぁ!」

 

おいっ。。。。んなわけないだろうと、ツッコムのが筋だと思うが、

 

私は私で、

「そぉ~~♡そんなに言うならそうなのかも~♡」

 

とすっかり、おだてに気分を良くしていた。

(単純)

 

その後、洗面台で鏡に映った自分を見ると

 

 

 

 

おばけくんおばけくんおばけくんおばけくんおばけくんおばけくんおばけくんおばけくん

 

「おいっ!どこが、フランス女優じゃ~い!!ボクシング

 

抗がん剤で浮腫んだ顔、黒ずんだ皮膚。抜けた眉毛。

美容師さんの技術とは程遠い、この髪型は、角刈り風の坊主頭だった。

 

その姿はまさに

 

「私、おばさんを通り越して

おっさんになっちゃたよ~!!!」

 

33歳、おばさんどころか

私は自分のことを一点の曇りなく「女子」だと思ってきたが

残念ながら、おっさんとしての闘病生活をおくることになるのです・・

続く・・
 
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