前回からの続きはこちら
最初から読んでくださる方 はこちら
![TODAY'S](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited023_heading.png)
#恋人に髪の毛をバリカンで坊主にしてもらうの巻
仕事を辞める決断をした私。
もう、今後は、闘病生活だけをやっていくんだ。がんばるぞ私!
主治医の先生にも、
治療は、どんなに辛くても1パーセントでも生存率があがるなら
なんでもトライします!と、宣言した
倒す相手は癌のみ!
闘争心を燃やしまくった。
そう。私は、目標が定まると、それにむかって「いのしし」のごとく
突進してしまう性格なのだ。
泣きモードから、一気に戦闘モードに入った~
今思えば、この性格のせいで、治療の後半
精神的に相当つらい事に陥るのだけどね・・・
だってさ、どんなに頑張っても、どんなに祈っても
叶わないことなんて山のようにあるのだ。
ましてや病気なんて。
頑張る。頑張らない。からどうなるってことでもない。
変えられることを変える勇気 より
変えられないものを受け入れる勇気は
案外、難しいのだ。
そして、変えられないものを受け入れたとき、
見えなかった景色が見えるのかもしれないのだけどね。
だから、あの時の私に
もっとリラックスするように言ってあげたいよ~~~
1回目の抗がん剤で、抜け始めた長い髪の毛は、毎日少しずつ抜けて
2回目の抗がん剤のころは、まだらに抜けて、落ち武者みたいになっていた。(泣)
全部抜け落ちるまでは1か月くらいかかりそうだ。
・
・
さぁ!
まずは、癌と戦うためにやること リスト①
この抜けまくっている長い髪の毛をまずは、バリカンで、坊主にして
すべて脱毛してしまうのに備えるのだ~
でも、この落ち武者状況で、美容室にいくわけにはいかない。
結局、私は、恋人に髪の毛を坊主にしてもらうことにした。
私の頼みごとに、最初は、かなり動揺していたが
結局やってくれることになった。
↑病気になる前のロングヘアだったころの私。※F1が大好きなんです
ここまで伸びるのにまた何年かかるのかな・・
彼は、無言のまま、腰まである髪の毛をまずは、はさみでバッサリ。
そのあと、ウィーンとバリカンで刈っていった。
微妙な空気だった。
15分ほどで「少しまだら坊主」になった私に恋人は
ありったけの励ましの言葉をくれた。
「モンチッチみたいで可愛いよ!」
「フランス女優さんみたいで知的!」
「目がぱっちり見えるよ!!」
「俺は、長いヘアより、そっちの方が好きだーぁ!」
おいっ。。。。んなわけないだろうと、ツッコムのが筋だと思うが、
私は私で、
「そぉ~~♡そんなに言うならそうなのかも~♡」
とすっかり、おだてに気分を良くしていた。
(単純)
・
・
・
その後、洗面台で鏡に映った自分を見ると
・
・
「おいっ!どこが、フランス女優じゃ~い!!」
抗がん剤で浮腫んだ顔、黒ずんだ皮膚。抜けた眉毛。
美容師さんの技術とは程遠い、この髪型は、角刈り風の坊主頭だった。
その姿はまさに
「私、おばさんを通り越して
おっさんになっちゃたよ~!!!」
33歳、おばさんどころか
私は自分のことを一点の曇りなく「女子」だと思ってきたが
残念ながら、おっさんとしての闘病生活をおくることになるのです・・
私がデザイナーの「KISSMYLIFE」