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等質な二度目

最短距離がベストじゃない。目指すは安住の地
there is no reason when we think about friends    by k.yokoyama

おかしなもので、時代が変わると、その作品の見方も変わるのが文化や芸術。

話の展開が、冗長な部分だと思っていたところが、全然違ってました。

オラクルは、最初から人類の平和なぞ望んでいなかった。

自分のいる世界が変われば、更新すればそれでよかった。

ネオの存在も分かっていて、スミスの存在も分かっていた。

ネオは救世主ではなかった。

自身も迷いながら自分を疑い、最後の最後まで信じられなかった。

だからザイオンが陥落すると知っても、トリニティの命を選択し、マトリックスの世界のために、マシンのメインフレームへ赴いた。

ネオは多くを語らない。

何故なら結末を知っているから。

人類と機械の痛み分けとはならず、機械のプログラムの存続が全てだった。

翻弄された夢も希望もない話。

そして次の更新のために、またプログラムが動き出す。

ハリウッドを巧くダマせた作品でしたね。

 

三谷幸喜脚本作。

堺雅人主演。

いやー、見応えありました。

文句のつけようがないですね。

全キャストに見せ場を作り、最終回まで何から何まで行き届いた演出。

そして視聴者の予想を裏切る展開。

重厚な作風でありながら、笑いも忘れない。

月並みな台詞を一切使わず、短い言葉で納得させる技はさすがですね。

内野聖陽さんの徳川家康は、代々まで語られるでしょうね。

素晴らしかった。

小日向さんの豊臣秀吉も、良かったなぁ。

二人の役者魂を見ましたね。

って書いてくと、きりがないんで。

一年間、お疲れ様でした。

あの大佐の記者会見。

酷かった。

あの高圧的な喋りは、海兵隊の叩き上げで培ったものでしょうね。

絶対に自分が正しいと信じて疑わない。

信じなかったら、自分の部下を死なせることになる。

それくらいの気概を持ち合わせていないと、海兵隊は成り立たないのでしょう。

でも、これは米軍側の論理。

この血の気の多い猛者達と一緒に暮らしている、今のところ誰も人を殺していない軍隊を持つ国の平和という意味合いの温度差が激しすぎる。

平和は、勝ち取って得るものなのでしょうか。

少なくとも日本は、大敗して平和を得ました。

与えられたという人もいるでしょう。

しかし、与えられたものでも、今まで大切に71年守り続けてきた我々にも自負がある。

この自負を、米国は、米軍は、真剣に考えなければならない。

あなた達が守ってきてくれたおかげなんて、誰も思っちゃいない。

先の大戦で、全てを失った絶望を、勝った国には分かりにくいでしょう。

こちらにもこちらの中での歴史認識の違いがありますが、それはこちらの話。

相互共有認識を夢見て。

当然、加害者の立場でウチらも。

 

森美術館にて。

宇宙に関する奇抜な展示。

曼荼羅や、チームラボやら。

待ち構えている未来が明るくないと分かっているのに、技術は加速的に進化していく。

このまま突き進んでいったら一体どうなるのか。

今や社会は全体主義へと移行し、ディストピアが作り上げられている。

思ってみればSF作品は、ほとんどがディストピアの中でドラマが繰り広げられている。

そのディストピアを打ち砕くべく、世の中の仕組を再更新する。

世界がクソのように腐って、戦争、飢饉、難民と、世の中のうみが溢れ出て、さながら末期症状の様な状態になった時、社会をリセット、再更新する。

世界各地で起きる地震災害。

もしかしたら、それが引き金になって、世界が再更新する、引いては地球全体が全てを変える。

何の根拠もない妄想なんですけど。

「AKIRA」のような結末を、どこかで期待している自分がいます。

 

1 グランドフィナーレ

2 TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

3 スポットライト 世紀のスクープ

4 オマールの壁

5  シークレット オブ モンスター 

6  シン・ゴジラ

7  イレブン・ミニッツ

8  オールピスト東京2016

9  オデッセイ

10  グッドモーニングショー

 

沖縄。

先日の、オスプレイの民間地での吊り下げ飛行訓練。

在日米軍の傲慢さに腹が立ったのに加えて、次の日も。

正式ルートで、オフィシャルな抗議を日本側がしたにもかかわらず、知らぬ存ぜぬで、シラーっとやってくれる。

認識の食い違いでは済まされぬ問題。

これでは同盟国なんて言えない。

結局、沖縄の中だけで済ませ、問題化させることなく、ヘコヘコ次期大統領へ会いに行った総理大臣。

これは歴とした外交問題ですよ。

最近、調べものというほどのことではないんですが、かれこれ15年以上前に買った本を、読み返していたら、こんな文章が。

「かつて、本土に「安保」は存在していた。しかし、その態様は、「安保」に反対するという運動を通してであった。その運動が終わりを告げた時、「安保」受容のイニシエーションが完了し、彼らは彼らの払った犠牲と抵抗を以て、また、「安保」反対運動の挫折というスティグマを背負うことで、実際に「安保」を経験する沖縄に対して免罪符を手に入れた。そして沖縄に背を向けてしまった。」

この本のテーマの一部なんで、まだまだ長いんですけど。

ハッとさせられました。

自分達は、この文章と同じ事をしてしまったのだろうかと。

しかも十何年も前の本に書かれていたことが、そっくり同じ事が起きてしまった。

国は、抗議運動もこみこみで、目論見通りにコトを運んだに過ぎなかった。

それが出来たのも、一度経験していたから。

本土は二度沖縄を見捨てた。

国に言わせたら、それが民意だったから。

今、起きている基地問題だって、国が強引に押し進めるのも、民意がそうしても良いと判断したからと、言わんばかり。

そこが悔しい。

 

昨日の日比谷。

寒風が凍みました。

集まったのは900人。

多いのか少ないのか、まぁ少ないですよね。

だからか余計に寒さがきつかった。

もんじゅの破綻は、必然的に六ヶ所村の機能不全と直結する。

費用が約11兆円もかかる施設。

「この試算は工場が40年間100%フル稼働、無事故で動くという、ありえないような前提で試算されています。」(CNICより)

税金の使い方で国の方針が、こんなに単純に表われると、余りにも浅はかで、情けなくなってきます。

そして税金は、降って湧いてくるものと勘違いしている官僚の非人道的な国造りに嫌悪します。

 

 

 

ここ数日、風邪を引いたようで、高熱でフラフラ。

行きの超満員電車で伝染されたか?

仕事中も指先が温まらい。

頭も痛い。

帰ってきても熱は下がらず、ベッドで寝込む。

次の日、ようやく平熱やや高めで出勤。

仕事が終わり、また逆戻り。

熱だけが下がらない。

色んな薬飲んで、暖かい格好をして、熱は下がり、帰宅すると元どおり。

どうやら心因性のストレスでもあったらしく。

今は完治。

心が弱くなると、免疫力も落ち、体力もなくなっていく。

自分で書いた言葉なのに、こんなにもなるとはね。

体、心、精神ってやつです。

まずは精神が弱くなり、伴って体はボロボロ、思考が止まり心が黒くなり。

一か月をかけて、次第次第にこうなっていく。

大切ですね。

もう克服出来たと思ってたことなのなのに。

 

 

 

 

宮藤官九郎最新作。

ブルース・ブラザーズをベースにした、痛快なジェットコースター演劇。

増子さんの初舞台。

瑛太さんと兄弟ヤクザを演じてました。

ありとあらゆる方法で、笑わせてくれます。

かなりオゲレツな笑いでしたが。

でも最高に楽しかったです。

皆川さんは強烈ですね。

近くで見ると、またスゴイ存在感。

味の素と覚醒剤のくだりは、腹がよじれました。

そしてヘルズのベーシストの素顔が、あんなカワイイ女の子とは。

今も信じられないですね。(笑)

細かすぎるギャグがふんだんで、よく見てないと見過ごします。

そこがクドカン節なのでしょうね。

 

精緻な絵もあれば、大胆な筆使いや、構図。

作品を見ていると、その当時の紙が気になって。

この紙が、何百年の時を経て来たんだなぁと嘆息。

もちろん、顔料とかもね。

要は、その当時から現在に至るまで、劣化しながらも呼吸してきたということ。

歴史の重みを感じましたね。