等質な二度目 -4ページ目

等質な二度目

最短距離がベストじゃない。目指すは安住の地
there is no reason when we think about friends    by k.yokoyama

今日は最終日。

ホテルに荷物を置いてチェックアウト。

そのままクリニャンクールの蚤の市へ。

郊外にあるそこは、移民の人達が多く住む場所。

当然公共サービスが行き届いている様子はなく、ゴミなどが散らばっていました。

パリ市内とは雲泥の差です。

完全に放っとかれている有様。

蚤の市の周りにもたくさんの衣料品などが所狭しと売られていて、明らかにバッタもんでした。

こちらの蚤の市の方は、業者向けというか、扱っているものがデカいし、種類も豊富。

ここでは最初から何も買う予定がなかったので、グルグルまわって帰りました。

ルーブル美術館へ足を運び、画家ラ・トゥールの絵画だけ見る。

ろうそくの炎とその光が手の隙間から漏れている描写は、見事としか言いようがありません。

じっくり見たところで早めの夕食。

パリで有名な大衆食堂、シャルティエへ。

場所柄、大衆食堂なので相席が基本。

結構、席が空いているのに相席にされるとは、なんて思いながら、相席にされる御夫婦に笑顔で挨拶。

ここではアボカドのサラダ、豚のローストを豆のソースで仕上げたもの、鴨のコンフィを。

で、御夫婦に社交辞令で二、三会話してたら、奥さんの方が日本好きみたいで、川端、三島、安部、大江、村上と、日本人作家が出るわ出るわ。日本食も好きで、焼きそばを食べたとか。

歌舞伎や能にも触れたことがある、ビックリするくらいの日本好き。

旦那さんは、英語があまり使えないので、奥さんが翻訳して全員とコミュニケーションをとってくれました。

もちろん映画の知識だって感嘆するほど。

話題は政治の話に。

日本人がフランスの憲法を全く知らないのと同じで、フランス人もまた日本の憲法を知らない。

日本は憲法上、軍隊を持ってはいけないと話したところ、「軍隊持ってないのか?」と旦那さんビックリしてました。

実はお互い知らないことばかり。

互いを知るために重要なことは、もちろん言語ですが、それと同じくらい大切なのが文化です。

文化交流がなかったら、いつまで経っても理解できないし、間違った情報を鵜吞みにしてしまうかもしれないし、そしてその間違えを正す知識と場所がないわけですし。

そのための言語だったりするんです。

自分の思いが伝わることなんて、滅多にないです。

でも文化の中には、自分の思いを補完できる要素を多分に持っているのです。

文化に優劣は存在しないし、否定するものでもない。

受け入れられなかったら否定をせず、黙っておきなさい。

時が来れば分かることだってあるから。

自分の認識不足かもしれないし、それなりの理由だってあるかもしれない。

今、日本では大江健三郎さんが、御老体に鞭打って、今の政権に対して戦っている、しかもそれは市民目線の抵抗運動であると。

これからの日本に注目していて下さいといって、お別れしました。

全くの偶然から始まった交流。

大事にしたいです。

オペラ座近くのバス停、ロワシーバスに乗り、空港へ。

第一ターミナルで乗り過ごし、大失敗。

第二ターミナルからシャトルバスでなんとか。

焦りました。

ウチらの旅は走ることが多いですね。

もちろんドーハでも走りましたよ。

帰りの飛行機は、ほぼ寝てました。

良い旅でした。

 

今日は朝早く起きて、ヴァンヴの蚤の市へ。

余りの寒さに路面が凍結。

着いた時には、既に人だかり。

1ブロックくらい売り場がズラリと並んでいました。

もう、いろんなものを売っていて、銀食器や装飾品、古本、古着、古写真、中世の甲冑やら、ピストルやら、日本刀、仏像まで売ってました。

禍々しい曰く因縁のありそうな物まであって、勝手に妄想が膨らんできて、それはそれは楽しかったです。

自分は、バンド・デシネのエンキ・ビラルの本を買いました。

ここには随分といましたね。

トラムに乗り、ヴィクトワール広場周辺のビストロ、ヴィクトワールへ。

ちょうどピーク帯と重なったのか、結構賑やかでした。

ここでは鴨のコンフィ、チーズサラダ、ステーキを注文しました。

ここもボリューム満点。

味も抜群。

ここでアクシデント。

バゲット食べたら、前歯が欠けました。

バケットはコワい。

はじめ口の中で異物を見つけたんですが、てっきり鴨の骨かと思っていたら、多分それが欠けた歯だったんでしょうね。

飲んじゃいました。

店はもう満席状態。

逆にくつろいでいては、せっかく来たお客さんが可哀そうなので、早々に引き上げる。

ボン・マルシェへ。

自分達のお土産も買わないと。

ここではチーズを買いました。

そのまま歩いてサン・ジェルマン・デ・プレへ。

懐かしのカフェ・ド・フロール。

店内はほぼ満席。

ちょうど夕方頃だったからかな。

そんなにゆっくりもしていられず、お目当ての夕食、ポトフ専門店、ル・ロワ・デュ・ポトフへ。

ここも相当腹を空かせないと食べきれない量です。

とにかく具がデカい。

野菜も肉も、肉なんて400g近くあるんじゃないかな。

よーく煮込んだスープが格別。

カラダも温まって、マドレーヌ寺院へ。

夜からマドレーヌ寺院内でコンサート。

中は暖房設備がないので、しっかりと防寒対策をして聴きました。

シベリウスのフィンランディア、マーラーの交響曲第一番。

聴き応えがある演奏。

日本で言う、庭園内で能を舞う様な感じで、寺院内で聞くクラシックは、どこか厳かな気持ちにさせてくれました。

ちなにみ寺院内にはトイレありません。

 

 

 

 

 

 

先日、東京国立近代美術館フィルムセンターに行って来ました。

押井守監督のトークイベント。

まだまだ人気あるんですね。

会場に入れない人達もたくさん。

トーク内容は、まぁマニアックな内容。

ボディースーツであんなに時間割くなんて。

「攻殻機動隊」が出来て随分経ちますが、まだまだ引っ張りますね。

どんだけ引っ張るんだ。

ハリウッド版の予告編見たけど、おそまつな作品に仕上がってましたね。

愛のなさを感じました。

押井監督、進行中の企画が何本かあるらしいです。

期待してますよ。

 

 

曇り。

昨日は、深夜にパレ・ド・トーキョーに行きましたが、工事中で中に入れず。

今日は朝から遠出。

ヴェルサイユ宮殿まで。

駅について早々に雪。

宮殿の中には入ったことがあるんですが、庭園までは歩けなかった。

宮殿もさることながら庭園も豪華で広い。

さすがに歩けないので、トラムバスを利用。

マリ・アントワネットが愛した庭園を散策。

開園前から空が晴れ、束の間の日の光と青い空に感動。

とはいえ寒さは変わらず。

小さな池に小さな家、小さな畑までこしらえて。

強大な王家との無理やりの結婚。

里にも帰れず、ここに自分の田舎を模して過ごしていたらしいです。

結婚が外交の手段の一部にされて、それはそれで可哀そうな話です。

パリに戻って天候が悪化。

昼食は、ルーブルのフードコートでパエリアを食べました。

嵐の中で美術館や楽譜屋を探すものの、見当たらない。

寒さと疲れでヘトヘト。

今日の夕食は、ル・トランブルーで。

リヨン駅の中にある、本格的なフレンチレストラン。

ここで「ニキータ」の初仕事の撮影がされたところ。

一時のブームが去って、落ち着きを取り戻しているようで、地元に再び溶け込んでいる雰囲気でした。

超高級レストランほど、ドレスコードもなく、家庭的な雰囲気も大切にしているなぁって感じました。

とはいえ、ちゃんとしたレストラン、迎えてくれるスタッフはピシッとスーツで誇りをもって案内してくれました。

この、迎える以上は誠意をもってちゃんと迎えるという、店の名を汚さない、日本ではあまりみられない光景が、ここにはありました。

日本語メニューがありましたが、「コンバンワ」くらいしか喋れないスタッフなんで、簡単には通じません。

レストランのマナーも素材の名前も勉強して、手頃なコース料理にしました。

前菜からボリュームがスゴイ。

タップリ濃厚なシチューのようなソース。

胃にガッツリきます。

メインが、魚のすり身にオマールソースのグラタン。

ソースがまたこれも濃厚で、すり身の量もガッツリ。

食べ進んでいくと、中からきのこやネギが顔を出してきます。

バゲットには手が出ません。

デザートは、ここの名物、ラム酒のケーキ。

これもビックリ、ふっくらしたスポンジケーキに、香りあるラム酒をかけたもの。

隣のお客さんが、ラム酒はレバノンで採れたもので、香りがイイよ、とのこと。

確かにこの香りはスゴイです。

度数もかなりです。

ここの食事でおよそ3時間近くいたでしょうか。

これがフランス流なんですって。

ル・トランブルーは、パリでは味の評判が落ちているらしいですが、多分、味を変えてないんでしょうね。

伝統を守っているというか、味なんて結局原点回帰に戻るのが世の常ですから。

最高の食事でした。

冷たい雨。

今のフランスは、色んなものがセール中。

5割引きは当たり前、更にそこから4割引きなんてものもあります。

パリ市内でもセール中で、触手が伸びるんですが、ここはガマン。

そしたらアウトレットに行くしかないでしょ。

電車で郊外に。

みんなそれ目当ての人達がイッパイ。

歩いていくとモールの中に入るのですが、そこもセール中。

あれもこれもセール。

でもここでもじっとガマン。

ようやく入場。

信じられない割引き。

この価格を記憶してしまうと、もうどこでも買えなくなりますね。

財布の紐が絶対に緩む、というか全開になる人いると思います。

こう見えて財布の紐、かなりキツイ自分ですが、ちょっとフラフラってきましたもん。

気を付けて。

ほぼ在庫処分じゃないかって感じで、財布とマフラーとニットを買いました。

余りにも広いので、かなり疲れます。

人気ブランド店は、入場制限があり、その列にも並ばないといけない。

しかも天気は最悪。

意外に体力と、なにより精神力が問われる場所でした。

店ごとにチェックして買いたいものだけを買う。

信念持って挑んでください。

昼食は、屋内モールの中にある安めの店で。

キッシュを初めて食べました。

タルト生地がしっとりしていて美味しいですね。

惣菜は格段に安く済ませることができます。

この使い分けでしょうね。

パリ市内へ戻る。

ホテルがオペラ座の近くなので、ラファイエットの惣菜も買えたんですが、値段がそこそこで、どんな味がするのか想像できず。

今の季節は、小さな陶器の、いわゆる当たりくじが入った、伝統的なパイが広く食べられる時期だそうで、その陶器を口に入れた人は、幸せになれるとか、お金持ちになれるとかで、金色の王冠を被るんだそう。

そこでは、小さめのパイとバゲットを買いました。

結局、更に近くの地元で有名な総菜屋さんで夕食を買いました。

値段も手頃で、品揃えも豊富、味も確かで、なるほどでした。

タコのマリネは最高でした。

パイも甘さ控えめで、生地はサクッとしてとても美味しかったです。

 

事前の予報通り雨交じりの朝。

日が昇るのが遅いパリ。

朝7時なのに真っ暗。

朝食をとって外出。

ギュスターヴ・モロー美術館へ。

彼のアトリエがそのまま美術館になってました。

たくさんの絵画。

三階まで続く家の中にギッシリ。

床が軋む音が歴史を感じさせます。

トイレがまた味のあるしつらえに。

三回目ともなると、王道の観光名所はほぼ行っているので、こういう小さな美術館へ。

小さな所だと、まだまだ英語が通じません。

ほぼ通じなかったです。

わざと喋らなかったようにもみえなかったけど。

今回は、ボキャブラリーを増やしての旅行。

特に食事ですが、なかなか手強かったです。

続いてロマン主義美術館へ。

ここは常設展が無料でした。

ここも歴史ある装飾品の数々。

本当に、ジョルジュ・サンドなんて人もいたんだなぁと、この中だけ時間が止まっている感じがしました。

昼近くになっても、外気は依然寒く、雨まで降ってくるしまつ。

昼食は、モンマルトル方面へ。

アフリカ料理の店、プチ・ブルーへ。

そこでクスクスとタジンを食べました。

野菜がいっぱいで味付けも最高。

ワインも美味しかった。

メトロに乗って、ポート・デ・ポンタン駅へ。

ここはコンセルヴァトワールがあるところ。

ここの隣でクラシックコンサートを聴くのが、今日のメインイベント。

演奏は8時30分から。

まだまだ時間があるので、これまた隣の音楽博物館へ。

人がたくさん集まる場所には、必ずセキュリティーチェックがあり、ボディーチェックと荷物の中身の確認は必須になってます。

テロが起きてしまったんですから。

しょうがないことです。

音楽博物館は、たくさんの楽器が展示してありました。

結構歩いて、サンマルタン運河沿いのカフェで一息。

歩く旅行が、その街を一番手っ取り早く知る秘訣と信じています。

特にパリは。

足は棒ですけどね。

運河から少し歩くと、レピュブリック広場。

あの日は、ここにたくさんの人が追悼してましたね。

メトロでコンサート会場に向かいました。

演奏は、ベートーヴェンピアノ協奏曲「第5番」の他、たっぷりの演目。

若い指揮者の楽しそうな顔が印象的でした。

深夜、ホテルへ。

寒さもひとしお。

 

羽田からドーハへ。

飛行時間約12時間。

ドーハからパリの乗り継ぎは、全く時間がなくバタバタ。

久しぶりの海外旅行。

更に飛行時間約7時間。

ドタバタした年末年始から一路パリへ。

今回は圧着サポーターで、足のむくみはゼロ。

とはいえ、長距離飛行はこたえます。

CDG空港に着いた時はヘトヘトでした。

パリは思った以上に寒い。

ロワシーバスでオペラ座まで。

個人的に海外のストレスで一番イヤなのが臭い。

今回もまた臭いでダウン。

原因はバスの排ガスとタバコでした。

どちらも全く嗅いだことがなく、耐性が出来てなかったもので頭がガンガン。

着いてすぐ美術館に行こうと思っていたのに。

まぁまぁ先は長いので、その日はおとなしく。

夕食は、近くのムール貝を出す店、レオン・ド・ブッリュセルで。

バケツ一杯くらいのムール貝が。

さっぱりとした味の中に、貝の甘味、オリーブの新鮮な香りがギュッと閉じ込められていて、とても美味しかったです。

 

戦争の功罪を何も考えない加害者の論理的思考には、全くおめでたいとしか言いようがないですね。

大本営の失態も責めないで、英霊英霊って馬鹿じゃないの。

彼らの失態が、特攻隊の悲劇を生み、沖縄の地上戦を招いたことに何故目をつむるのか。

きっと考えたくないのでしょうね。

もうさんざん謝罪したから、いつまで謝罪するんだ、その反動なんですよね。

いつまでも謝り続けるんだよ。

それが次世代につなぐ戦争責任というものです。

それなりの教育受けてきた人なら分かるでしょ。

そこから戦争を考えるから、意義深いものになるんじゃないのでしょうか。

何故負けたのか、ちゃんと目を逸らさないで考えましょうよ。

積極的平和主義なんて本気で考えているんですか。

そんな言葉在りえないですよ。

耳障りの良い言葉だけ集めて、自分達だけが痛くない距離でお茶を濁す。

米国のやり方が羨ましいのですか。

乖離してません?

一企業の恩恵を受けたエンジョイライフを守りたい、そんな私欲で国を語るな。

それがジャーナリストとは聞いて呆れる。

 

行って来ました。

代官山のライブハウス、畳敷きの珍しいところでした。

20年ぶりくらいかな。

変わらないですね。

即興演奏の極致でしょうね。

若手の三人も負けてない堂々の演奏。

楽しかった。

彼の懐深さはさすがです。

 

六本木のクラブでカウントダウンライブ。

期待通りの演奏。

最高でした。

中田さんも真剣なんだな。

「土人」と叫んだ青年の向こう側にいる巨大なものに目を向けないと。

障がい者施設で起きた差別殺人犯の動機の背景に目を向けないと。

弱い者が弱い者を叩く仕組みを考えないと。

東京五輪に熱狂する東京。

どこかがオカシイのに、なんだか霧の中。

ところで。

AFROPARKERというバンドの演奏もよかったです。