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日、大阪市の中学校道徳教科書採択があり、廣済堂あかつきが多数決で採択されました。
選定委員会答申では明確な絞り込みはされていませんでしたが、昨年の小学校同様、総評に課題(つまり問題点)が書かれていないのが3社(日文、学研、あかつき)あり、これが事実上の絞り込みでした。
審議は教育委員の質問に選定委員長と副委員長(どちらも校長)が答える形で進められました。選定委員長は3社のなかではあかつきが現場教員には使いやすいと述べました。
教育委員のなかには個人の意見として、学研を1位、光村を2位にあげる委員もいましたが、廣済堂あかつきを読んで涙を流すくらい感動したとかいう教育委員もいました。
教育委員の意見はあかつき支持が多かったものの過半数にはならず、教育長が現場教員の希望が多いという理由であかつきを支持し、あかつきに決まりました。
廣済堂あかつきは22の徳目ごとに子どもに数値で自己評価をさせており、私たちは採択してはならない教科書であると申し入れしてきました。またあかつきは教材が保守的で、一つひとつが長く、とてもアクティブラーニングなど無理で、教員の評判もよくありません。
それなのに今日の審議では、現場の支持が高かったかのように言われていたので、驚きました。しかし、アクティブラーニングなど面倒だと考える教員には逆に使いやすいのかもしれません。
学校意見が公開されないと、明確な分析はできませんが、あかつきはかなり働きかけをしていたという話もありますので、営業活動の成果だったのかもしれません。
昨年は大阪府ではあかつきの採択はありませんでしたが、今年は柏原市もあかつきを採択しました。今後これらをしっかり分析する必要があります。
◇それぞれの教育委員の立場は以下の通りです。
大竹委員 1位 学研とあかつき 2位 日文
平井委員 1位 あかつき 2位 日文
森末委員 1位 あかつき
林委員 1位 学研 2位 光村
巽委員 1位 日文 2位 学研
山本教育長が、多数のあかつきにのり、採択となりました。
★全国学テ結果の教員給与への反映に断固反対する!大阪市教委行動へのお礼と報告★
8/7、大阪市教育委員会の道徳教科書採択の終了後、大阪市教委に「全国学テの教員給与への反映に断固反対する!吉村大阪市長は方針を即刻撤回せよ!」抗議声明を提出しました。
声明文への団体賛同をお願いし始めて2日半で、84団体から賛同を頂きました。
賛同をありがとうございました。
提出行動には約30名の市民があつまり、マスコミもたくさん来てくれました。今後、大阪市教育委員会との交渉も持つ予定です。文科省の姿勢も問いたいと思います。
総合教育会議に向けて吉村市長の提案を撤回させるために行動を続けたいと思います。ご協力ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。