片持ち梁だけでどこまで出来る?


あなたが構造計算をマスターすることに迷いがあって

なかなか行動に移せていないとしたならば、
是非ともトライしてみていただきたい計算があります。



それは、、、、
片持ち梁の応力とたわみ)です。


以前から幾度もお伝えしてきました

「構造計算はシンプルです。」を
体感していただける内容なのです。



片持ち梁の先端に集中荷重が作用したケースの
応力とたわみを算出する作業です。



まずは、片持ち梁の図を描くことから。

・スパン:L=2.0[m]

・先端に掛ける荷重:P=10[kN]
という条件から

片持ち梁の根本に
生じる曲げモーメントとせん断力を
算出してみましょう。



梁材端の曲げモーメントは

集中荷重:Pかける持出し長さ:L
でM=P×L ですよね。



さらにせん断力=支点反力で
P=Q=10 [kN] となりますね。



そして、さらに踏み込んで
片持ち梁先端のたわみは?、、、

持っていきたいところですね。



片持ち梁の計算なんて、、、
と侮っていてはいけません。


この片持ち梁の計算がやがては

10階建てのビルの構造計算につながっているのです。



構造計算はシンプルがゆえに
一度条件が決まりだしますと

ドミノ式みたいに色々な数値が求まってきます。


大切なのは
自分の手を動かして計算してみること。

計算結果を眺めているだけでは
自分の血肉になりません。



一点突破でも大丈夫


集中荷重:P[kN]を受けるスパン:L[m]の
片持ち梁の応力とたわみが
構造計算の基本だとお伝えしました。



あなたは、それを受けて
「片持ち梁だけで構造計算が判った」
と言えるのか?。


なんて疑問を持ちましたか?。




しかし、、
疑問を持たれたことが素晴らしいです!。


そうなんです。片持ち梁の応力と
たわみが判れば超高層の建物だって
原理は同じなのです。



なぜなら、、、
地面を支点にして立ち上がっているのを

90度横に向ければ「片持ち梁」と
同じ構図になるでしょう?。



ですから、、
片持ち梁が計算できるというのは

構造計算がわかって出来るという
ことにつながるのです。



それに、「片持ち梁」の計算だけで
実務として仕事なされている方も

本当にいらっしゃいますから。


構造計算は、
片持ち梁の一点突破だけで勝負できますよ!!。

それでは、また。

 

 

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