■片持ち梁だけでどこまで出来る?
あなたが構造計算をマスターすることに迷いがあって
なかなか行動に移せていないとしたならば、
是非ともトライしてみていただきたい計算があります。
それは、、、、
〈片持ち梁の応力とたわみ)です。
以前から幾度もお伝えしてきました
「構造計算はシンプルです。」を
体感していただける内容なのです。
片持ち梁の先端に集中荷重が作用したケースの
応力とたわみを算出する作業です。
まずは、片持ち梁の図を描くことから。
・スパン:L=2.0[m]
・先端に掛ける荷重:P=10[kN]
という条件から
片持ち梁の根本に
生じる曲げモーメントとせん断力を
算出してみましょう。
梁材端の曲げモーメントは
集中荷重:Pかける持出し長さ:L
でM=P×L ですよね。
さらにせん断力=支点反力で
P=Q=10 [kN] となりますね。
そして、さらに踏み込んで
片持ち梁先端のたわみは?、、、
と
持っていきたいところですね。
片持ち梁の計算なんて、、、
と侮っていてはいけません。
この片持ち梁の計算がやがては
10階建てのビルの構造計算につながっているのです。
構造計算はシンプルがゆえに
一度条件が決まりだしますと
ドミノ式みたいに色々な数値が求まってきます。
大切なのは
自分の手を動かして計算してみること。
計算結果を眺めているだけでは
自分の血肉になりません。
■一点突破でも大丈夫
集中荷重:P[kN]を受けるスパン:L[m]の
片持ち梁の応力とたわみが
構造計算の基本だとお伝えしました。
あなたは、それを受けて
「片持ち梁だけで構造計算が判った」
と言えるのか?。
なんて疑問を持ちましたか?。
しかし、、
疑問を持たれたことが素晴らしいです!。
そうなんです。片持ち梁の応力と
たわみが判れば超高層の建物だって
原理は同じなのです。
なぜなら、、、
地面を支点にして立ち上がっているのを
90度横に向ければ「片持ち梁」と
同じ構図になるでしょう?。
ですから、、
片持ち梁が計算できるというのは
構造計算がわかって出来るという
ことにつながるのです。
それに、「片持ち梁」の計算だけで
実務として仕事なされている方も
本当にいらっしゃいますから。
構造計算は、
片持ち梁の一点突破だけで勝負できますよ!!。
それでは、また。
P.S
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