相続土地国庫帰属制度と最新統計について☆ | 司法書士講師・三枝りょうのブログ

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司法書士試験の受験情報を中心に、日々考えたことを書き連ねていきます。

皆さんこんにちは、司法書士講師の三枝りょうです。

 

相続土地国庫帰属制度ですけれども。
相続によって承継したけれども使う予定のない土地を国に引き取ってもらおうという制度です。

令和5年4月27日に運用が開始され、1月末でざっと9か月が経過しました。
法務省サイトに「相続土地国庫帰属制度の統計」が掲載されています。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00579.html

現時点での最新版は、令和6年1月31日時点のものです。2月26日に公開されました。
当方が当研修会で講義をしたのが2月19日です。
ここにて最新情報をお届けします。

申請件数(令和6年1月31日現在)
1,661件

帰属件数(同上)
117件

却下件数(同上)
3件

不承認件数(同上)
7件

取下げ件数(同上)
154件

いかがでしょうか。
審査が終わっている127件(117 + 3 + 7 = 127)をベースに、うち117件が承認されたと捉えるならば。
国庫帰属率は、92.1%(117 / 127 = 0.921)です。

申請件数をベースに、うち117件が承認されたと捉えるならば。
国庫帰属率は、0.7%(117 / 1,661 = 0.070)です。

9か月で1661件の申請数ですから、全国で1か月あたり184件の申請があったと。
多いでしょうか少ないでしょうか。

却下・不承認・取下げの合計は164件です。
却下・不承認・取下げ率は、9.8%(164 / 1,661 = 0.098)です。

なお、本件申請には、土地一筆あたり金1万4000円の手数料を納付します。
却下であろうが取下げであろうが返金はされません。
1件=1筆とは限りませんが、少なくとも約金230万円(14,000 * 164 = 2,296,000)が飲まれてしまった計算です。
いかがでしょうか。


イSム表参道店です。イスム。
久方ぶりに訪問しました。

 

 

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