対話型問題と鋼のメンタルと物価高について☆ | 司法書士講師・三枝りょうのブログ

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司法書士試験の受験情報を中心に、日々考えたことを書き連ねていきます。

皆さんこんにちは,司法書士講師の三枝りょうです。

 

令和5年度司法書士試験の試験問題は既に「過去問」です。
本過去問も含めて来年の傾向を読み取っていく必要があります。
分析は、我々予備校業界にお任せください。

例年おもしろいなと感じているのは「対話型問題」です。
だいたい、「次の対話は、何何に関する教授と学生の対話である。」から文章が始まります。
で、教授の質問に対して学生が回答するスタイルです。
学生の回答がアからオまであり、それが5名の回答なのか、1人の学生が5回答えているのかは不明です。
以下、実際の問題を見てみましょうか。

教授:今日は、株式会社の設立に関する会社法の規定について検討しましょう。まず、会社法上、株式会社の設立時の資本金の最低額についての規定がありますか。
学生:ア はい。株式会社の設立時の資本金の額は、300万円を下回ることができません。


こんな感じです。
アホかと。

「会社法」について検討しているため、法学部の学生さんでしょう。
何その「300万円」という具体的数字はと。教授を試しているとしか思えません。
法律の勉強をしたことがない人でも、だいぶ前からある「1円会社」という言葉を聞いたことがあるでしょう。

教授:ところで、法人や未成年者は、発起人となることができるでしょうか。
学生:イ 会社法上、法人は、発起人となることができますが、未成年者は、発起人となることができません。


アホかと。
このあたりになると一般の人には「ん」となるかも知れませんが、司法書士受験生様であれば基本のキです。
これ知らないと、未成年者が発起人となる場合、設立手続き上の書面に影響があるため、会社法的にだけでなく商業登記手続的にもミスをします。
司法書士への道は遠いです。

ってゆーかですね、教授も鋼のメンタルです。
アの回答に一切構わず「ところで」とかどゆこと。凄いなと。
いくら仕事とは言え、アイのポンコツ回答にもめげずあと3つも質問しています。
例年おもしろいなと感じています。
以上、令和5年午前27問です。


久方ぶりにマクドナルドに来ました。
物価高は致し方ないとして、居候先のオフィスのお給金が1ミリも上昇しないため生活は苦しくなる一方です。


保護者はバーガーのみです。
我が子のマックフライポテトを少し分けてもらいます。
 

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