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越中屋TAIJI(葛城 亮)’S LIBRARY

大人の書斎(=LIBRARY )です。何時でも開かれております。
PN : 葛城 亮
BL(ボーイズラブ)愛好家なので、そんな話もポツポツ出てきます。
ちょっと悪筆な喜多由布(きた ゆう)さんが居候してます。

 


高麗屋の白鴎さんが登場する、某ネット自動車保険のCMじゃあないですけど、ここ数年、本当に「大きいお姉さん」の発信力や購買力、そして妄想力で、アニメなどのヒット作が決まると言ってもいいような気がします。

 

この記事を書くに当たって、当書斎(ブログ)テーマのどれに振り分けようか、ちょっと考え込んだんですが、ま、あまり奇を衒(てら)わずにいこうと思いました。

 

 

 

ゲーム作品の『刀剣乱舞』は未だ人気衰えず、全国各地の美術館、博物館、資料館などで刀の展示が行われていますし、2.5次元舞台はストレートプレイとミュージカル双方共に満員御礼。世界遺産の厳島神社での奉納舞台も行われました。

筆者が、ゲームと2.5次元舞台は門外漢(そこまでカバーする資金力がない)なので、あまり偉そうなことは言えませんが、アニメの『花丸』や『活撃』を見て「人気があるのも無理もない」と納得させられました。

2019年には実写映画の公開も予定されているとのこと。まだまだ「大きいお姉さん」のハートを掴んで離さないつもりのようです。

 

 

 

「見た目は子供、頭脳は大人!」と毎週土曜の18時にTVから聞こえてくると「もう、いいから、早く大人にお成りなさいな」と思わずツッコんでしまう「名探偵コナン」。

どうにも「中だるみ感」が拭えなかったんですが、サブキャラクターでとんでもないキャストがいるなと以前から思っていたところへ、とうとう劇場版にまで登場させて人気再燃。

 

 

 

 

そう、赤井秀一(池田秀一さん)と安室透(古谷徹さん)です。

 

 

ついには、サブキャラクターメインの劇場版『ゼロの執行人』が現在絶賛公開中で「大きいお姉さん」たちがTwitterなどでやたら「執行!」「執行された!」とつぶやいていらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

『純黒の悪夢(ナイトメア)』の興行収入は63.3億円。これは前作の「業火の向日葵」の興行収入44.8億円から、一気に18.5億円も増収しています。前々作の『異次元の狙撃手』の興行収入が41.1億円で、『業火の向日葵』との差が3.7億円なことを鑑みても、コンテンツとしてさらに「化けた」と言えるんじゃないでしょうか。

『ゼロの執行人』は初動で興行収入13億円、4月22日現在で32億円と、公開2週目にして30億円を超えているそうです。GW中にどこまで数字を伸ばせるか注目されています。

 

 

 

春アニメが始まって、ちょうど1ヶ月。早くも「大きいお姉さん」たちがザワついてる作品が目に付き始めました。

野口サトルさん原作の『ゴールデンカムイ』です。

 

 

 

 

 

 

2018年4月25日に第22回手塚治虫文化賞、大賞を受賞したことがニュースになりました。

日露戦争帰還兵の杉元が北海道で一攫千金を狙う、というストーリーで、作中にはアイヌの言語と文化が多く紹介されています。

アニメは、筆者も毎週リアルタイム視聴してますが、知っているようで実際はほとんど分かっていなかった、アイヌの生活や風習に触れることができて、本筋の一攫千金よりもそちらが新鮮で目が離せません。

OBABA的にはアシリパさんが可愛くて可愛くて、こんな賢い娘がほしい! プラス、白いエゾオオカミのレタラの虜(とりこ)になっています。

 

 

 

「大きいお姉さん」たちから支持されると、Blu-ray & DVDが、まず確実に売れますし、グッズ展開されれば、ひたむきに御布施に励みます。イベントがあれば、足を運びます。

それだけの資金力と行動力を「大きいお姉さん」たちは持っているんです。

 

ただし、妄想力も豊富なので、二次創作に走ることもしばしば……。原作準拠を守るひとから、とんでもパラレルにシフトするひとまで、実にさまざまですけど、それが人気のバロメーターでもあるため、多くは「黙認」していただいてる状況です。

思えば、公式もたくさんの要素からインスパイアされて物語として生み出されている訳ですから、表現や思想の自由を規制するのも「野暮」なこと、と思ってくださっているのかもしれませんね ^^;

 

 

どちらにせよ、アニメーションをビジネスとして考慮するには、「大きいお姉さん」たちの人気は無視できない状況になっているのは、動かしようのない事実。

それが苦手なひとは、どうか二次だの夢だのの方角には背を向けていただきたいもの。

攻撃はしないでくださいませ m(_ _)m

 

 

予告が公表されてすぐに、ネット界隈ではザワついていたとのこと。

 

なにせ「歴史秘話ヒストリア」(以下、「ヒストリア」という)では、平安時代後期の「悪左府」とも言われた藤原頼長をフォーカスしたこともあるので、「すわ!BL回になるのか! 」と話題になっても不思議ではありません。

 

しかも、声の出演で森川智之さんがクレジットされたものですから、それこそ「帝王」降臨で、最近、攻めてるNHKの面目躍如か、と耳目を集めるのは言うまでもありませんでした。

 

さて、4月25日(水)22時25分、姿勢を正してリアルタイム視聴しました。

 

冒頭の、井上あさひアナウンサーによるイントロダクションを見て、「これは予想とは違う展開になりそうだ」と直感しました。

 

《エピソード1  男と男 900年の物語》では、奈良時代まで遡(さかのぼ)り、大伴家持と大伴池主の歌のやり取りから見える「特別な感情」を推し量るところから始まりました。

そして、やはり登場した「悪左府」藤原頼長。

さらには、戦国武将、伊達政宗の「秘」愛などが語られました。

 

 

《エピソード2  ただ 心のままに生きたい「男が子供を出産」の真相》では、体は女性だが心は男性の「竹次郎」の物語がドラマパートで紹介されました。

 

 

詳細はネタバレになってしまうので書きませんが、2001年放送の「3年B組金八先生 第6シリーズ」で取り上げられた性同一性障害

 

(現在は診断の指標となる米国のDMS-Vが日本でも運用されているので「性別違和」というのが正しい。しかし、日本精神医学会では診断名は「性同一性障害」を使用しているとのこと)

 

に相当するお話が語られました。

 

他には女と女の物語は事件や事故でもないかぎり、記録されることはなかったということ、異性装についてもほんの少しですが述べられていました。

 

 

《エピソード3  "男と男"に秘められた 究極の愛の物語》では、江戸時代のベストセラー作家、井原西鶴の「男色大鏡」について、近年の研究から見えてきた「家制度や経済などに影響されない究極の愛の物語を表現するために、"男と男"の形が取られたのではないか」との解説と、「男色大鏡」のなかからいくつかのエピソードが紹介されていました。

 

 

 

実に「多様な性のあり方」を、率直に、しかし柔らかく取り上げていて、キワモノ的な要素は排除されているように感じました。

NHKはEテレで、教育や医療、福祉など多面的に「性のあり方」をテーマにした番組などを放送していることから鑑みても、ごく自然な内容だったと言って良いのかもしれません。

 

ネットの反応も、概ね好意的で、特に西鶴のパートで紹介された「純愛」は、現在のBLでの直接的な性表現に慣らされた世代には新鮮だったようです。

「見逃した!」と残念がる声も多かったです。

 

再放送は、本日(4月28日(土))の、午前10時05分からNHK総合で予定されていますので、見逃した方や、もう一度見たい方は、ご覧になってみてくださいませ ( ^ω^ )

 

 

 

 

 

昨夜、このニュースに接して、なんて潔い……と思うと同時に、やはりそうか……とも思いました。

 

田村正和さんと言えば、比較的に若い世代の方は、三谷幸喜さん脚本の「古畑任三郎シリーズ」を真っ先に思い出されるでしょうが、子供時代に時代劇を見て育った世代としては、やはり「眠狂四郎シリーズ」などでの圧倒的な美しさを纏(まと)う田村正和さんを思い出します。

 

冒頭の画像は、舞台「乾いて候」のパンフレットです。観劇時に購入したんですが、我が家のタイムカプセル部屋(別名「腐海」または「黒歴史部屋」とも言う)に潜(ひそ)んでるので、同じものの画像をお借りしました。

 

「乾いて候」は、小池一夫先生原作の時代小説で、1980年代にはテレビドラマ化もされました。

田村正和さんは8代将軍吉宗の隠し子で吉宗を毒殺から守るべく、乳飲み子のころからあらゆる毒を含まされて育った、お毒味役の腕下主丞(かいなげ もんど)。将軍吉宗役に田村高廣さん、大岡越前役に田村亮さんと「田村三兄弟揃い踏み」の作品としても話題を集めました。(←だんご三兄弟とは訳が違いますのえ!)

三兄弟のお父様は、大正末から昭和にかけて活躍した時代劇映画の名優、阪東妻三郎さんです。阪妻(ばんつま)の愛称で親しまれた方でした。

 

「眠狂四郎シリーズ」や「乾いて候」の腕下主丞の両作品に共通するのは、殺陣(たて)のときの田村正和さんの佇まいです。

一般的に殺陣の基本姿勢は、日本舞踊などと同様、腰に重心を低く置いて背筋を直線的にするんですが、田村正和さんの佇まいは、重心が少し高くて直線と言うよりはS字曲線のような、なんとも言えない「揺らぎ」があって、それが他にはない「美しさ」と「色気」を生みだしていました。

特にそれが顕著(けんちょ)だったのが、腕下主丞です。

 

「眠狂四郎シリーズ」の方が作品数や再放送も多く、一定世代以上の方ならチャンバラごっこで新聞紙を丸めた刀で「円月殺法」をマネしたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

当時の子供たちにとっては「眠狂四郎シリーズ」は見ることがあっても、「乾いて候」は親から見せてもらえなかったかもしれませんね。放送時間が遅かったですし、内容もちょっと大人な雰囲気でしたから。

 

 

 

実は私も初めて「乾いて候」を知ったきっかけは、ある雑誌で紹介されていた、同人誌通販の案内記事でした。

 

 

イラストレーターの小林智美さんが発行された一冊の本です。

小林智美さんと言えば、一般的にはゲームの「ロマンシング・サガ」のキャラクター画やパッケージイラスト、一部の方には「私説 三国志シリーズ」(江守備先生 作)の挿絵や装丁画などでご存じかと思います。

 

初めて購入した同人誌で、郵便小為替と返信用の切手を封入した封書をポストに投函して、届くまでドキドキしながら待ちわびたのが、未だに忘れられません。

この本もタイムカプセル部屋に所在が明らかなのですが、サルベージに体力が削られそうなので、画像は同じものをお借りしました。

 

小林智美さんの「乾いて候」愛が豪華で贅沢に詰め込まれた、とても美しい本で、大奥の実力者、月光院との艶っぽい駆け引きや、吉宗と主丞親子のちょっとコミカルなやり取りも紹介されていて、本当に本当に、宝石のような本でした。

 

 

 

田村正和さんは、真の美しさを知る役者です。

引退を決意したのは、2018年2月17日に放送された「眠狂四郎 Final 」の完成試写を見てとのこと。

TVのスポットCMで、私も放送があるのは知っていましたが、正直なところ「ああ、時は残酷だな……」と感じてしまい、あえて本放送を見るのを回避しました。

田村正和さんご自身も、画面に映る自分の姿を厳しい目で客観視し、引き際を見極めたのでしょう。

なんとも潔くて、美しい決断だと思います。

ファンとしては寂しいかぎりですが、田村正和さんの数々の名演技は、時代劇、現代劇を問わず、日本の芸能史に残っていくと思っています。

 

ファンのひとりとして申し上げます。

 

田村正和さん、

舞台やTVを通して、同時代にお会いできたことが、本当に嬉しいです。

感謝しかありません。

様々な美しい夢を見せてくださって、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

いや、あんた、なに言ってんの?

 

と、お思いのことと重々わかっておりますが、

 

ホントに、そうとしか言いようがないんですよ!

 

文字書きのクセに語彙が干上がっちゃうくらいの衝撃でした!

 

と、その前に……

 

えーと、今日はCSファミリー劇場で、第4話がOA(オンエア)される日なので、もろもろネタバレとか大丈夫ですよね!?

別に大した話はしませんけど。

 

ご存知かと思いますが、CSファミリー劇場では毎週火曜日に、

アニメ「銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE」(以下、長いので、公式ハッシュタグに倣って「ノイエ銀英伝」という)の放送のすぐあとに、

アニメ「銀河英雄伝説」(以下、シリーズの総監督、石黒昇さんの名前をとって、通称「石黒版」という。銀英伝ファンの間でも「石黒版」で浸透しつつあるらしいです)が放送されています。

 

いやー、もう、CSファミリー劇場(以下「ファミ劇」という)さんったら、粋な計らいというか、勇気ある決断というか……。

思いっきり「どうぞ比較して見て、楽しんでくださいね! ( ^ω^ )ニッコリ 」ってな番組表を組んでくださるのよね。

 

順応力が早くて単純な私みたいなファンもいれば、やっぱり「石黒版」が良いと思うファンもいらっしゃるでしょうし……。

実は、いちばんドキドキしてるのは、多田俊介監督をはじめ、全制作スタッフの方々や、キャストの役者さんなんじゃなかろうか、と余計な心配をしちゃってるOBABAです。

 

そんななか、実はファミ劇さんの第1話先行放送と、レギュラー枠での第1話を見て、

「お!大丈夫だ!これは毎週楽しんで見られるぞ!!」

と確信を持てたので、安心して木曜日のTOKYO MXの枠で第2話と第3話を見たんですが、ちょっと油断してて、画面から一瞬、目を逸らしてたら……

 

「ジークフリード・キルヒアイス大佐ですな?」

 

えっ!? ∑(・ω・ノ)ノ

 

塩沢兼人さん!? 、んにゃ!そんなはずないでしょ、オーベルシュタインは諏訪部順一さんだってば!! 

 

もうね、最初の一声で心臓をガシッと掴まれてズキューンととどめを刺されましたよ、マジで!

 

事前の発表で諏訪部さんがオーベルシュタイン役なのは、わかってたはずなのに、なんだかドキドキして、目と耳が画面に釘付けになっちゃいました!

 

「オーベルシュタインだ……。オーベルシュタインがそこにいる!!」

 

 

挙句の果てにTwitterで「上手く言えないんだけど、ものすごくオーベルシュタインだった」などとお馬鹿さんなつぶやきをしてしまいました。

 

 

以下、マンガ・アニメ好きOBABAのひとり語りを垂れ流しますので、ご注意くださいませ。

 

銀英伝のオーベルシュタインと言えば「帝国印絶対零度の剃刀」とか「永久凍土の石版」と称される人物で、石黒版では故・塩沢兼人さんが演じました。

塩沢さん独特の艶のある声が、感情を表に出さない絶対的な正しさと非情さで、場に緊張感をもたらすオーベルシュタインの存在をより一層際立たせていた、と言ってもいいと思います。

 

ノイエ銀英伝のオーベルシュタインを諏訪部順一さんが担当すると知って、イメージだけですけど、すぐに「納得」しました。

近作のアニメ『ACCA13区監察課』(原作:オノ・ナツメ先生)の登場人物、グロッシュラー長官を諏訪部さんが担当されていたのですが、彼もあまり感情を表に出さない寡黙なキャラクターだったので、安心してオーベルシュタインを見られるだろうと思ってたんです。

 

ところが、実際にオーベルシュタインの声を目の当たりにしたら、感情を表に出さないのはもちろん、想像以上に凄みも野心も上乗せして、でも、やっぱり絶対零度で永久凍土な正しさの艶のある声に、背筋がゾクッとしちゃいました。

 

「声」に聴覚から脳を通って延髄から尾骶骨までヤられたのは、ン年ぶりです。

 

諏訪部さんが出演する作品は『庭球版キャ〇テン翼』以外は比較的に見ている方だと思ってるんですが、お歌の王子様とか、黒船来航な幕末Rockとか、弓兵の聖杯戦争とか、キセキの世代最強エースとか、右眼に眼帯の祓い屋一門総帥とか、オタクな自衛官とか、スパイスの達人とか……。

 

特に印象深いのが「GANGSTA.」のウォリック・アルカンジェロ役、「スペース☆ダンディ」のダンディ役、「文豪ストレイドッグス」の織田作之助役、そして「ユーリ!!! on ICE」のヴィクトル・ニキフォロフ役でしょうか。

 

キザなハンサム役から、タフな便利屋、カッコいいんだけどちょっと抜けてる賞金稼ぎ、フィギュアスケートの妖精王さんなどなど。

 

ナレーションで声のお仕事に入った方なので、諏訪部さんご本人は「役者」と言われるのはこそばゆいかもしれませんけど、これだけ幅広いキャラクターの声を担当してこられたんですから、充分に「役者」と言って良いんじゃないかと思います。

 

そう言えば「スペース☆ダンディ」の通称「ロック回」には、ゲストキャラクターデザインとしてマンガ家の上條淳士先生が参加していらしたんですが、実は上條先生の代表作『TO-Y』のアニメOVAで主人公の冬威を演じたのは塩沢兼人さんだったなあ、とか脈絡もなく思い出して、こんな所で時空を超えて繋がってるのかな……なんて意味もなく嬉しくて、つい、ニンマリしちゃったり。

 

長年、アニメ好きやってると、いろんなことに繋がりっていうかご縁を勝手に見つけてしまう喜びを感じちゃうんです。

 

 

ノイエ銀英伝は、今夜ファミ劇さんで、第4話の最速放送があります。

せっかく、ウチは見られる環境があるので、横着(?)せずに、ちゃんとファミ劇さんで見て新しい発見をしながら、TOKYO MXさんで、じっくりかみしめて確認するようにしよう! と改めて思いました。

 

 

もう、本当に心臓に悪い罪な声ですよ、オーベルシュタイン as 諏訪部さん! (*-ω-)ドキドキ

 

なんて言うかですね……比較するのはそもそも間違いだろ!って前提で言いますけど、

塩沢兼人さんのオーベルシュタインは、もちろん絶対零度の永久凍土なんですが、例えば元帥府でバッタリ出食わしたら、ピシッと固まるんですけど

「……まあ、いいでしょう」と見逃してくれるような、ある意味母性、わかりやすく言うと「ママ味」があるんですが、

諏訪部順一さんのオーベルシュタインは、元帥府で出食わしたら、後暗いこととか何にもないはずなのに、ヒッ!! って固まって「ごめんなさい!ごめんなさい!! ごめんなさい!!! 」って思わず口をついちゃって

「……何かしたんですね? 話していただきましょうか」って、昭和…いや、明治時代の圧倒的家父長制時代の父性を、いわゆる「おっかないお父さん」な感じがするんですよ。

 

わかっていただけるかしらん( ̄▽ ̄*) ・・・ァハハ

 

 

今からこんなんじゃ、今夜登場する新キャストの声に、無事でいられるかしら、ワタシ……。

 

OBABAがひっくり返ってたら、なにとぞ、AEDで蘇生してやってくださりませ! パタッ_(:3」∠)_

 

 

 

そう言えば、なんでもない普通のブログって、最近書いてないなーと思いましてね。

 

たまには、ゆる〜く気張らずに……。ということで、少々お付き合いくださいませ^^*

 

あ、冒頭の写真は、よそ様の庭先に咲いていた桜の花です。今月の初めごろに撮りました。

濃いピンクなので、桃かな?とも思ったんですが、枝や樹の表面をよく見るとやっぱり桜。

染井吉野とは違う品種みたいですね。山桜かもです。

 

今年は桜の盛りが早くて、カタカタ文字書きしてたら、あっという間に見逃しちゃいました…… (´・ω・`)ショボ~ン

 

書いては休憩して、また書いては休憩しての繰り返しで、休憩のつもりが睡眠になっちゃったりして (。-ω-)zzz. . . (。•ω•) ハッ!

 

春眠どころか、あと10日ほどでGW突入って、ウソでしょ? 誰かウソだと言ってー!!

 

陽気はすっかり初夏のようだし、でも、来週はまた気温が下がるとかいうし。

この気温差が、OBABAの身にはかなり堪えてましてねー _(⌒(_'-ω-)_

 

日中の眠気がホントに強烈で……うっかり負けそうになることもしばしばなんです。

 

この4月から、仕事や学校などで環境が変わった方々も多いかと思いますが、そろそろ疲れが出てくるころ合いですから、「休むときは、しっかり休む」を、心がけてくださいね。

 

つい、GWだからって予定を入れたくなっちゃうけど、新しい環境で頑張った自分を、うーーーんと褒めて、のんべんだらりと部屋でごろごろするのも良いんじゃないかなあ、って思います。

 

いつもごろごろしてんのは、あんたでしょ! って、どっかからウチの家族に突っ込まれそうなんですけど……。

 

キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ

 

よし!今はいないな! ( ´ω` )ホッ

 

そんなウチの家族も、これまでドアtoドアで1時間だった通勤時間が、今月から1時間45分ほどになったので、ここのところ毎日グッタリして帰ってくるんですよ。

まあ、時期的に歓送迎会などのお付き合いもあって、そっちの疲れもあるんだろうけど……。

GW明けくらいまでは、ちょっと気をつけて様子見した方がいいんだろうな、と思ってます。

 

 

最近、ささやかな嬉しいことと言えば……

 

お野菜が買いやすい値段になった!\(^-^)/

 

大根もきゅうりも、好物のトマトも、やっと普通に食べられる!

新じゃがのきんぴら作ったり、アスパラガスの焼きびたししたり、きゅうりの一本漬けしたりと、ちょっと保存のきく常備菜を作れるのが嬉しくて。

 

生産者の皆さんに、本当に感謝です。 

 

文字書きの気晴らしに、常備菜を作ることもあります。

題して「真夜中クッキング!」\( ̄∀ ̄)\シャキーン!

でも、こないだは、にんじんのラペサラダ作りたくて、にんじん丸々4本を千切りしてたら、抑える方の手がガチガチに固まって痛くなっちゃいました。本末転倒……。

しかも、2日後には筋肉痛になるという、なんとも情けない有様になったですよ _| ̄|○ il||li

 

お野菜たくさん食べられる幸せには、代えられないけどねー。

 

ちょっと疲れたり、しんどかったりしても、ご飯を美味しく食べられるうちならなんとかなる!と思ってます。

 

適当にがんばって、大いに休息をとる。

 

皆さんも、頑張りすぎには気をつけてくださいね (^_^)

 


 

忘れたころにやってくる……それが当書斎(ブログ)の続きもの記事です ( ̄▽ ̄;)

 

 

 

本っ当にすみません! m(_ _)m


普段なら、こんな「負の感情」丸出しの記事なんて、書きませんし、書かないように心掛けてますが……。(たまにボヤきまとめは上げますけど)

やっぱり「墓まで持ってく」ほど出来た人間じゃないんですよ、ワタシ。

夢の世界の入口に立つ前に、夢をぶっ壊されたようなもんなので、ちょっと……いや、相当、根に持ってるんだなあと、自分で自分が恐ろしいです。

絶対、敵にまわしたくないわ、こんな人間 ((((;゜Д゜)))


前の記事(リンク跳びます)
    ↓
「最悪だった『宝塚歌劇団』との出会い ①」(2018年2月26日付記事)


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宝塚歌劇団OGの大沼一美さん(仮名)が、退団後に初めて開設したダンススタジオ。

そこへ、クラシックバレエのキャリアと地元での信用を買われて、クラシックバレエクラスの講師として招かれた、私の母の親友でもある、陽子先生(仮名)。

陽子先生から声をかけていただいて、『大沼一美ダンススタジオ』の、バレエクラス1期生になった、私。

考え方の違いから、ぎこちない空気が充満していくなか、「記念すべき『第1回発表会』」の準備が始まります。


……が! その前に、


それまで、私が通っていた、いくつかのバレエ教室の、発表会事情について、まずは、お話させていただきます。


発表会とは……


① 2、3年に一度、そのバレエ教室単体が主催者となって、大きなホール会場を貸切にして行う発表会(便宜上、以下「大発表会」という)。
演目は、前半に各年齢及び習熟度に合わせた、小品集。後半は、全幕物や、そのうちの一幕を上演する形式が多いです。


② 大発表会のない年に、バレエ教室の所在する区市町村のホールで、文系の習い事教室が合同で開催する文化祭に出演する合同発表会(便宜上、以下「小発表会」という)。
演目は、小品集のみのケースが多いです。


③ 同じく大発表会のない年に、クリスマスなど、どこかの年中行事に合わせて、いつもの稽古場に保護者を招待して行う、おさらい会(名称は各教室によって様々)。


おおよそ、この3つの形式を繰り返すパターン、もしくは、おさらい会だけは毎年行う、というのが通例でした。


①と②は、原則として衣装とメイクをして行うケースが多く、
③は稽古着で踊るケースと、①と②同様、衣装&メイクで踊るケース、または衣装のみ着てメイクはしない、その逆でメイクはするけど稽古着で踊るなど、各教室によって発表の機会のありかたは、教室の数だけある、といっていいかもしれません。



教室によっては、発表会へ向けてのレッスンが始まると、生徒さんの新規入会を、お断りすることがあります。
発表会用の振り移しや反復練習がメインになるため、基礎練習(バーレッスンとセンターレッスン)の時間を短縮することになるからです。



いずれにせよ、発表会やおさらい会を開催する目的は、生徒に目標を持たせて、レッスンに集中させる意味もあるでしょう。

事実、それまで稽古場ではそれほど目立たなかった生徒さんが、発表会をきっかけに飛躍的に上達するケースもありました。



『大人のためのバレエクラス』(大人になってから初めて習う人や、私のように「幼少期にかじったけどブランクが長い人」のためのレッスンクラスのこと。以下、「大人クラス」という)の生徒は、強制ではなく、任意ですが、大発表会と小発表会への参加には、お声がかかります。


なぜ、任意かというと、発表会に参加することになると、それなりにまとまった現金での出費が必要になるからです。
特に、大発表会の場合は、小品集と全幕物の2演目に出演することになりますが、大人クラスの生徒は、専業主婦、会社員、自営業、派遣社員・パート・アルバイト、大学生・専門学校生・高校生など、いろいろな立場の人がいるからです。



発表会に参加するには、まず、月謝とは別に「参加費」がかかります。
教室によって、プラス、どこのホールでやるかによるので、相場は、まちまちですけれど、現在の物価を考えれば、どんなに良心的な教室でも、おそらく「万単位」の「参加費」を支払うことになるでしょうか。



ここに、衣装代が上乗せされます。
発表会用のバレエ衣装は、30年くらい前から、レンタルしてくれる業者が出始めましたが、それまでは、基本的にクチュール(=オーダーメイド)か、教室のオーナーに縁(えん)のあるバレエ団から貸してもらうかでした。


クチュールは、デザインと生地の素材によってピンきりで、1着あたり、30,000~160,000円(税込)くらいかかります。

バレエ団から貸してもらう場合はレンタル料(クリーニング代込か別途クリーニング代のどちらか)を支払います。
料金は、こちらもピンきりで、1着あたり、6,000~24,000円(税込)くらいが目安になります。


演目とサイズ感さえ合えば、以前にクチュールで衣装を誂(あつら)えた生徒さんから、無償で貸していただける場合もありました。

原則、クリーニングしてから、お返しするんですが、バレエ衣装のクリーニングは特殊扱いで、引き受けてくれるお店と断られるお店がありましたので、そこはケースバイケースでしたね。
私も無償で衣装をお貸ししたことがあります。


いずれの場合の衣装も、原則「日本人の体型」を基本としたパターン起こしとデザインで作成されているため、日本人でも美しく見えるシルエットになっています。



また、発表会当日には、あらかじめバレエ教室が依頼した、プロのスチールカメラマンとビデオカメラマンが入り、本番中の写真と映像を撮影します。


したがって、発表会を観にいらっしゃる保護者や親類、ご友人の皆さんの、ホール内でのカメラ撮影は禁止です。


バレエ教室によっては、ホール外(そと)の、休憩スペースやロビーの一角で、同じく、バレエ教室が委託したプロカメラマンによる、有料で記念撮影できるブースが、設けられる場合もあります。



ここで、お子さん、お孫さん、または、友人の発表会を見に来る、保護者や親類、ご友人の皆さんに、ぜひ知っていただきたいことがあります。


【ホールの中ではカメラなどでの撮影は禁止】と、謳(うた)っているにもかかわらず、我が子、我が孫、可愛さや、「せっかくの記念に」と、携帯やムービー、デジカメなどで撮影する方が、必ずと言っていいほど、いらっしゃいます。


はっきり申し上げますが、マナー違反ですし、出演する側から見ると『大顰蹙(だいひんしゅく)もの』です。


「ダメって言ってるのに、撮ってるひと、いるわよ」
「どれどれ……あ、ホントだ!」
「いやよね~、事前に『ちゃんと守ってください』って言ってるのに」
「いい大人が、最低限の約束ごとも守れないなんて、みっともないわよね」
「どなたの関係者かしら……」
「○○ちゃんの親御さんか、おじいさま、おばあさまじゃない!?」
「ああ、○○ちゃんの! 親が親なら子も子……もしくは孫も孫ってところかしらね」
「全くよねえ~」



と、十中八九、裏方さんや、当日お手伝いに来てくださる方々、大人クラスの生徒さんに言われていると思ってください。


パパとママ、じいじやばあばなどの恥は、お子さん、もしくは、お孫さんの恥になります。


「フラッシュを焚(た)かなければいいじゃないか!」という問題ではありません。
肝に命じておいてください。
お願いします。



もうひとつ、保護者や親類、ご友人の皆さんに、知っておいていただきたいことがあります。


出演する(自分で着替えや髪をセットできない)生徒さんひとり(姉妹や姉弟、兄妹など一組)につき、世話をする保護者などの大人ひとり(女性の大人)以外は、余程のことがないかぎり、楽屋への出入りは禁止です。

理由は単純明快。楽屋は、出演する生徒たちだけで、混雑でごった返してますし、生徒の99%は女性で、下は2歳か3歳から、大人クラスは未婚、既婚問わず、文字通り「大人」の生徒たちだからです。

特に、出演者と裏方さん以外の男性が、楽屋や舞台裏に出入りすると、場合によっては、窃盗や盗撮、軽犯罪(のぞき)の疑いで、警察へ通報することになります。ご注意ください。



あと、これは教室によりますが、発表会終了後に「お礼」として、先生方に何か贈り物を差し上げることもありました。
大人クラスの生徒さんたちだけで少しずつ持ち寄って、主に、お菓子の詰め合わせや、お忙しい先生方が、サッと用意できる食品などの「消えもの」を贈り物にしました。


と、ここまで含めて、ざっと、最低でも、45,000~50,000、60,000円くらいのお金を用意することになります。


さらに、発表会当日の演目全てを収録したDVDの販売もあり、出演した生徒さんの多くが「記念に」と購入しますし、プロ撮影のスチール舞台写真も、後日アルバムの形で教室に見本が届くので、自分が写っている写真を購入したり……と、ここでも7,000~10,000円ほど予算として考えておいた方がいいと思います。


踊る曲が複数になれば、その分、衣装代が上乗せになりますし、パ・ド・ドゥ(男女2人の踊り手による踊り)を踊ることになれば、客演をお願いする男性ソリストさんへのお礼として、パートナー代を支払うことになります。


発表会間近になれば、通常のレッスン日にプラスして、教室での全演目通しリハーサルや、本番前に発表会会場ホールでのゲネプロ(=発表会当日より前の日に、衣装を着て、本番通りに行うリハーサルのこと)に参加したりと、費用もかかりますし、拘束時間も増えます。


『習い事として通っているお子さん』については、そりゃもう、「可愛い子供のためなら」と、親御さんたちは、手放しで参加させる人がほとんどです。


しかし、大人クラスの生徒さんたちは、それぞれの御家族の出費に対する理解と、拘束時間が長くなる分の協力がなければ、参加するのも難しい……というのが現実なのは否めません。


「たかが趣味の習い事に、なんでそんなに金がかかるんだ」とか「発表会に拘(かかづら)ってる間、家のことは誰がやるの」って言われてしまう生徒さん、少なからずいらっしゃるんですよ。


正直に言わせてもらうと、
「毎日とか毎年ってわけじゃないんだから、そのくらいの出費や時間の自由くらい、大目に見てやんなさいよ。器(うつわ)の小さいヤツだな」
って、思いますけどね。


バレエの発表会って、ある意味『非日常』の最(さい)たるものだと思うんです。海外旅行や船旅で周遊などと同じか、それ以上の『非日常感』を味わえるんじゃないかと。


どこに、お金と時間を費(つい)やすかについては、人それぞれの価値観がありますから、一概には言えないかもしれませんけど、少なくとも、客席から見る景色と、舞台上から客席とホール全体を見る景色は全く違います。


舞台を観に行くのも、もちろん楽しいですが、自分が「舞台に立つ」のは、また格別の楽しさがあります。


きれいな衣装を着て、舞台用のメーキャップをして、照明を浴びながら、ホールに鳴り響く音楽に乗って踊る……それがたった数分だとしても、その時間だけは、舞台上の全ての装置が、自分たちだけのために、注(そそ)がれる……。


よく、「一度スポットライトを浴びる喜びを味わうと、その感覚を忘れられなくなる」と言われる由縁(ゆえん)ですね。

実際のところ、練習以上、または練習どおりに本番で踊れることは少ないんですが、失敗したって、なんだっていいんです。

発表会まで無事にやり遂げた、という達成感は、何物にも代えがたい貴重な体験になります。
これだけは自信を持って保証します。


と同時に、ひとつの舞台を作り上げるために、どれほどの多くの人の力と時間がかかるかを、実感できると思います。





だからこそ、なのかもしれませんが、「客からチケット代を払ってもらう以上、『プロ』として代金に見合う舞台を見せてほしい」と思ってしまうんですよね。

 

 


後々、宝塚歌劇団の公演を観に行くようになるんですが、ヅカほど演目によって良し悪しのバラツキが激しいのは、他にはありませんでした。


6、4くらいの割合で「金返せー!」と言いたくなる演目がありました。ちなみに「金返せー!」が6割です。





今回の「バレエ教室の発表会事情」を踏まえて、
次回は、どうにも腑に落ちなかった『第1回 大沼一美ダンススタジオ発表会』のお話をさせていただきたいと思います。

 

 

すみませんが、もう少し、お付き合いくださいませ (。・人・`。))ゴメンネ

 

《画像は筆者所有の【Violence In Jealousy Tour】のツアーパンフからです》

 

 

このとき、実は番組内容を全く知らなくて、見てなかったんです。

番組終了後に、当書斎(ブログ)にたどり着いてくださった方のコメントで、初めて知りました。

数日後、運良く動画で見ることができたので、ちょっと感想を書いてみようと思います。

 

 

今回の番組で特徴的だったのは、「再現ドラマ付き」だったことかなと思いました。

幼少期からメジャーデビューまでの話については、古参ファンなら「知ってるけど敢えて口にしない」内容でした。本名のこと、生家が呉服屋だったこと、家族構成、そしてもちろん、お父様を自殺で亡くしたこともです。

ただ、「再現ドラマ」でより生々しく、今まで知らなかった詳細まで明らかにされていたことに、正直、驚きました。

 

何より驚いたのは、夫を亡くして一番つらかったであろう、お母様が、たった一枚の写真だけを残して、よっちゃんのお父様のものを全て処分したということ。

「二人の息子をちゃんと一人前に育てる」という覚悟の現れのように感じました。

 

 

『X』結成からメジャーデビューまでの話は、古参ファンとして雑誌のインタビューなどで知っていたことが、そのまま語られてました。

最も私が知りたかったのは、TAIJI 解雇の経緯でした。

これまで、1991年夏には正式メンバーでなく「スタジオミュージシャン扱い」の契約に変更したと聞いていたので、てっきり、その時点で解雇が決まったものと思ってました。

 

こちらの記事にも、そう書きました。

『X with ORCHESTRA(DES 8, 1991)<X JAPAN> 【追記あり】』

(↑リンク跳びます)

 

実際のところは、1991年12月31日に初出場した、NHK「紅白歌合戦」終了後にYOSHIKIがTAIJIひとりを呼び出し、解雇を言い渡して、いつものように殴り合いになった、とのことでした。

 

「それから他のメンバーに集まるように連絡して、こういうことがあって、TAIJIには『X』を辞めてもらう。その考えに納得いかないなら、みんなも辞めても構わないって話して、1月1日の朝を迎えました」

 

YOSHIKIがここまで詳しく、TAIJI解雇の経緯を話したのは、私が記憶しているかぎり、初めてだと思います。

 

ただし、解雇の理由については……

 

 

よっちゃん、虚空を仰ぐ……言うかな?

 

 

 

 

やっぱり、言わないか…… (-ω-;)ウーン

 

わかってましたけどね、多分、言わないんだろうなって……。

 

これから先も、おそらく明らかにされることはないんだろうと思います。

 

よく、Yahoo知恵袋とかで、興味を持った人が「TAIJIがクビになったのはなぜ?」と質問するのに対して、ジャンルマスターとかいう人が回答するのが、たびたび繰り返されていますけど、当事者のひとりであるTAIJIは、もうこの世になく、もうひとりの当事者であるYOSHIKIが何も言わないかぎり、全てただの「憶測」に過ぎません。

 

きっとYOSHIKIは、この件に関しては「墓まで持ってく」つもりなんでしょう。

 

個人的には、「それもまた、よっちゃんらしいし、『X』という伝説のバンドにふさわしいエピソードのひとつ、ってことで良いんじゃないかな」と思ってます。

 

興味本位の人、あるいは『X』または『X JAPAN』のファンの皆さんを問わず、「TAIJI解雇の理由」を知りたがる人は、これからも絶えないでしょうけど、外野、ましてやファンなら尚更、YOSHIKIとTAIJIの絆、『X』というバンドの絆に土足で踏み込むようなマネをするのは、いかがなものかと。

 

彼らには、彼らにしかわからないことがあったって良いと思うんです。

誰にだって、そっとしておいてほしいことがあるように。

 

そりゃあ、私だって「知りたくないのか?」って聞かれたら、知りたいに決まってます!

でもね、「ファンだから」ってのを免罪符にして、ズカズカ人の心を踏み荒らすのは違うでしょ! と思ってます。

 

逆に「あなたが好きだから全て知りたい」って言われたからって、全部話せるか? と自分に問いかけると、「どうしても触れられたくないこと」って、やっぱり私にもありますからね。

 

 

ただ……YOSHIKIがこのインタビューで言ったように、1992年1月の東京ドーム3daysに参戦したファンや観客は、「『X』のTAIJIはラストライブになる」ことを誰ひとり知らなかったんです。

3days最終日の1月7日のLIVEで、TAIJI作曲の『Desperate Angel』のときに、やたらToshlがTAIJIに絡んで煽ってたり、同じくToshlがMCで「最後だ!最後だ!!」と叫んでたり……。

『ENDLESS RAIN』で、LIVE恒例の客による、ENDLESS、ENDLESS、ENDLESS RAINのときに、メンバー全員が、それまで見たことがないくらい、妙にしんみりしてたり。

 

 

 

 

 

このLIVEのビデオは、もちろん、TAIJI脱退後に発売されたんですが、本当に「今にして思えば」っていうことが多すぎて…ね……。

 

だからといって、あの場でTAIJIの脱退を公表したら暴動になりかねなかったでしょうから、ああするしかなかったんだろうと、今ならわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時の公式ファンクラブから、突然手紙が届いたのは、1992年1月末。「TAIJI、『X』脱退のお知らせ」でした。

 

 

その後の『X JAPAN』への改名、Toshlの洗脳騒動、「『X JAPAN』解散」については、冷ややかに見ていました。そこに自分が大好きだった『X』は、欠片もなかったからです。

 

ただし、TVの緊急ニュース速報で、画面上部に表示されたテロップの、HIDEの訃報には、さすがに動揺しました。

告別式は、かなりの人出で混雑するだろうと予想できたので、通夜に行きました。それでも、長い行列ができるような人出でしたが、告別式のような混乱はなくて、むしろ築地本願寺の近隣の方々へご迷惑をかけないように、参列者の多くが、献花台まで粛々と行儀よく並んでいたのを覚えています。

 

時は流れて、「『X JAPAN』復活」とその後の活動は、複雑な心境で受け止めてました。

 

とある確かな筋から聞いていたんですが、「『X JAPAN』は、国内ではLIVEを1、2回やっても全く黒字にならない。却って赤字が出る」とのこと。もう、彼らの動向への関心は、薄れていく一方でした。 

 

そこへ飛び込んで来た「2010年8月14、15日の日産スタジアムのX JAPAN LIVEに、TAIJIが参戦」のニュース。

 

金スマの番組中にもVTRで流れてましたけど、TAIJIが本当に嬉しそうな顔をしていて、足が悪いTAIJIに肩を貸しているToshlとの泣きそうな表情とか、YOSHIKIとTAIJIがお互いに肩をたたいて笑ってる様子とか見て、「TAIJI解雇の理由」は、いろいろあったんだろうけど、18年の時を越えてTAIJIが同じステージに立った…この事実だけで、私は充分だと思いました。

 

まさか、翌2011年7月、TAIJIが亡くなるなんて想像もしてなかったです。

 

しかも、報道によるかぎり、自殺だなんて……。

 

父親、HIDE、そしてTAIJI。3度も「自殺」という言葉に襲われたYOSHIKI。

きっと、自身を呪い、打ちのめされるには充分だったことでしょう。

 

一部のネットユーザーから、「今回の番組でHIDEの死については話すのに、なんでTAIJIの死については話さないの!?」という声が上がったようですが、それは、「TAIJIの亡くなった場所が、サイパン(米国の自治領北マリアナ諸島連邦〔正式名称:北マリアナ諸島自治連邦区〕の中心的な島。北マリアナ諸島の政治・経済の中心地)で、航空機内で暴行を働いた廉(かど)で拘束後に拘置所内で縊死(いし)した、という報道がされた経緯があるから」だと思います。

 

TAIJIが拘置所で縊死を謀(はか)り、意識不明になったと思われる時刻前後には、当時のマネージャー北見輝美がかなり不審な行動を取っているんですが、刑事事件に出来るような確たる証拠に乏しく、YOSHIKIも軽々しい発言ができる立場じゃありませんしね……。

 

この辺りの経緯については、

『TAIJI関連裁判資料を閲覧してきました』(2012年6月30日付記事)

 

『『TAIJI―沢田泰司― 赤塚友美・著(宝島社)』読みました』(2016年4月21日付記事)

をよろしければご覧ください。(↑それぞれリンク跳びます。)

 

 

インタビューの最後で、

 

 

と問われた、よっちゃん……。

 

少し考えて……、

 

 

…………。

 

なんかね、言葉がありませんでしたよ。

ただただ、「無理が効かなくなってくる年齢なんだから、身体を大事にしてね、よっちゃん」としか言いようがなかったです。

 

 

この記事を執筆中に、「YOSHIKIがドラムを叩いて完全復活」とのニュースを見ました。

 

よっちゃん、ヘドバンしなくても叩けるじゃん! (^^♪

よかった、よかった! 

 

もう、親戚のOBABAのような気持ちになっちゃってます。

 

OBABAはヘドバンしなくなって、もうン10年になっただよ。

もし、今やったら、翌日じゃなくて、2日後か3日後に、首が痛くなるんだろうなあ。

下手したら、痛いのに気づかなくて、突然パッタリするかもしれんわい _(:3」∠)_

 

 

 

坂口憲二さん主演の「医龍シリーズ」は、大好きな作品のひとつです。

 

昨夜のこと……

 

私「え!? 坂口憲二くん、活動休止?」

家族「ああ、股関節が悪いとか……」

 

すぐに浮かんだ言葉がありました。

 

私「! 大腿骨頭壊死!?」

家族「う、うん」

 

なんで、わかったの? と言いたげな家族に、理由を言いました。

 

今日のワイドショー番組などでも取り上げてましたが、「大腿骨頭壊死」は、昭和の国民的歌手、美空ひばりさんも患った病(やまい)です。

 

そして、私にとっては、もうひとり、忘れられない永遠のロックベーシスト、TAIJI(X JAPAN)も患った病だからです。

 

TAIJIの場合は、「左大腿骨頭壊死」でした。

併せて、交通事故にあったり、アルコール依存症などもあったので、一概に坂口さんとは比較できませんが、TAIJIは「一生車椅子の生活になる、と宣告されたことがある」ということを、私も知っていました。

晩年には、内縁の妻の助けもあり、アルコール依存症を克服して、歩行訓練を兼ねた散歩や、階段の昇り降りをしていたことも、TAIJIの関連書籍で読みました。

 

坂口さんは「特発性大腿骨頭壊死」とのこと。

長い間、痛みに耐えていらっしゃったのかと、その心情を察することしかできません。

 

【特発性大腿骨頭壊死 《治療》】

安静や薬物による保存的治療では効果が少ないため、早期に外科的手術を行なう方がよいとされています。

比較的若い人におこることが多い病気なので、関節の機能を失わないように、大腿骨頭前方回転骨切り術や骨移植術など、さまざまな骨頭温存手術が行なわれます。

骨頭の破壊が進んでいる場合は、人工骨頭置換術などの人工関節置換術なども選択されます。

(以上、「家庭医学館」より一部引用)

 

 

役者として、時代劇などでも活躍を期待できそうだっただけに、残念でなりません。

所属事務所もお辞めになったとか……。

充分な休養をとって、病(やまい)と向き合い、役者という形でなくてもいいので、いつか、元気な姿を、また見せていただけたら……と思います。

 

同じ病の人たちにも、光となれる存在でいてほしいです。朝田先生!

 

 

さてさて、CSファミリー劇場での最速先行放送まで、あと24時間を切りました!

 

昨年9月の情報解禁のときには、キャラクターデザインでのけ反って、アホな妄想が炸裂しちゃいましたが…。

 

(よろしければ妄想をどうぞ『アニメ「銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE」情報第1弾、解禁ですね』← リンク跳びます。)

 

どうやら、ネット民の皆さまの間でも喧々諤々(けんけんがくがく)、いろいろとあったようで、安達裕章さん(田中芳樹先生の所属事務所、㈲らいとすたっふの代表)が、Twitterで暴れ馬と化しつつあったファンを「どうどう、どうどう」と、落ち着くように発言なさっていたらしいですね。

 

さっそく、第2弾PVを見ました。

 

 

 

 

うん!良いんでないかい!?

 

当初のキャラデザを若干(じゃっかん)変えて、よりラインハルト様らしさが際立つようになった気がします。

 

 

 

宮野真守さんの声もハマってます。

 

 

 

うん、いい、いい!

 

 

 

黄瀬くん(黒バス、キセキの世代のひとり)っぽさは、かなり影をひそめました。

 

 

 

梅原裕一郎さんの声も、宮野さんの声とバランスが取れてて、良いと思います。

こちらも、赤司くん(黒バス、キセキの世代の主将)っぽさが無くなったんじゃないかな……と、思います。

 

 

 

個人的に、ファーレンハイトが竹内良太さんなのは嬉しいです!

『魔法使いの嫁』でのエリアス役が素敵でしたから、期待大ですわ^^*

 

 

 

そして、メルカッツ提督は、運昇さん!

『石黒版』では、トリューニヒト役でした。

いぶし銀の老提督、ハマると思いますよー(^^)

 

 

 

ヤンは、より普通っぽさが増したんじゃないかな?

鈴村健一さん、さすが芝居巧者!素敵なヤンになりそうです(^^♪

 

 

 

ラオは、少し若くなったかな?

畠中祐さんは『甲鉄城のカバネリ』でのお芝居が素敵でしたので、

やはり期待大ですね(^-^)

 

 

 

ジャン・ロベール役は小野友樹さん!来たか、おのゆー!

期待してますよ!

 

 

 

見ずらいかと思いますが、現時点でオープンになったキャスト陣です。

 

オーベルシュタイン:諏訪部順一さん

ミッターマイヤー:小野大輔さん

ロイエンタール:中村悠一さん

 

ユリアン:梶裕貴さん

キャゼルヌ:川島得愛さん

フレデリカ:遠藤綾さん

 

そしてそして……

シェーンコップ:三木眞一郎さん!!!

 

これは楽しみです!

OBABAの労働意欲が増しそうですよ〜 \(^^)/

 

CSのファミリー劇場では、明日の夜9時からナビゲート番組「銀河の歩き方」、

続いて夜9時半から、第1話の最速先行放送です。

 

もろもろ用事は済ませて、見るのを忘れないようにしなくちゃ!ですネ。

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに、「オラわくわくすっぞ!」

                             ↑

や、だから、それちゃうからね! Σ\( ̄ー ̄;)

 

【2018年4月2日 追記】

筆者が言いたかった事務レベルの話を具体的に述べている記事のリンクと、ガラケーの方向けに記事全文を貼りました。

 

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今日、午前9時半過ぎから参議院予算委員会で、前財務省理財局長の佐川信寿氏の証人喚問が行われました。午後2時からは、衆議院予算委員会での証人喚問も予定されています。

 

皆さんご存知の通り、「森友学園への国有地払い下げに関する決裁文書改竄(かいざん)問題について」が議題です。

 

筆者の個人的見解を述べさせてもらいます。

この件に関しては「有名人で箔をつけたい野心家の夫婦が、首相夫人の名をチラつかせて官僚に迫り、ブラフに引っかかった地方局官僚が平身低頭言いなりになったのを、本省官僚が後始末させられている」という辺りが真相だろうと思っています。

 

多いんですよ、議員だの地元の名士だのから何か言われると「へえへえ」と胡麻すりよろしく言うこと聞いちゃう官僚って。

特に、立身出世の上昇志向の強い人ほど、この傾向が高いです。

 

出世にそれほど執着しない、叩き上げの省庁職員は、日々黙々と職務をこなすことが第一なので、議員だの自治体首長だの地元の名士だのが、地位を振りかざして通常業務を停滞させるような「ゴリ押し案件」をねじ込もうものなら、「それがどうした!」と突っぱねるくらい、「屁」でもありません。

ほとんどの末端の現場職員は「自分たちは、特定の地位の人間のために仕事してる訳じゃない。国や地域全体のために仕事してるんだ!」と胸を張って言えるはずですから。

 

と、まあ、この案件に対する筆者の見解は、こんな感じで終わりにしたいと思います。

 

 

 

「そう!これこれ!」と筆者が言いたかったことが全て書いてあるのは、こちらの記事です。

舛添要一が断言「昭恵夫人の国会招致などあってはならない」 

(↑リンク跳びます。)

 

ガラケーの方は読めないようなので、以下、記事全文を貼ります。(IRONNAより引用)

 

舛添要一(前東京都知事、元厚生労働相)

 

 学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書改ざんで、前財務省理財局長、佐川宣寿(のぶひさ)氏の証人喚問が衆参両院で行われる。むろん焦点となるのは、公文書の改ざんがいつ、誰の指示で行われたのか、ということだ。

 

 そもそも一連の問題は、公文書の改ざんという事件性をはらんだ疑惑と国有地の森友学園への払い下げに不正があったかどうか、この二つの問題からなる。

 

 公文書の改ざんについては、前代未聞の不祥事であり、政権の立場を考えて財務省の役人が「忖度(そんたく)」して書き換えたものとされている。この問題は、大阪地検特捜部が任意で財務省の役人の聴取を行っている。つまり、これは捜査中の案件で、佐川氏が証言拒否することも可能であり、真相がどこまで明らかになるかは分からない。

 

 改ざん前の決裁文書を見ると、記述が詳細すぎて驚くが、そこには役人の魂胆が垣間見える。それは政治家案件であるために、事後に問題が起こったときには「自分(役人)の責任ではない、政治家の存在が無言の圧力となった」と逃げ道を作るためだったようである。

 

 このあまりに詳しすぎる決裁文書が近畿財務局、そして財務省本省で問題になるのが、昨年2月以降である。

 

 昨年の2月17日には、衆院予算委員会で、安倍首相が「私や妻が払い下げに関与していれば首相も国会議員も辞める」と答えている。また、2月24日には佐川氏が「学園との面会記録は破棄している」「国会議員らの不当な働きかけは一切なかった」と答弁。さらに、3月15日には「価格を提示したことも、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない」と発言している。

 

 佐川氏は、まずは首相答弁と整合性を取るため、つまり首相辞任といった事態に陥らないように、国有地取引の内容を熟知しないまま、そのような答弁をしたと考えられる。

 

 そして、部下たちが理財局長の発言と矛盾するような文言を決裁文書から削除したと考えるのが最も事実に近いのではないだろうか。文書の改ざんが行われたのは、昨年2月下旬から4月にかけてである。

 

 野党は、役人が「安倍昭恵夫人」の名前を削除したのは、この首相答弁を忖度したからではないかと疑問を呈している。

 

 しかしながら、以上の経緯を見ても、役人レベルの決裁文書そのものについて、首相や首相夫人が知るわけがないし、まして改ざんするように圧力をかけることなど有り得ない。したがって、この公文書改ざんについて昭恵夫人を証人として国会招致するなどあってはならないことである。

 

 次に、国有地払い下げ問題については、特例での取引に不正があったのか、なかったのか、そしてそこに安倍首相や昭恵夫人、あるいは鴻池祥肇氏や平沼赳夫氏ら政治家の関与があったのかどうかが焦点になっている。

 

 3月23日と26日には、野党議員が大阪拘置所で森友学園前理事長の籠池泰典被告と接見し、昭恵夫人から「いい土地ですから前に進めてください」と言われたということなどを再確認したという。しかし、籠池被告が本当のことを言っているのかどうかは確認する証拠がない。

 

 ところで、籠池夫妻はなぜ今も拘置所に入っているのか。昨年7月31日に逮捕されたのは、小学校への国の補助金を不正受給したという補助金適正化法違反である。しかし、特捜部は国有地売却をめぐる財務省職員の背任容疑についても告発を受理しており、いわばこちらが「本丸」であり、国有地の払い下げが不正なものであったかどうかの捜査を進めていると思われる。

 

 この件の真相を明らかにするためには、佐川氏の前任者たちの証人喚問が必要である。佐川氏が理財局長だったのは、2016年6月17日から2017年7月5日までであり、国と森友学園との間で件(くだん)の土地について売買契約が成立したのは2016年6月20日である。つまり、実際の売買交渉は迫田英典理財局長(在任期間2015年7月7日〜2016年6月17日)、中原広理財局長(同2014年7月4日〜2015年7月7日)、林信光理財局長(同2013年3月29日~2014年7月4日)時代に行われたものである。

 

 この交渉で籠池被告が昭恵夫人の名前に言及するのは、2014年4月28日であり、近畿財務局との打ち合わせの場で、籠池夫妻が昭恵夫人と一緒に写った写真を見せながら、「安倍昭恵総理夫人から『いい土地ですから前に進めてください』とのお言葉をいただいた」と述べている。

 

 もし、籠池被告の言っていることが正しいとしても、大臣や都知事としての私の経験を振り返っても、毎日のように多くの人と会い、写真も一緒に撮られ、またいろんな場所に視察に行くため、4年前にどこでどのような言葉を話したかなど覚えてもいない。また、「いい土地ですね」「いい絵ですね」「いい本ですね」などと社交辞令を連発することも決して珍しくはない。

 

 昭恵夫人を証人喚問に呼んだところで、安倍首相が言ったように「そんなことは言っていない」としか言わないであろう。そして、発言内容について、録音などの証拠もない。

 

 国有地の不正払い下げを問題にするのならば、近畿財務局の関係者を証人喚問に呼ぶことが先決である。籠池被告は昨年3月28日に証人として国会で喚問されている。

 

 そのとき、籠池被告は総理夫人付きの政府職員、谷査恵子(さえこ)氏から国有地借り受けに関して、ファクスをもらって「現状では希望に沿えない。なお、昭恵夫人にも既に報告している」と述べている。この真相については、谷氏を証人喚問して問いただせば済む話である。

 

 いずれにしても、昭恵夫人は籠池被告に利用されたのであろう。彼女を証人喚問しても、真相が分かるはずがない。真相解明のために証人喚問すべきは、まずは歴代近畿財務局長、そして担当の役人たちである。

 

 

 

 

 

 

本題に入ります。

 

安倍昭恵さんに対して、野党も与党内からも、そして報道を通じて日本国民の大多数が、国会での証人喚問に応じるよう求めています。

それに対して安倍晋三さんは、「妻のことは、私が答える」と繰り返し答弁しているのを「伝書バトか!」と揶揄する議員もいます。

 

お気づきでしょうか。筆者は「総理」や「総理夫人」という役職名を使っていません。

もちろん、政治家として、国のトップとして安倍晋三さんは重責を担(にな)っていますし、安倍昭恵さんはファーストレディとして、夫が出向くにはちょっと微妙な式典などに出席したりしてますが、

「ひとつの夫婦」として見ると、筆者には安倍晋三さんが、ひとりの夫として、妻である昭恵さんを懸命に守ろうとしているように見えるんです。

 

安倍晋三さんは、江戸時代に庄屋を務めた地元の名家「安倍家」に生まれ、明治以降は代々政治家を輩出する、典型的な政治家一族の出自です。

一方、安倍昭恵さんは、旧姓は「松崎」。森永製菓の創業家、森永家と繋がりの深い家系の出身だそうです。

 

第一次安倍内閣のときの様子を見ても、安倍晋三さんと昭恵さんご夫妻は、とても仲睦まじいご夫婦だなというのが、見て取れました。

 

しかし、ご夫妻から、お子さんの話は聞いたことがありません。

ちょっと調べたところ、ご夫妻の間にお子さんはいらっしゃらないとか。

名門政治家一族の嫁として、跡取りを産むことは最大最重要のミッションとみなされていたことは、想像に難くありません。義父や義母はもちろんのこと、親族一同や地元の後援者からも無言のプレッシャーをかけられたことでしょう。

昭恵さんご自身が、インタビューで「不妊治療を試みたり、養子縁組も検討した」と応えたのを、BBCが報道したとのことです。

 

今でこそ、「不妊治療は妻だけに問題があるのではなく、夫側に問題があるケースも少なくない」との認識が拡がっていますが、

安倍夫妻が結婚した当時(1987年6月)を考えると、口さがない人たちから、

「跡取りも産めない嫁なんて……」とか

「晋三さんの嫁は石女(うまずめ=子を生めない女の意。不妊の原因を女性側にのみ押しつけた、差別的な語。)か」

などと言われたことも多かったと思います。

 

「結婚したら子供を産み育てるのが普通」という旧態依然とした価値観に、どれほどの女性や夫婦が苦しめられて、涙してきたことか……。

 

安倍晋三さんは、これまでも夫として、両親や親戚一同、後援者から無言のプレッシャーを受ける昭恵さんを守ってきたんだと思います。でなければ、とうに離婚して別の女性と再婚して子供をもうけているんじゃないでしょうか。非情ですけど、名門一族なんてどれも似たようなものですからね。

 

施策の是非はともかく、教育問題に熱心なのも、ご夫妻の間にお子さんがいらっしゃらないことの裏返しなのかも知れません。

 

昭恵さんが、教育関係などの名誉職を数多く引き受けているのは、自分には子供を授からなかったから、せめて自分から子供たちに接する機会を多く持つようにしたい、という思いの現れなのかも知れません。

 

森友系列の幼稚園に招かれたときの昭恵さんの涙には、子を成せない女性として、普段は決して表に出せない悲しみが感動という言葉で思いがけず零れ落ちたように、筆者には見えました。

 

30年以上、連れ添っている安倍夫妻には、いろいろなことがあったと思います。そんな中で、まるで借り腹のように扱われる昭恵さんの傷付く様子も、見てきたことでしょう。

 

国会で答弁する安倍晋三さんの姿勢には「もうこれ以上、妻を追い詰めるようなことはさせない。森友問題には後ろ暗いことは何もない。絶対に守る」という強い意志を感じます。

 

 

念のため、言わせてもらいますが、筆者には特定支持政党はありません。

現在の安倍内閣の政策が、全て正しいとも思ってません。

 

安倍夫妻の立場は、内閣総理大臣とファーストレディという決して無視できないものです。それは充分理解してるつもりです。

 

しかし、野党議員や与党内からも「昭恵夫人を証人喚問に!」と声高に叫ばれる様子を見ていると、「ただの集団女性いじめがしたいだけ」のように見えるんですよ。

また、叫んでる議員の中には女性議員もいる、というのが、なんともおぞましい構図です。

 

益体のない不毛なことに時間をかけるのは程々にして、山積みな事案に早く取りかかってほしいものです。