DVD【アニメ『抱かれたい男1位に脅されています。1』消化不良を昇華できるか?】BL考察番外編 | 越中屋TAIJI(葛城 亮)’S LIBRARY

越中屋TAIJI(葛城 亮)’S LIBRARY

大人の書斎(=LIBRARY )です。何時でも開かれております。
PN : 葛城 亮
BL(ボーイズラブ)愛好家なので、そんな話もポツポツ出てきます。
ちょっと悪筆な喜多由布(きた ゆう)さんが居候してます。

 

 

この記事はBL(ボーイズラブ)に関して、いちBL愛好家の個人的考察または感想であり、特定の団体や個人、出版社、作品、作者に対しての誹謗中傷を意図するものではありません。


ただ、ここ数年BLに限らず2010年の「『東京都青少年の健全な育成に関する条例(以下「都条例」という。)』の一部改正の問題」及び、その後毎年行われる「都条例の一部改正」並びに例月の「都条例による不健全図書類の指定」の告示など「表現の自由」をめぐる問題がポツポツと取り上げられるようになり、
BL愛好家のひとりとして、いろいろ考えさせられる機会が増えてきたように思うのです。


以下、BLが苦手な方やお子様は閲覧をご遠慮くださるよう、お願いいたします。

 

 

 

 

□■□■□■□■□■□

 

 

 

 

昨年11月末発売のパッケージなので今さら感は拭えないんですが、やっぱり言うべきこと……っていうか今後も「BLアニメ」が製作されていくなら「言いたいことは言っておこう」と思った次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論!「うーーーん…… (;-ω-)……」って感じです。

 

 

個人的に、購入店舗特典とかにはあまり興味がないので、あくまで『DVD完全生産限定版特典』のパッケージについて話をしたいと思います。

出来るだけ特典内容についてのネタバレにならないよう気を付けて書きますが、「ぜーーーったいにネタバレは許せない!!」という方は、今すぐブラウザバックしてくださるよう、お願いいたします。

 

 

 

 

昨年の夏クールアニメくらいからだと思うんですが、円盤(Blu-ray&DVD)1パッケージ当たり収録話数が3話~6話で「BOX」として販売するケースが増えてきました。

 

これを念頭に考えると、収録話数は「hag1(第1話)」のみ、特典として、

 

□イベントチケット優先販売申込券(昼の部・夜の部)

□原作者・桜日梯子描き下ろし1P漫画

□キャラクターデザイン・芝 美奈子描き下ろしジャケット

□オリジナルドラマCD VOL.1

□オリジナルドラマCD VOL.1 延長戦 シークレットコード

□音声特典:hag1オーディオコメンタリー[出演=小野友樹・高橋広樹]

□12Pブックレット  □映像特典:hag2 web予告

 

で、¥3,800+税

 

……って、どう思われますか?

 

営業販売の立場で考えると「まず、取り敢えず手に取ってもらえる価格設定に。BLだけど、ストーリーは面白いし、アニメーションとしてのクオリティには自信持ってるから」ってところかな、と思いました。

 

まあ「それ」は、わからないでもない……ないけれど、

 

お得感がウッスい!!!

 

「オリジナルドラマCD VOL.1」と

「オリジナルドラマCD VOL.1 延長戦 シークレットコード」

 

この2つに関しては、

 

「う~ん、コレジャナイ……!!」

 

としか言いようがありませんでした。

 

念のため断っておきますが、演者さんの芝居がどうこうって訳じゃなくて、この特典を企画・ディレクションした製作スタッフに対しての言葉です。

 

以前の記事にも書きましたが、アニメ『だかいち』の放送枠は、金曜日深夜24時(土曜日0時)でした。深夜枠のゴールデンタイムと言っていいでしょう。

この時間帯に「BLアニメ」を持ってくるのは、かなりのチャレンジだったと思います。

 

必然的に男性同士の恋愛表現、特に「ラブシーン」については、原作どおりに出来ないだろうと思っていました。

その辺の消化不良を回収するための「特典ドラマCD&シークレットコード」なんだろうなと期待したんですが……ね。

 

余計に消化不良感が増しました。こんなんで「昇華」できんわ!!

 

誤解を恐れずに言わせてもらうとですね、

「BLアニメ」でドキドキキュンキュンは当たり前、

 

エロスがあってなんぼでしょ!

 

むしろ「エロスを避けて通っちゃダメでしょ!」と言いたい。

 

原作にエロスなラブシーンがないんなら別に構いませんけど、桜日梯子先生の (若干品のない) 絵では「くんずほぐれつ」してる訳ですから、限界ギリギリまで攻めてほしい……というのが正直なところです。

 

オーディオコメンタリーによると「逃げたくない」から「精一杯攻める」姿勢だったそうで、ならば製作側の思いと、いち視聴者である筆者の思いに、残念ながら乖離(かいり)があったとしか言いようがありません。

 

やっぱり時間帯を考えれば期待し過ぎちゃいけなかったんですね……。

 

今のコンプライアンス(法令遵守)って、そんなにガチガチなのかなあ (;´・ω・)ウーン・・・

 

 

 

と、まあ「BLアニメ」におけるエロスの表現はとりあえず置いといて、

 

 

アニメーションとしては、クオリティの高い作品であることは間違いないと言っていいと思います。

美術、背景は誤魔化さず丁寧に描きこんでいますし、キャラクターとも調和していて、とにかく「きれいな画面」です。

「恋愛コメディもの」として充分に楽しめます。

 

「続きが見たくなる中毒性」があるかどうか……は人によりけりでしょう。

 

封入リーフレットでWebアンケートがあったので、上記のことも触れつつ回答投稿しました。

 

 

 

本当ね、00年代のOVAの「BLアニメ」とか2008年の「純情ロマンチカ」の「エゴイスト編(野分×弘樹)」をしっかり見ているせいか、いまいちスッキリしない筆者です。

 

もし、第2期があるなら、放送時間帯が深~くなってもいいので、もっと踏み込んだラブシーンを……と、切に願います。

 

 

そして、うわさの「ハチミツ回」の第2話については、これもちょっと「思うこと」があるので、また後日にでもお付き合いくださいませ(^_^)