その二
のほうが
一般読者に向けて
書かれているのかしら?
と思いました
ので、
その一
を
読まずに
いきなり
その二
を
読み、
しかも
キルケゴール
の
著作を何も読まずに
いきなり
読んだ
のは
無謀でした。
この本を
手に取った
時は
それが
無謀なことだ
と
なぜか
まったく
思わなかった
のですよね。
実際、
論じられている(?)
ことは
一ミリも理解できなかった
のですが、
とても
面白い本だなぁ
と思いました。
私の感想
は
こんなに
甘えん坊な(迷惑な)人
が
歴史上にはいるのだから、
少々
甘えたり
迷惑をかけたり
してもいいかぁ
と
気持ちが楽になった
という
ものです。
ただ、
やっぱり
根は真剣である
ということは
大事なんだろうなぁ
と。
私は
子育て中
ですが、
子どもと接する中で
自分だって
周りに甘えてもいいのだ
世間って結構温かいものだ
と思うようになりました。
それは
おそらく、
真剣な自分
を
どこか
滑稽なもの
と
とらえている
ようなところがあるから
だろうなぁ
と思います。
そういう
自分を
余裕のある良き大人たち
は
しょうがないなぁ
と
思って見守ってくれるのだろう
と思えるからです。
そういうことを
改めて
しみじみ
感じることができた
一冊でした。
お弁当では
子育てに奮闘する
自分を
比喩的に表現したり
もして
楽しんでいます
キルケゴール
には
子どもはいなかった
ようですが、
子どもを
生み
育てる
というのは
子どもが
幸せに
健康に
生き、
そして
幸せな最期を遂げるだろうか
と
不安を抱えることであり、
その不安
と
向き合い、
抗いながら
生きていかなければ
ならないことであり、
しかも、
先に死なれるのは
悲しいですし、
自分より長生きすれば、
不安を抱えたまま
答えを得られないまま
死んでいかなければならない
ので、
自分の子どもが可愛い
人ほど
子育て
というのは
絶望的なものになるなぁ
と個人的には思います。
特に、
自分に
肉体の刺
が
刺さっている
(と思っている)
場合は
それは
想像を絶するほど
過酷なものです。
と、
私は思いますので、
キルケゴール
は
家庭を持ち、
子どもも可愛い
人を
自己欺瞞に満ちた
程度の低い絶望しか知らない人
と思って
ケッと
思っていたところがある
ようですが、
彼が
もし
結婚して
家庭を持ち、
子育てをする
という
人生に
挑戦していたなら、
どんな
生き方をしたのだろう?
と思い、
ぜひ
チャレンジしてほしかったなぁ
と思った
一冊でもありました。