2024年、DeNAの優勝に必要なこととは? | もも九のブログ

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2023年は広島、巨人を含めて3球団でのAクラス争いの末に2位を広島に譲って3位でシーズンを終えたDeNA。迎えた24年は今永とバウアーの退団が濃厚。あくまで優勝を狙うDeNAに必要とされることは何なのかを考える。

 

◆投手

2023年のキーマンは東と平良だった。2人とも近年はあまり機能していなかったが、実力は折り紙付き。東は最多勝のタイトルを獲得するなど、正直なところ予想以上の活躍を見せた。一方で平良は11試合の先発で4勝止まり。今シーズンこそ平良に年間を通しての活躍を期待したい。先発ローテーションは今永、バウアーを退団想定とすると東、平良、石田、大貫までの4人が確定でいいだろう。濱口は好不調の差がありすぎて使いにくい。他の選手に失礼なピッチングが目立つうちは先発は任せたくない気持ちが強い。ビハインドでのロングリリーフ要員が適役に思う。

昨季のDeNAは前述の7人と退団したガゼルマンが10試合以上に先発。この8人の先発が143試合のうち138試合を占めていた。

 

では、今季は先発の残り2枠を誰に任せるのか。個人的に期待したい選手は3人いる。1人目は上茶谷。昨季のリリーフとしての奮闘ぶりが光ったが本人は先発を希望しており、昨季クラスの安定感を先発で見せてもらえると助かる。2人目は小園。ドラ1右腕が一軍デビューをしないまま高卒3年目を迎えた。ここまではプロのレベルを実感しつつ手応えも感じているように思う。シーズン5勝できれば上出来なレベルだが、一軍マウンドの経験を重ねさせる価値はあるだろう。3人目は育成出身の宮城。高卒5年目の昨季は一軍デビューを果たした。二軍では先発と救援で十分な結果を残しているだけに、先発ローテーションの一翼を任せてみたいところだ。元オリックスの新戦力・中川を起用するのも面白いかもしれない。

 

救援陣は先発陣に比べると層が厚い。昨季はウェンデルケンと森原が大奮闘。伊勢と入江も計算できる。成長株の石川も守護神候補として名前を挙げたい。新加入の森唯斗もブルペン陣を支えてほしい。加えて山崎と三嶋がどこまで本来の投球を取り戻せるか。あくまで2人は+αとして計算するべきだろう。

 

◆捕手

他球団と比べると充実していると言っていいだろう。昨季は山本が課題としていたバッティングで急成長。大きな戦力と化した。二軍ではドラフト1位入団の松尾が高卒1年目ながら好成績を収めている。仮に2人が壁にぶつかったとしても、伊藤と戸柱がいるのは心強い。が、是非とも若手を積極的に使ってもらいたい。

 

◆内野

一塁・佐野、二塁・牧、三塁・宮崎が基本戦だろう。オースティンの状態次第で佐野の起用は変わってきそうだ。遊撃は昨季の感じからすると林、京田、大和の争いになるが、期待値が高いのはシーズン終盤で成長を示した林か。柴田は今季もバックアップ要員として控えることになるだろう。ここで気になるのは森の存在だ。監督と林と京田を使いたそうだし、大和には右打者という希少価値がある。昨季同様に森の出番が限られるようなら、個人的には外野転向に踏み切るべきと考える。俊足強肩という森の持ち味は外野でも生きる。もちろんショートでレギュラーを張る森が見たかった。しかし、球団はそういう育て方をしていない。少なくとも外野も守れればチームのプラスになるはずだ。

 

◆外野

近年ポジション争いしているのは桑原、関根、楠本、大田、神里、(佐野)といった面々。ここで気になるのはキャラ被り問題である。思いきりの良さが魅力の右打者である桑原と大田はともに足も遅くないが盗塁を苦手としている。堅実なプレーが苦手なのも欠点だ。関根、楠本、神里の左打者陣は完全にセンス型。調子の波が激しく、感覚が狂うと全く打てなくなる。この3人は好調時のバッティングは素晴らしいものの長打力はそれほどなく、かといって盗塁を得意としているわけでもない。1人1人を責める気はないが、正直みんな個性が弱い。ずっとぬるい。これを打破してくれる可能性を秘めているのが梶原と森、そして勝又、村川である。森は内野手だが前述のように起用の幅を広げるべきだろう。梶原は昨季一軍で結果が出始めたと思ったら故障してしまった。二軍成績は73試合の出場で打率.338、7本塁打、15盗塁。梶原も森も左打者のライバルたちとはタイプは被ってしまうのだが、若さを武器にできれば足で存在感を示してほしい。足に特化している選手としてわすれてはならないのが村川だ。昨季は二軍でリーグ最多の29盗塁を決めている。打撃面でも成長見せた。まだ育成選手だがすぐにでも支配下登録してほしい。現状で代走の切り札となっている神里は、昨シーズン1個も盗塁を決められなかった。相手にとって出てくると嫌な代走要員がいないのは致命的。チームに根本的な走塁意識の低さを感じる。村川が一軍でどこまで通用するかは未知数だが、使ってみる姿勢がDeNAには必要だ。同様に是非ともチャンスをあげてほしいのが勝又。野手に転向して3年目のシーズンを迎える。この2年間、二軍では存在感を示していた。昨季オフにようやく支配下登録されたが、何故このタイミング?という印象を受けた。一軍にいる選手の層が厚いなら仕方ないが、ふがいない数字の選手が一軍に並んでいることも少なくなかったはずだ。今季は代打なら勝又、代走なら村川を積極的に使ってもらいたい。

もちろんオースティンとドラ1ルーキー・度会にも期待がかかる。

 

◆総括(要望)

・小園と宮城を一軍で先発起用。

・捕手は山本と松尾で勝負。

・遊撃は林に期待。

・森は外野にも挑戦。

・勝又と村川を積極的に起用。

・オースティン頼む

 

以上。