2023年12月26日に開催されたツアーファイナルのBIGCAT公演。
メドレーも駆使して23曲に及ぶセットリストで会場を熱狂させた。
(↓ツイッターより拝借)
大成功で幕を閉じたワンマンライブの陰でセトリに入りきらなかった楽曲たちがある。
その1つがイエハピでトップクラスのパワーを誇る「カンパイソング」。ここぞのライブで数々のホームランを記録してきたが、年末のBIGCATで出番は巡ってこなかった。もっとも、女子箱に強い印象もあり、29日の女子箱年末SPに備えていた可能性も否めない。(実際にセトリ入りしていた)
ダーリン、カンパイソングとともにイエハピの独立後を支えてきた「理想的なラブソング」もセトリ漏れ。ダーリンに次ぐコラボ定番曲「TOMONIODORE!」までセトリから外れた。
また、2016年の独立より前に発表された曲は今ワンマンで1曲も披露されていない。かつての代表曲だった「相逢傘」や「アニバーサリー」、根強い人気を誇る初期曲「Ne!」や「ひこうき雲」、バンドアレンジで脚光を浴びた「磁石」といった面々が影を潜めたのだ。
2011年12月のステージデビューから12年、気付けば持ち曲は60曲以上になっている。寂しさもあるが独立前の曲がセトリから漏れるのは必然的と言える。このワンマンでは2023年にイクローさんが手掛けた数々の楽曲やスラッシュ琴江が手掛けた最新曲「mellow you」が主役級の存在感を示した。その分、「断トツ年上」(イクローさん提供曲)や「ポラロイド」(スラッシュ琴江提供曲)などの人気曲を入れられなかったのはあるだろう。
[START LINE]を掲げたツアーだからこそ今のイエハピを前面に押し出したいという気持ちもあったかもしれない。最近レア曲になりつつあるからこそセトリ入りが期待された「RECALL」や「キミの声と虹」も選出されなかった。冬曲のイメージがある「Candy boy」やBIGCAT映えしそうな「月が照らすように」も。ここらへんの楽曲の共通点は、この1年に限ると楽曲提供者との接点が薄かったことが挙げられる。
有力候補でありながら歌われなかったのは「だから笑っていて」だ。表題曲ではないものの2023年は短冊CDの収録曲としてリリースされ、ライブで披露される機会も多かったが構成的にBIGCATセトリに組み込むのは難しそうだった。とはいえ、”まだまだじゃない?これからね”という歌詞は今ツアーにぴったりなワードでもあり、時間に限りあるのが悔やまれる。
他には「never mind」や「Enjoy!」もセトリから外れているのだが、最後に触れておきたいのがイエハピの切り札とも言える「シューマイギョーザ」である。念願のクマガイタツロウさん提供曲だ。2020年12月のBIGCAT公演で大々的にそのプロジェクトの始動が発表された。それが形になり表に出たのは2022年。イエハピのBIGCAT公演は今回が2020年、21年に続き2年ぶり3度目になる。つまりシューマイギョーザ解禁後では初のBIGCATだった。この舞台で披露されれば、エモさを感じる人も少なくなかったかと思う。
もちろんセトリに選ばなかったことを批判しているわけではない。
さて本題に入ろう。
最近のイエハピワンマン後に必ずと言っていいほど感じる「あの曲もあの曲もやってないなぁ」という思いから「今回セトリから外れた曲だけでも十分にBIGCATを成功させられるぞ」となり、セトリ構成はそのままに全曲を総入れ替えを敢行した。
※[Jr.]イエハピJr. [バ]イエハピバンド [メ]メドレー
独立後の曲を優先的に選出したが、「Enjoy!」や「恋の方程式」が”それでもセトリ漏れ”となってしまったことに驚いた。良い曲が増えていくってこういうことなんだなぁ、と実感。おそらく1年後には70曲くらいに増えてるだろう。2024年はどんな曲が増えていくのか。これからも楽曲たちのバースデイをイエハピとともに迎え、成長を見届けていきたい。