本日は6-1Dayです・・・・第3弾として、陸上自衛隊61式戦車です。
言わずと知れた、戦後国産戦車第1号ですね・・・・・。
1962年より納入が進められた61式戦車は、1973年まで計560両が製造されました。
主砲には52口径90mmライフル砲を搭載し、主砲同軸機銃に7.62mm機関銃、砲塔
上面の銃搭にリモコン式12.7mm重機関銃M2を各一挺装備しています。
また、この主砲弾はアメリカ軍の90ミリ戦車砲（M46・M47・M48戦車、M36駆逐戦車
等）と使用弾薬に互換性がある設計になっていました。
エンジンは空冷V12ディーゼル570馬力で最高速度は45km/hを誇りました。
車体は鋳造砲塔と鋼板溶接車体の組み合わせで、避弾径始を考慮した車体前面
は60度傾斜し、砲塔はソ連製T-55やアメリカ製M48に似たお椀形です。
サスペンションは第二次世界大戦後の各国戦車の主流となっていたトーションバー
方式を採用していました。
操縦席は国内向けの日本車同様右ハンドルになっていました。アメリカ軍から供与
されたM24軽戦車やM41軽戦車に比べて操縦が難しく、乗員から「世界一操縦が
難しい戦車」とも評されました。
現在は完全に引退していますが、間近で実物を見ると、やはり迫力がありますね。
上写真は、玖珠駐屯地でM4シャーマン戦車、M24チャーフィー軽戦車と共に展示
される61式戦車です。独特の迷彩が渋くてカッコイイです！
こちらは、佐賀・目達原駐屯地の展示車両です。